210827_山と渓谷

山と渓谷2021年9月号

特集は「事例に学ぶ山岳遭難の教訓」。山での遭難確率は年間で凡そ4,000人に1人ぐらいだという。これだけを見ればそれほどリスクが高くはないが、それでも20年続ければ200人に1人ぐらいは遭難することになり、その中から10人に1~2人ぐらいは死亡することになる。決して安全ではない。私自身、幸いにして遭難の経験はないものの、遭難の一歩手前なら何度も経験している。ハインリヒの法則に従えば、遭難の一歩手前を30回経験する間に1度ぐらいは本当に遭難することになる。
本書では、実際に起こった様々な遭難事例を紹介し、遭難を避けるにはどうするのか。あるいは万一遭難した時に生還するためにはどうするのかについて、紹介している。また第2特集では、八ヶ岳山域の様々な山小屋と八ヶ岳の登山コースを紹介している。こういう特集を読むと、また八ヶ岳に登ってみたくなる。

お奨め度★★★