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中国地方を代表する名山と言えば、鳥取県西部に位置する伯耆大山を置いて他にはないでしょう。海に近い独立峰なので麓からも良く見え、四季を通じて美しい山です。

そんな伯耆大山。10月の下旬に紅葉を求めて登ってみました。

登山口である大山寺の駐車場には06:40頃に到着。かなり早い時間でしたが、既に多くの車が停まっており、登山者の姿も見えています。さすがに日本百名山の一座にして中国地方最高峰は伊達ではありません。

駐車場から少し歩いた所に夏山登山口があり、そこから登山開始。登山道は綺麗に整備されていますが、登山者の数が多いのでノンビリ歩くといった風情はありません。林道の中の急登をひたすら歩きます。

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1時間ほど歩くと行者登山道との合流地点があり、さらにそこから少し歩いたところが6合目の避難小屋です。携帯トイレブースもあります(300円なり)。

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6合目から8合目にかけては最後の急登になり、大きな岩がゴロゴロしている登山路を必死に登ったら、そこが8合目。8合目から先は緩やかな木道になり、大山の景観を思いきり堪能できます。

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山頂である弥山山頂に着いたのは9:15頃。所要時間は正味2.5時間ぐらい。コースタイムよりは30~45分ぐらい早かったと言えます。ちなみに大山の本当の最高峰は弥山の向こうに見える剣ヶ峰ですが、現在は登山道が崩落しており、登山者の立ち入りは禁止されています。

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15分程ゆっくりした後、下山開始。帰りは登り登山者との待ち合わせ場面が多く、思いのほか時間がかかります。下から登ってくる登山者も今日は団体さんが多く(多分、コロナの緊急事態宣言が明けたため、人がどーっと出てきた感じ)、そんなこんなで6合目の避難小屋までは1時間近くかかってしまいました。

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6合目から先は行者登山道方面へ。こちらは途中で元谷という景観の良い所を通ります。今回は曇っていたのでややくすんだ感じですが、それでも大山の迫力ある北壁は一見の価値があります。

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元谷まで降りてきた後は、基本的にはほぼ水平の登山路になり、今までのような急坂はありません。しばらく歩くと大神山神社の境内に到着。そこからは参道歩きとなります。

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途中の食堂で大山そばを食べました。

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駐車場に戻ったのは12:30頃。途中の食事休憩や参道散策などを合わせて約6時間の山歩きになりました。

今回期待した紅葉については、残念ながら外れです。15年ほど前に登った時には丁度同じ時期だったのに紅葉はもう麓まで降りてました。この15年で温暖化が確実に進んだということになるのでしょうか・・・。

今回紅葉は取れませんでしたが、紅葉を狙ってリベンジするかどうかは今の所は未定です。

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