以前にプレイしたThe Battle for Germany を今度はVASSALで通信対戦することになった。
選択したシナリオは、前回同様シナリオ4「The Battle for CENTAG」である。参加者は3名。WP側1名、NATO側2名でプレイした。筆者はWP側を担当する。

基本戦略

序盤に特殊部隊と空挺部隊で可能な限り目標ヘクスを獲得する。続いて地上部隊の進撃だが、目指すはライン川の渡河で、最短距離でフルダ渓谷からフランクフルトを目指す。助攻は北翼はライン工業地帯を目指し、南はチェコ軍がミュンヘンへ向かう。戦術レベルでは砲兵を全面的に活用。NATO軍を砲兵戦に引きずり込み、その砲兵戦力の削減を狙う。

航空戦では序盤は制空権を確保しつつ、適宜核弾頭を使用しNATO軍の航空基地を一掃する。さらに化学弾頭付きのSSM(地対地ミサイル)も使用して生き残った航空基地を1つ1つ潰していく。WP側航空部隊の主要攻撃目標はNATO側のSAM部隊である。SAMを制圧することでWP側対地支援機や攻撃ヘリコプターの活動を有利にしようとする狙いもあったが、それよりもNATO側に補給ポイント消費を強いることでNATO側の補給組織の効果的な活動を阻害する狙いもあった。

Turn00a


1Turn(1985年8月1日)

戦略フェイズ

序盤、スペツナズ(特殊部隊)が急襲を仕掛ける。目標は、カイザースラウテルン(KAISERSLAUTERN)のラムシュタイン空軍基地にある事前集積基地(POMCUS)、カールスルーエの目標ヘクス、そしてミュンヘンの目標ヘクスの計3ヶ所だ。確率2/3で成功するところであったが、成功したのはカールスルーエのみ。他の2ヶ所は失敗に終わってしまう。

気を取り直してソ連自慢のスカッドミサイル部隊がNATOの飛行場群を攻撃する。持続性化学弾頭を使った必殺攻撃だ、しかしミサイルは悉く目標を外れ、WP側は貴重なVPを失っただけであった。うーん、今日は出目が悪い・・・。

WPプレイヤーターン

空挺部隊による降下作戦をフランクフルトとシュタットガルトで実施する。今までのダイス目の悪さが気になったが、ここでは降下作戦はいじれも成功し、これらのヘクスにある目標ヘクス2個を支配した。さらに所在していた米第5軍団司令部、第7軍団司令部を後退させ、さらにフランクフルトではNATO軍の飛行場2個を占拠したことも大きい戦果だった。

Turn01a


WP軍の攻撃は当初の予定通りフルダ峡谷で実施する。ソ連軍第8親衛軍が微弱なNATO防衛ラインを突破。フルダとカッセルの間を分断し、ギーセン(Gissen)に向けて進撃していく。ただし序盤は兵力不足なので戦闘らしい戦闘はない。うーん、後から考えると、序盤はもっと積極的に攻撃した方が良かったかも・・・。

NATOプレイヤーターン

NATO側も開戦初日は混乱しているので反撃の余裕はなく、戦線を整理するので手一杯の様子だ。しかし敵中に降下したWP軍空挺部隊がNATOの反撃を受けて撃破されてしまう。

2Turn(1985年8月2日)

戦略フェイズ

英本土上空で複数の核弾頭が炸裂した。NATOの航空戦力減衰を狙ったソ連軍による限定核攻撃である。NATO軍航空部隊は大損害を被り、NATOの航空機運用能力は激減してしまう。

核爆発



この時、核攻撃の目標を英本土にするか西ドイツにするか迷った。西ドイツにすると、西ドイツ国内の航空基地を一掃できるので、西ドイツ空軍が完全に使用不能になる。そちらの方が良いかなと一瞬思ったが、「西ドイツの空軍基地は地上軍の進撃で取れる可能性があるから」と色気を出したので、英本土を攻撃した。しかし結果から見えれば、西ドイツ空軍を一掃した方が効果が良かったと思う。

勢いに乗るWP軍航空部隊が制空戦闘で大活躍。NATO戦闘機を上空から一掃し、WP軍が制空権を握った。

MiG29


WPプレイヤーターン

中央戦線ではWP側の第2梯団が合流してきたので、その攻勢が本格化する。フルダ前面を守る米第11装甲騎兵連隊を一撃で撃破してフルダを占領。その西方ではソ連第79親衛戦車師団がギーセンを攻撃し、同市の一角を占拠していた。
さらにソ連第57親衛機械化歩兵師団は、カナダ軍第4混成機械化旅団を攻撃。これを撃退してフランクフルトまであと2ヘクスと迫った。

Turn02a


後から考えると、このTurnに先鋒部隊はもっと積極的に攻めても良かったかもしれない。NATO側に対応する隙を与えないようにMeeting Engagementを多用し、一気にフランクフルト突入を図れば、もっと容易にフランクフルトを取れた可能性はあると思う。もしこのTurnにフランクフルトの半分でも支配することができていれば、後の展開がもう少し楽だったかもしれない。

(つづく)