「はなまる」で寿司を堪能した あと、レンタカーを駆って根室市内を散策してみました。根室市内といっても納沙布岬の端まで含んでいるので結構広いです。ちなみに私が根室市内に足を踏み入れたのは、18年ぶり。さらに東の納沙布岬に行ったのは多分四半世紀ぶりぐらいだと思います。

根室駅

日本最果ての駅です。最東端は1つ手前の東根室駅ですが、東の果ては間違いなくこの駅です。最果て感が半端ない。

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納沙布岬

根室市街からさらに東へ向かうと納沙布岬への平原地帯です。どこまでも続く大平原。しかも両サイドは海と正に最高の景観です。冷戦時代は旧ソ連軍が納沙布岬に上陸し、そこから根室、釧路経由で帯広方面に侵攻することを企図していました。今は平和なこのあたりも、冷戦時代は東西対立の接点でした。
ちなみに根室と言えば忘れてはいけない北方領土。市内や納沙布岬へ向かう道路には「返せ北方領土」といった看板が数多く目立ちます。しかし前回(20世紀末)に訪れた際に目にしたソ連兵を形どった過激な看板は姿を消し、ゆるキャラを描いた可愛い感じの看板がメインでした。

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根室市内から車で20分ほど走った所に納沙布岬があります。文字通り(不法占領されている北方領土を除けば)日本最東端の地です。海を挟んだ向こう側には歯舞群島や国後島が見えています。ちなみにオーロラタワーといって高い所から北方領土を見ることができるタワーもあるのですが、コロナ禍の影響なのか休館していました。

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ヲンネモトチャシ跡

アイヌの人たちが築いた城郭をチャシというそうです。根室半島にはその種の「チャシ」がたくさん残っているとのこと。その中でも一番原型がハッキリしているのが、このヲンネモトチャシ跡だそうです。
納沙布岬から車で約2kmほど走った所にあります。車だとほんの一瞬ですが、歩くとちょっときつそう。城跡といっても石垣も天守もなく、ただ小高い丘があるだけ。ちょっと拍子抜けする感じです。
目の前に広がる根室海峡。海には国籍不明の巡視船が浮かび、ここが日露国境の最前線であることを知らしてくれます。

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