熊本市の北部に隣接する菊池市は、熊本市の中心部から約30kmという近くにありながら、温泉や渓谷等自然豊かな観光都市です。

その菊池市の北部丘陵地帯に鞠智城跡があります。古代大和朝廷の頃、大和朝廷が朝鮮半島の白村江で唐・新羅連合軍に敗れたことが契機となり、唐・新羅連合軍が九州へ攻めてくる公算が高まったことから、九州各地に築かれた数多くの城郭。その1つが今回紹介する鞠智城です。

菊池市街中心地から北西に向かい、丘陵地帯を大きく迂回して北に回り込むと、そこから鞠智城への登り道になります。登り切った所が広間のようになっていて、そこが鞠智城趾です。

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最初に行ったのが温故創生館という展示施設。入館は無料。館内では鞠智城の概要や歴史を知ることができます。

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外に出ると復元された鞠智城の建造物が見えます。鼓楼と呼ばれる八角形の建物は鞠智城のシンボル的な存在で、その役割はその名の通り見張台のようなものだったのでしょう。その他、米蔵、兵舎、武器庫等が再現されて城内に展示されています。

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眼下に広がる菊池盆地の景観を見ながら、古代の城郭に思いを馳せてみるのもまた一興かと・・・

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