写真01_全体像


Intercepter Ace(以下、本作)は、米CompassGames社が2019年に出版したソロプレイ専用のシミュレーションゲームだ。テーマはドイツ本土防空戦。プレイヤーはドイツ空軍のパイロットとなり、飛来する米第8空軍の爆撃編隊と戦う。
本作は、2018年に米CompassGames社から出版されたNightfighter Ace"(以下、NA)の続編である。NAがドイツ本土上空の夜間戦闘を扱っているのに対し、本作は昼間戦闘を扱う。従って夜間航空戦特有の複雑な電子装備はルール化されておらず、その代わり米護衛戦闘機とのドッグファイトを再現するルールが含まれている。

取り敢えず本作の雰囲気を知るため、軽くソロプレイしてみたい。

第1戦:1943年4月、Fw190A-4

最初に護衛戦闘機の登場しない戦いを試してみる。選んだのはフランス、サン・ブリュ―基地に展開するI/JG2。装備機はFw190A-4だ。ちなみに、正しいルールでは、プレイヤーの所属部隊はランダムに決定され、プレイヤー側に選択権はない。まあ、今回はルールを把握するための「お試し」ということでご容赦頂きたい。

Fw190A-7



最初に天候を決定する。天候表を見て2d6で判定する。出目は"7"だったので"晴天"である。

写真02_天候表


続いて攻撃目標決定する。"A1 Raid Target"で1943年4月の欄を使って目標を決定する。出目は"3"でフランスのブレストが目標となった。Fw190A-4のデータカードで"BASES"欄に"FRANCE BASES"を見ると、一番左に"(Ruhr)、(France)"とある。これはフランスの基地に展開したFW190A-4がルールやフランスに飛来した連合軍機に対して爆弾投下前に迎撃できることを意味する。

Fw190A-4


続いて"A3 Aircraft Target Chart"で1943年4月の欄を見る。d10を振り、出目は"6"。護衛なしのB-17となる。

A3表


続いて"B1 Interception"で迎撃目標の種類を決定する。2d6で出目は"8"。Head on攻撃となる。

B1表


ここから戦闘開始。最初の戦闘は長距離から始まる。戦闘機は爆撃機のどこを狙うか(左翼、胴体、右翼のいずれか)を決定する。その後、Fw190A-4用に1枚、爆撃機の防御射撃用に1枚のカードをそれぞれ引く。戦闘機は"GP"の結果を得、爆撃機は"3Hit"の結果を得た。"GP"はB3 Bomber and Group Damageを参照。胴体を狙ったので"Airframe"覧を参照する。選択肢がいくつかあるが、ダメージが大きそうな"Randomx2"を選択。最終的にはRight Wingに1ダメージを得た。
一方の爆撃機側は"3Hit"を得た。B-17の編隊に対する長距離射撃なので修正なし。B6 Fighter Damage Chartで3回ダイスを振る。出目は"25"、"41"、"11"。エンジン、無線機、そして搭乗員に命中した。搭乗員はパイロット(つまり私自身)が重傷を負い、無線機も機能不全、エンジンはアーマープレートに命中した。

B4表


パイロットが重傷を負ったためこれ以上の交戦は困難と判断。戦場を離脱する。護衛戦闘機がないので離脱は自動的に成功する。B7 Landing Chartで着陸判定を行う。パイロットが重傷(SW)なのでDRM+1。出目は"7"で修正後"8"となり、無事着陸に成功した。また私の攻撃で被弾したB-17は無事基地へ帰投できた模様。私の最初のスコアはなしである。

B7表


着陸成功後、C2 Serious Wound Resolutionを見て2d6を振る。出目は"9"。銃弾が足をかすめたので4出撃を失った。

C2表


こうして私の最初の出撃は終わった。負傷が癒えた後、私は再び祖国を守る戦いに身を投じることになる。

つづく

Fw190A-7