もりつちの徒然なるままに

ウォーゲームの話や旅の話、山登り、B級グルメなどの記事を書いていきます。 自作のウォーゲームも取り扱っています。

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CMJ108「ノモンハン1939」をプレイする 「ノモンハン1939」(以下、本作)は、あのノモンハン事件を再現するシミュレーションゲームだ。システムは「ドイツ装甲軍団」のものを用いている。つまり移動・戦闘の繰り返し(日本軍は「戦闘」「移動」というパターンも可能だった。忘れていた)。オーバーラン、補給ポイント、モラルなどのルールが加わる。
マップはハーフサイズ。カウンターは80個。1Turnは実際の数日(Turn毎に日数が異なる)、1Hexは1~2kmぐらい?、1ユニットは大隊~旅団に相当する。

今回、本作をVASSALによるソロプレイで試してみた。以下はその記録である。なお選択ルール等は全て非採用とした。

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1Turn

本作では、戦線が2つに分かれている。ハルハ川の西岸と東岸だ。史実ではハルハ川西岸の日本軍は早々に撃破されてしまい、戦場は東岸部に移ったが、本作では仮想設定によってハルハ川西岸に日本軍有力部隊が存在することになっている。それが小林支隊だ。またハルハ川東岸地区には安岡支隊が展開している。

その安岡支隊。序盤に戦車を中心とする部隊で752高地に対してオーバーラン攻撃を仕掛けた。しかし出目は最悪の"1"。結果はEXでまんまと戦線突破のチャンスを逸しした。それでも彼らが啓開した突破口を抜けた歩兵2個大隊がソ連軍装甲車部隊を包囲攻撃し、これを殲滅した(でもEXだよー)。
ソ連軍はハルハ川西岸にはスタックによる強固な防衛ラインを構築する一方、ハルハ川東岸は戦線を後退させて日本軍によるオーバーランの圏外に逃げる。

ターン終了時のモラル値、日本=23、ソ連=26

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2Turn

日本軍はハルハ川東岸の安岡支隊がなおも攻撃を加える。しかし相変わらず出目が悪い。4-1攻撃でEXを出してしまい、またもやステップロス。これで安岡支隊に所属する歩兵大隊は全てステップロスしてしまう。安岡支隊の攻撃力は早くも破断界を迎えたか・・・。

ハルハ川西岸では小林支隊がオーバーラン攻撃を仕掛けるが、比率が1-1程度ではソ連軍の頑強な防衛ラインを抜けない。徒に損害(モラル低下)を重ねる。

ソ連軍は早くもこのTurnに強力な戦車旅団2個を投入してきた。そのうちの1個、第6戦車旅団はハルハ川西岸で小林支隊の歩兵スタックに対してオーバーラン攻撃を仕掛ける。戦闘比1-2という不利な比率であったが、結果は見事に"DR"で、小林支隊の前進を少しだけ押し返した。

ターン終了時のモラル値、日本=22、ソ連=23
ソ連軍は死守を多用したことにより、モラルを多く失ってしまった。

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3Turn

ハルハ川東岸の安岡支隊は攻撃を中止してホルステイ湖付近の高地帯まで後退した。この一帯で増援部隊を待って防衛ラインを構築する。

ハルハ川西岸の小林支隊はオーバーランと通常攻撃でなおも南へ向けて前進を図る。オーバーランは失敗に終わったが、戦闘比4-1による通常攻撃は"DD"の結果を出して成功。ソ連軍の死守宣言によってソ連軍は1部隊を失った。

ソ連軍はSP不足のため敢えて攻撃を実施せず、戦車によるオーバーラン攻撃もこのTurnは封印した。

ターン終了時のモラル値、日本=21、ソ連=23

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4Turn

ハルハ川西岸の小林支隊は最後の力を振り絞って攻撃を仕掛けた。今回はダイス目が良く、ソ連軍1個スタックが"DD"の結果を得て後退しつつ混乱。ソ連軍の背後を伺うチャンスを得た。しかしスタックでガッチリ固めるソ連軍の戦線は頑強で、日本軍は遂にソ連側戦線を突破できなかった。

ソ連軍はこのTurn、初めてSPを蓄積。それにより通常攻撃を仕掛けた。狙ったのは日本軍小林支隊の歩兵大隊。5-1の戦闘比で結果はDE。日本軍はステップロスを強いられたが、なおも現地点に踏みとどまる。

ターン終了時のモラル値、日本=19、ソ連=22

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5Turn

日本軍は最早限定的な攻勢によってソ連軍に出血を強いるぐらいしか作戦はない。一方ソ連軍は豊富な補給物資に物を言わせてハルハ川の両岸で猛烈な攻勢を仕掛けてきた。日本軍は時には土地を犠牲し、時には死守命令によって、ソ連軍の猛攻を凌いでいたが、そろそろ破断界に達しようとしていた。それは次のモラル値を見ればよくわかるだろう。

ターン終了時のモラル値、日本=15、ソ連=21

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6Turn

日本軍にとって待望の増援部隊が登場した。第23師団の主力である。彼らはハルハ川東岸に展開し、安岡支隊を援護する形で布陣した。それを見たハルハ川東岸のソ連軍は、攻勢態勢を解いて防御の布陣を敷く。今やソ連軍は勝っているので、無理をする必要は全くないからだ。

一方ハルハ川西岸ではソ連軍の猛攻が続いている。低比率のオーバーラン攻撃が悉く成功して戦線に穴が空き(日本軍に最早「死守」を命じるだけのモラル値に余裕はない)、そこを突いたソ連軍が突出してくる。敵中に孤立した日本軍歩兵スタックがソ連軍の包囲攻撃を受けて後退路を断たれて壊滅。このTurnだけで日本軍の歩兵、自動車化歩兵、合わせて3個大隊が昇天した。

ターン終了時のモラル値、日本=3、ソ連=22

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7Turn

日本軍に最早勝ち目がない。最後の活路を見出したい日本軍は、増援部隊を得たハルハ川東岸でオーバーランによる包囲戦を仕掛けていく。しかし結果は無情にも2回連続の"AS"。モラルが崩壊している日本軍はいずれもモラルチェックに失敗。さらに最後の3-1攻撃でもソ連軍の「死守」によって結果は"EX"。この時点で日本軍のモラルはゼロになった。
最後はハルハ川西岸で小林支隊の2個自動車化歩兵大隊を包囲下に置いたソ連軍。小林支隊は事実上壊滅状態に。こうしてノモンハン事件は史実通り(あるいは史実以上の)ソ連軍の勝利となった。

ターン終了時のモラル値、日本=0、ソ連=20

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感想

ルールは比較的シンプルでクセのあるルールはない。日本軍が「移動・戦闘」の代わりに「戦闘・移動」の順番を選択できるというのが特徴的なルールだが、今回は使用する場面はなかった。
今回はかなり一方的な展開になったが、序盤の日本軍の戦闘ダイスが悪すぎた。序盤でハルハ川東岸でソ連軍に痛打を与えることができれば、ソ連軍も同方面の戦線保持に苦労するだろう。日本軍としてはせめてホルステン川付近までは進めておきたいところだ。
小林支隊は、川又まで進めるか否かが鍵となりそう。川又付近の橋梁を日本軍が押さえれば、ソ連軍はハルハ川の東岸と西岸で部隊を融通できなくなる。そういった意味でハルハ川西岸を攻めた関東軍の戦略は、(あくまでも純軍事的な観点では)正解だったと言えよう。

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プレイする際の注意点として、オーバーランが有効だということ。特に低比率による敵のオーバーランには要注意だ。オーバーラン失敗のリスクが事実上モラルチェックだけで、逆にオーバーランに成功すると敵の戦線に大穴を空ける可能性がある。オーバーランの脅威に対抗するには「死守」命令が有効だが、「死守」命令を行うと自動的にモラルが1段階低下する。結局の所、オーバーランは「ローリスクハイリターン」なので「やりたい放題」である。それが悪いという訳ではなく、そういうゲームだと割り切ってプレイする必要がある。(小兵力ながらも夜襲切込みでソ連軍を悩ませる日本軍、という構図を表現したかったのかも・・・)。

ゲームとしてみた場合、シンプルなルールでマイナーな戦い(ノモンハン事件は名前こそ良く知られているが、戦いの実相はあまり知られていない)を上手くゲーム化したと感じる。最初のプレイでは少し戸惑うが、2~3回プレイすれば感覚をつかめる。一度ゲームの感覚を掴めると、あとはサクサクとプレイできる。プレイ時間は2~3時間ぐらいだろうか?。慣れれば2時間を割るかもしれない。

余談だが、本作をプレイしていると、似たようなシステムで日露戦争の奉天会戦がゲーム化できるのではないかと思えてきた。誰か作ってくれないかな。奉天会戦はまだ決定版がないことだし・・・。

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200830_米空母戦術

World War II US Fast Carrier Task Force Tactics 1943-45

Brian Lane Herder Osprey Publishing

オスプレイのシリーズで、1943年以降の米高速空母部隊の戦術について記載した著作である。オスプレイの他の作品と同じくボリュームは少なく英語も平易なので読みやすい。内容は、艦隊や航空部隊の編制、戦術思想の発展、航空作戦の進め方、艦隊防空、航空索敵、ダメージコントロール等、手際よくまとめられている。内容は常識的なものだが、中には日本ではあまり知られていない米空母のドクトリンに関する記述も含まれており、そういった点からも興味深かった。

お奨め度★★★★

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10月の北アルプスは紅葉で美しい。そんなこんなで北アルプス南部のいわゆる「槍・穂高」で紅葉を見に行きました。

前回までの経過は --> こちら

3日目は最終日。紅葉の名所で有名な涸沢カールへ上がってみます。
出発は06:00。天候は曇り。昨日のような快晴ではありません。まあ天候の回復に期待しましょう。
横尾大橋を渡って西へ向かいます。昨日同様、最初は平坦な道が続きます。ただし昨日と違って登山者の数が格段に多い。他の登山者がいると歩くペースをつかみ辛いので思いのほか疲れます。特に後ろにピタリと追尾されると、休憩するのもままならない。私的には、追尾されたらサッサと道を譲るようにしていますが、こうも登山者が多いと・・・。

最初の休憩ポイントである本谷橋に着いたのは07:00頃。所要時間は丁度1時間ぐらいでした。本谷橋周辺には既に数多くの登山者いました。

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本谷橋からは本格的な急登になります。先ほど同様に登山者が多いので、全体のペースに合わせて進むしかありません。途中休憩もままならないので、とにかく我慢して歩くだけ。それでもしばらく進むと前方に目指す涸沢カールが見えてきました。

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涸沢カールに着いたのは08:50。所要時間は2:50です(標準コースタイムは3:00)。残念ながら天候は曇ったまま。青空は見えていません。紅葉についてもベスト状態ではなく、7分ぐらいの状態ではないかと思います。

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40分ぐらいブラブラした後、下山開始。帰りの登山路は往路にも増して大渋滞。下りはまだしも、登りは本当に渋滞していました。しかも狭い登山路の真ん中で「気分が悪い」という遭難者が蹲っていて、そこがまた渋滞の発生源になっている(ちなみに遭難者は高齢女性で、連れの高齢男性が逆ギレしておりました)。いやー、秋の穂高連峰、恐るべし。

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本沢から横尾に戻ったのは12:20頃。所要時間は2:50(標準コースタイムは2:00)。やはり渋滞の影響が出たのかも。

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横尾からは徳沢、明神と歩いていきます。歩いている途中には色々とあったのですが、ここで書き留めておくようなことはありません。とにかく長かった。

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上高地に戻ったのは15時頃。バス停は混んでいましたが、何とか1本目のバスに乗れました。

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沢渡に戻り荷物を整理。車に戻って今日の宿に向かいます。時間的には十分に帰宅可能な時間帯でしたが、折角なので乗鞍高原の温泉旅館に泊まってゆっくりすることにしました。不自由な山の生活から一転して下界での贅沢。このギャップが心地よいです。

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という訳で3日間に及ぶ山旅が終わりました。歩行距離約66km、約9.6万歩の山歩きでした。ピークは1つも取れませんでしたが、秋の北アルプスを満喫できて大満足です。

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Panzer Leader(以下、本作)は、米国Avalon Hill社(The Avalon Hill Game Co)が1974年に発表したシミュレーションゲームである。テーマは1944~45年の欧州西部戦線における戦術戦闘である。1Turnは実際の6分間に相当し、1Hexは250m、1ユニットは1個小隊に相当する。
今から約半世紀前の古いゲームであり、システムは比較的シンプル。両軍とも射撃、移動の順でプレイヤーターンを繰り返すシステム。射撃が移動の前に実施されるが、射撃を実施したユニットは原則として移動できない。従って防御側は通常敵よりも先に発砲できるものの、その場に留まっていれば生き残った敵から痛烈な反撃を食うことになる。

本作は東部戦線における戦術戦闘を扱ったPanzerBlitz(以下、PB)の姉妹編である。ただしPBよりも後発のため、いくつかの点でルールに改良が加えられている。まず制限付きであるが、臨機射撃が可能となった。PBでは臨機射撃ルールがなかったため、自身の移動中に敵から撃たれる心配がなかった。そのために物影から出てきて敵の目の前を横切った後、物影の向こうに姿を消す、という芸当が可能であった。しかし本作の場合、臨機射撃が可能なので、ノンビリ敵の目の前を横切っていると、敵から臨機射撃を浴びて酷い目に合う可能性が出てきた。

スポッティングに関するルールも変更になっている。PBでは市街地や森林などの障害地形にいる敵に対しては、そのヘクスに隣接しているユニットからしか見えない。本作でもその点は同じだが、森林や障害地形によるユニットが一度発砲すると、スポッティングマーカーがそのヘクスに置かれ、それ以降はどのヘクスに対する射撃が可能となる。従って本作では非力な偵察部隊を敵に接敵し、敵が発砲した所でスポッティングマーカーを載せて射撃を加える、という芸当が可能になっている。

その他、間接射撃、空爆、上陸作戦などのルールが用意されれおり、西部戦線における様々な戦術場面を再現できるようになっている。

今回、本作を対人戦でプレイすることになった。私にとっては正真正銘の初プレイとなる(PBはプレイ経験あり)。追加ルールの臨機射撃は採用したが、選択ルールは採用しなかった。

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S.17 セルの転回点

最初にプレイしたのは1944年12月25日におけるセルの戦い。米第2機甲師団とドイツ軍第2装甲師団の「第2対決」である。私はドイツ軍を担当した。

ドイツ軍の任務はセルに突入してくる米運を撃退すること。中央のマップに森があり、その間に道路が走っている。その森が戦場を南北に分けているので、南北それぞれで戦線が構築される。

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米軍は3つに分かれて全戦線で攻勢を仕掛けてきた。ドイツ軍は北部にパンター戦車を主力とする装甲部隊、中央の森林地帯には輸送車両と少数の歩兵、そしてそれを支援する自走砲などある。そして戦線南部には歩兵部隊を展開する。

ドイツ軍は防御側なので米軍の前進を待つのみ。対する米軍は徐々に前進してくるが、積極的に交戦せず、徐々に後退して時間を稼ぐ。

戦線右翼で米独の歩兵部隊同士が接触する。歩兵戦力で勝るドイツ軍が有利に戦いを進めているが、米軍も増援部隊を送り込んで攻勢を強める。

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結局3Turn頃までプレイしてみたが、両軍とも色々ミスをしたので、このシナリオはここでいったんお開きとした。

S.16 バストーニュ戦序章

次に選んだシナリオは、シナリオ16「BASTOGBE PRELUDE」。米第101空挺師団がバストーニュ東部で防衛線を構成し、それをドイツ軍戦車教導師団が攻撃するというシナリオである。両軍とも歩兵兵力が中心で、米軍にはM7プリースト自走砲が2ユニットとM5軽戦車が3ユニット、ドイツ軍はヘッツァー駆逐戦車と装甲車等数ユニットが機甲兵力の全てとなる。私は米軍を担当する。

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歩兵同士の白兵戦合戦になったが、ドイツ軍が押し切る形で勝利した。

S.18 バストーニュ戦包囲戦

次に選択したのはシナリオ18「BASTOGNE: SIEGE」。ドイツ軍戦車教導師団がバストーニュを守る米第101空挺師団に対して最後の総攻撃を敢行する。両軍とも機甲兵力を含む大規模な部隊が登場する。ドイツ軍の戦車は4号戦車とヘッツァー駆逐戦車。米軍はM10とM18ヘルキャット駆逐戦車を含む。またこのシナリオでは米軍に航空兵力(P-47サンダーボルト10機、L-5観測機1機)が登場する。私は独軍を担当した。

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このシナリオの勝利条件は独軍が米軍の戦線を突破して一番右端のマップに部隊を突入させることである。独軍は当初中央の森林地帯を歩兵で突破する作戦に出た。しかし米軍が装甲車の残骸で森林の道路を封鎖する「ダーティーな」戦術を実行。このゲーム、道路に残骸が3個残ると、その道路は使えなくなる。また車両は道路を使わず森林地帯を通過できない。かくして米軍は自軍装甲車の犠牲によって中央部の道路封鎖を達成する。うぐぐ・・・。

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ドイツ軍は攻撃目標を南のST.ATHANに変更する。その時、上空に米軍機が飛来した。4号戦車の車体に20mm4連装機関砲を搭載したヴィルベルヴィント対空自走砲が火を噴いた。1機のサンダーボルトが火を噴いて落ちていく。残った2機のサンダーボルトはヴィルベルヴィントを狙って急降下。ロケット弾の斉射を見舞ったが、出目は(米軍にとって)最悪の"6"。ヴィルベルヴィントは辛うじて生き残った。

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航空機による視認ルールには注意が必要である。我々が参照したHobby Japanの和訳ルールにはスッポリと抜け落ちているからだ。英文ルールで確認すると、航空機と地上部隊の視認は別として扱う、とある。つまり地上部隊が敵を「発見」しても、航空部隊が発見したことにはならないのだ(当時の貧弱な空地通信システムを考慮すれば納得できる話だ)。航空機同士で情報を共有することは可能である。また航空機が敵を発見するためには、平地の場合は30ヘクス以内なら自由、障害地形の場合は敵が射撃を行った場合に敵の10ヘクス以内にいる場合のみ、とある。要するに航空機が狙いたい敵が障害地形にいる場合には、その敵部隊の近くをマッタリと飛行し続けていなければならない。その間当然対空射撃の目標にはなってしまう。だから米軍としては最初に空爆で対空陣地を制圧した方が得策かもしれない。

ドイツ軍の機甲部隊はST.ATHANの市街地に向けて偵察用の装甲車を前進させた。ST.ATHANを守る米軍の砲火が装甲車に命中。装甲車は一撃で残骸と化す。しかし敵の発砲によって位置を掴んだドイツ軍は機甲部隊の全火力をSt.ATHANに集中した。4-1攻撃が見事に成功してST.ATHANの入り口を守っていた米軍守備隊は壊滅する。これによって突破口を得たドイツ軍は、バストーニュへ向けた突破が可能となった。

この時点で勝利を諦めた米軍の投了によって本シナリオは終了となった。

感想

かなり古いゲームなので、アラを探せばいつくも見つかるだろう。しかし好意的に見ると、様々な欠点があるにしても「現時点でも十分に遊べる好ゲーム」という印象を持った。また近年の同種作品に比べるとルールの軽さが圧倒的である。従って盤面一杯に広がるような大部隊を指揮していても、いわゆる「重さ」は殆ど感じない。むしろこのような大軍を縦横無尽に扱えるというのは、ウォーゲーマー冥利に尽きる。本作やPBが現時点でも数多くのファンの心を掴んでいる意味がわかったような気がした。

ちょっと議論になりそうなのはレーティング。確かに米軍が少々強い。特にシャーマン戦車の評価が高い。国防軍のパンターと76mmシャーマンがほぼ同性能と書けば、独軍ファンなら怒りを禁じ得ないかもしれない。本作の後に発表された国産の「装甲擲弾兵」が逆に極端に米英戦車を弱く設定しているのは、本作に対するアンチテーゼかもしれない。

いずれにしても本作は面白かったので、姉妹編のPBや「アラブ・イスラエル・ウォー」なんかもプレイしたいと思う今日この頃である。

M4 76mm

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10月の北アルプスは紅葉で美しい。そんなこんなで北アルプス南部のいわゆる「槍・穂高」で紅葉を見に行きました。

前回までの経過は --> こちら

2日目は槍沢へ行って紅葉を見たいと思っています。かつて私は何度か涸沢で紅葉を見たことはあるのですが、槍沢の紅葉は見たことがありません。まさに今回のメインテーマがこの槍沢の紅葉です。

横尾山荘を出発したのは早朝の06:15。横尾は北アルプス各地へ向かうターミナルになっていて、西へ向かうと涸沢から穂高岳方面、北へ向かうと槍ヶ岳、そして東へ向かうと蝶ヶ岳や常念岳へ通じています。今回は北へ向かう登山路を進むことにします。

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出発してからしばらくは緩やかな登斜面と平坦な道が続きます。しかもそれが1時間以上。左手には梓川が気持ちよく流れています。

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1時間20分ほど歩いて槍沢ロッジに到着。綺麗で気持ち良さそうな山小屋です。

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さらにそこから20分ほどで槍沢のキャンプ場に到着。ここから視界が開けて槍沢の景観が見えてきます。しかし残念ながらこの付近ではまだ紅葉は見えていません。

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槍沢のキャンプ場からも斜度の緩い登り斜面です。槍沢の登山路が急峻になるのは、大曲という地点を過ぎて正面に槍ヶ岳に連なる山々が見えてきた所からです。

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ここから斜面が急になり始めて左右の紅葉にも色がついてきます。

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急な斜面を1時間ほど登ったところが天狗原の分岐。槍ヶ岳の山頂はまだ先ですが、今回はここから左に折れて天狗原(別名:氷河公園)へ向かいます。

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天狗原の分岐から天狗原までは紅葉の綺麗なポイント。カメラを取り出して写真を撮ります。

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そして遂に待望の槍ヶ岳が姿を現しました。

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氷河公園に着いたのは10:30頃でした。所要時間は4時間15分。標準コースタイムは5時間です。氷河公園の周りは紅葉が綺麗でした。

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1時間ほど氷河公園でノンビリして、名残惜しいながらも下山を開始します。まずは槍沢を横切ってメインの登山路に戻ります。その間、写真撮影します。

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帰りは元来た道を戻ります。それにしても憎らしい程の青空。全く、こんな天気が何日も続けば良いのにね・・・。

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途中の槍沢ロッジではヘリの着陸時間にぶつかったので小屋の中に緊急退避する事態に。ヘリの写真を撮れなかったのが残念。

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横尾山荘に戻ったのは14:55。下りの所要時間は3:25です。ちなみに標準コースタイムは3:40でした。
今日は晴天に恵まれて気持ちのいい登山ができました。紅葉については評価が難しい。ベストの状態だともっと綺麗なのかな・・・?。

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明日は涸沢を歩きます。


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