Sticks and Stonesをプレイした 後、今回最後にプレイしたのは名作の誉れ高いTwilight Struggleです。
第2次世界大戦直後の1945年から冷戦構造崩壊の1989年までの東西両陣営の対決を描いた作品で、内容は陣取り合戦です。「日米安保条約」「ベルリン封鎖」「キューバ危機」「ケネディ暗殺」「チェルノブイリ事故」等、20世紀後半を揺るがした様々な事件がイベントカードで再現されており、時には合法的な方法で、時には非合法的な手段で、時には軍事力を使って、米ソ両陣営が自陣営の勢力拡大を図ることになります。私は米側を担当しました。

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トルーマン体制の我々は、まずは欧州と東アジアを重視して西欧ではイギリス、西ドイツ、フランスを支配し、東アジアでは韓国、日本、オーストラリアを軸として支配を固める。序盤に欧州とアジアの地域得点カードを持っていたので、有利なタイミングでそれを開示し、VPを有利に持っていく。その一方で中東は共産陣営の浸食されるがままになり、シリアとイラクが共産陣営の支配下となっていく。我々はイスラエルにテコ入れして中東での地歩を固めようとするが、中東戦争等があって上手く行かない。

中盤戦に入ると、これまで焦点の外だった中南米やアフリカ大陸で米ソの勢力争いが本格化してくる。特にアメリカの裏庭とも言うべきキューバに共産政権が誕生したことは、米国にとっては由々しき問題となった。米側はパナマ、ベネゼエラ、コスタリカ等で親米政権を樹立し、アルゼンチン、ブラジルにも勢力を広げていくが、ブラジルでは共産勢力によるクーデターで現政権が打倒され、共産主義政権が樹立されてしまう。

アフリカでは両陣営によるクーデター合戦。ザイールとアンゴラでは、共産主義者と軍部が繰り返しクーデターを起こし、時には急進左派勢力、その翌年には軍部による極右政権と、状況はめまぐるしく動いている。

その頃ヨーロッパでは米英仏を主体として北大西洋条約機構(NATO)が樹立。先の3ヵ国とスペイン、イタリア、ギリシアも加わり、地歩を固める。共産陣営は東ドイツを軸としてルーマニア、ハンガリー、ブルガリアを支配下に置く。そしてフランスの共産勢力にもテコ入れを行い、一度は共産勢力を主体とした政権交代が起こりかけたが、その後西側陣営の巻き返しにより再び穏健な保守政権が安定化する。

アジアでは北朝鮮の独裁者金日成が密かに南進を企て、それを支援すべく日本国内では猛烈な反米運動が巻き起こる。折しも日本国内はサンフランシスコ講和条約調印を巡って国内が真っ二つに割れていたが、政府は講和条約締結と日米安全保障条約締結を強行する。反米勢力や共産勢力は大いに騒いだが、その主張は多くの日本国民の支持を得ることなく、やがて運動は沈静化した。
日本における工作に失敗した共産陣営は、一か八かの韓国侵攻を仕掛ける。しかし予想通り国連軍の反応は素早く、また日本に基地を持つ米軍の活躍などによって北朝鮮軍の進撃はすぐにストップしてしまう。その間、フィリピン、タイ、台湾で親米政権が樹立。インドネシアは共産政権が支配権を握ったが、インドネシアは「アジアにおける共産主義者のゴミ箱」と評された。

第6Turnまでプレイした時点で米側のVPが20点を超えたので米側のサドンデス勝利。ヨーロッパとアジア重視の戦略が功を奏した感じである。

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感想

面白かったです。カードが日本語化されて読みやすいと格段にプレイし易いですね。このゲーム、慣れたプレイヤーはカードをほぼ全て覚えていてカウンティングするそうです。そういった意味では実力差の比較的出やすいゲームですね。私も最初にプレイした時は、2回ほど惨敗を喫し、それ以来「2度とこんなゲームやるか」と思っていました。

今回は運良く勝たせて頂きましたが、残念なのは後半までプレイできなかったこと。ルールブックにも書かれていましたが、後半のカードはあまり使われず、綺麗なまま、ということが多いそう。後半のイベントには、「イラン・イラク戦争」「リビア爆撃」「チェルノブイリ事故」「スターウォーズ計画」等、自身がリアルタイムで体験したものが多く含まれているので、何とかプレイしてみたいのですが・・・。

後半戦シナリオをプレイするか、またはVASSALでソロプレイでもしようかと思っている今日この頃です。