
歴史群像2021年8月号

特集はインド洋作戦。いわゆる南雲機動部隊によるセイロン島空襲を日英両方の視点から描いた内容になっている。面白かったのは参謀辻正信の生涯。辻正信といえば、「作戦の神様」として讃えられる一方、ノモンハンやガダルカナルでの敗北や様々な非人道的な事件を引き起こした張本人として厳しい評価もある等、毀誉褒貶の激しい人物だが、本書では最新の研究成果に基づいて辻の実像に迫っている。
他には源平合戦を軍事的な側面から描いた記事が面白かった。また金門島の戦いに関する記事もそれなりに興味深かったが・・・・・・。
お奨め度★★★
お奨め度★★★
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