米子医療センター


2022年1月9日(日)。僕は人生初の「骨折」を体験した。米子駅の跨線橋からホームに降りていく途中、階段の踊り場から足を踏み外し、ホーム上へ転落。その際に転倒したのだ。
診断の結果は「右膝粉砕骨折」。3ヶ月程度の入院が必要という。入院先は米子医療センター。そこから僕の入院&リハビリ生活が始まる。

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入院2日目(1/10月)

昨日はTVを見る気力もなかったが、折角の個室なのでTVをつけてみる。昨日は右足を少し動かしただけで激痛に襲われたが、今日はそんなこともない。勿論痛みが全くないと言えば嘘になるが、痛み止めで我慢できる範囲だ。スマホやiPad、ノートPCによる作業も可能になり、今回の経緯をまとめたり、会社への報告文書を作成したりする。

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昼頃に家族がやってきて必要な荷物を置いていった。コロナ禍で面会謝絶なので、メールで簡単なやり取りをする。
手術は1/13(木)に決まった。手術まであと3日。3日は長いなぁ。早く手術を受けて動けるようになりたいというのが本音。

入院3日目(1/11火)

今日から連休明けで平日になる。まずは会社に電話して仔細を連絡する。入院3ヶ月というのは会社側でも少しビックリした様子。ただ同僚の入院期間でも半年以上というのも珍しくないので、それほど異常でもない。まあ

「人が変わっても正常に機能するのが健全な組織」

なので(そうなるように日頃から行動してきたつもり)、私がいなくても部下が何とかしてくれるはず。

午前中に麻酔の検査があり、その後部屋の移動があった。今の個室部屋が気に入っていたので移動は正直嫌だったが、病院側の都合ならしょうがない。移動先は大部屋。4人部屋だ。幸い窓際だったので、窓外風景を見て気分転換できるのは有難い。

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入院4日目(1/12水)

なんやかんやいっても手術日前日である。午前中に麻酔医師からのリスク説明がある。全身麻酔は以前にも経験済みだが、やはりこういう話は気持ちの良いものではない。足の痛みはそれほど強くないが、術後の痛みってどうなんだろう?。
ちなみに手術前の最後の晩餐は以下の通り。

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入院5日目(1/13木)

起床0400。今日はいよいよ手術当日である。昼過ぎに大林先生(仮名)がやってきて、手術の見通しを聞いた。話によると完全に元通りになる可能性は五分以下。1~2割ぐらいで杖が必要になる可能性があるという。あーあ。まぁしゃないか。山は無理でも何とか車の運転だけでもできるようになりたい。あとはキツくない山歩きぐらいは出来そうだと勝手に楽観しておく。

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1430過ぎに手術室に移動し、手術開始は1500頃。手術が終わったのは1830であった。かなり大規模な手術だったが、ほぼ予定通り終わった。

部屋に戻る。麻酔が残っていて変に眠い。違和感を感じながら2時間我慢し、ようやく2030頃に普通の感覚が戻ってきた。まだ体中に管だらけ。喉が湧いたのでお茶を飲んだが、緑茶がこんなに美味いとは・・・。痛みは特になたっかたが、眠気がすごかった。。

入院6日目(1/14金)

今日の朝食は普通のメニューだった。

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午前中は点滴管と心電図のセンサーを取り外した。まだ背中には局所麻酔の管が入っている状態である。取り敢えず手術は無事終わったようで一安心である。
手術も終わったので、少し生活にハリを持たせようと思ってポケットWi-Fiをネット経由で注文してみた。病院の中でも使えるらしい。Wi-Fiが使えると少し文化的な生活が送れるようになる。
午後は体ふきと大林先生(仮名)による包帯のまき直しがあった。今日は殆ど痛みを痛みを感じなかったが、どうやら背中から入っている局部麻酔が効いているらしい。
その後、リハビリ担当の山形先生(仮名)がやってきて挨拶。明日からリハビリ開始なのでよろしく、ということ。この山形先生は20~30代ぐらい。なかなか楽しい先生で、こういう人と話をしていると、前途に希望が湧いてくる。

大林先生もリハビリ担当の先生達もそうだが、今回の入院では特に看護師さん達の笑顔には随分救われた。客観的に見れば僕の状況はそこそこ「悲惨な」状況なのだが、看護師さん達の笑顔で自身の境遇についても前向きに捉えることができた。本当に感謝したい。

夕食後、少しVASSALをプレイしてみた。2100に寝る。

入院7日目(1/15土)

術後2日目。今日は背中の管を抜いて局部麻酔を除く。これで体に繋がっていたケーブルや管は全部外れたことになる。ただ局部麻酔が切れるとやはり右膝が痛い。体温も一時38.6度まで上昇した。痛み止めを貰って何とか凌ぐ。
午後リハビリ担当の山形先生(仮名)がやってきてリハビリ開始。初日はベッドの上での筋トレである。まずは両腕と健在な足の筋力をつけて車いす生活ができるようにするのが目標らしい。

つづく