Blue Water Navy(以下、本作)は、米Compass Games社が2019年に発売したシミュレーションゲームだ。テーマは1980年代における西半球全域を舞台とした米ソ両陣営の海上戦闘である。実際のは起こらなかった第3次世界大戦を扱った仮想戦ゲームだ。

本作については、以下の紹介動画も参考にされたい。




前回までの展開 --> こちら

3Turn前半(開戦5日目)

NATO_Convoyソ連側は12OPを使用。NATOは15OPに加えて"White Cloud"Whiteを利用して実に計19OPSを獲得した。

このTURN、NATO側に米空母2隻を含む大規模な増援部隊が到着する、NATO側はそれらの増援部隊と大輸送船団でTask Forceを編成。大西洋を一気に押し渡ってヨーロッパへ大兵力を海輸する寸法だ。
ソ連側はこの大船団にはとても手出しできないので、その前方を航走中の小規模な船団を狙った。こちらはオランダの小規模な水上部隊が護衛しているだけである。最初にキューバを発進したTu95ベアDがレーダー捜索でこの船団を発見。それに対してキューバに再展開していたTu22バックファイアの半個戦隊とコラ半島から長躯飛来してきたTu95ベアGの半個戦隊がミサイル攻撃を仕掛けた。個々のミサイル攻撃はせいぜい対艦ミサイル20~30発程度の比較的小規模なものであったが、小規模艦隊の防空能力では手に余る存在であった。護衛のオランダ艦隊は全て撃沈破され、護衛が裸になった所に、船団も半数近くにあたる20隻以上が対艦ミサイルを食らって大破炎上していた。

Turn03a


SO_SS_Kiroビスゲー湾では、欧州大陸を目の前にしたNATO輸送船団を凄腕のキロ型潜水艦隊が襲う。NATO対潜部隊の防御スクリーンを巧みに突破したウルフパックは、船団に大損害を与えた。護衛艦艇数隻も撃沈破され、しかもキロ型は怒りに燃えるNATO対潜部隊の報復攻撃を逃れて海中深く姿を消した。

Turn03b


3Turn後半(開戦6日目)

NATO_Patriot_SAM両軍とも12OPを使用。持ち点も共に14OPとなった。

ソ連軍は再びデンマークへの攻勢を仕掛けるべく、Tu16Gバジャー2ユニットでミサイル攻撃を仕掛けた。しかしデンマーク周辺に配備されたパトリオット地対空ミサイル部隊が威力を発揮し、飛来してきたソ連ミサイルの大半を撃ち落とした。レイセオン社大喜び。

IT_FTR_F104地中海ではNATO側最初の増援船団が、英空母「イラストリアス」等に護衛されながら南フランスのツーロンに近づいていた。それに対して地中海方面のソ連軍は、何とか一矢を報いるべく、シリアから対艦ミサイルを装備したTu16バジャー1個戦隊(24機)を発進させる。しかし護衛の伴わないバジャー編隊は、西地中海に入る手前で上空哨戒中のイタリア空軍F104戦闘機の迎撃を受けて半数を損失。残りは果敢に突撃を続けたが、急報を受けて発進した「イラストリアス」搭載のシーハリアーが、残りのバジャー全機を撃墜し、対艦ミサイルの発射を許さなかった。これによりソ連側は地中海方面で唯一使用可能な長距離爆撃戦力を失ったことになる。

Turn03c


Turn終了時の戦争状況判定では、ノルウェーと中欧でソ連軍が1歩ずつ前進。ノルウェー 中欧とノルウェーで進撃。中欧ではソ連軍はハノーヴァーを占領。ノルウェーではナルヴィク/ボード―を占領した。

4Turn(開戦7-8日目)

SO_STK_Tu16ソ連軍に増援の2個の揚陸部隊が到着した。ソ連側はその全てをバルト海方面に投入し、デンマークへの追加進攻を企図した。まずエスビアウの西ドイツ海軍トーネード隊を制圧すべくバジャー2個戦隊で巡航ミサイル攻撃を仕掛けた。前回は活躍したエスビアウ付近に展開するパトリオット地対空ミサイル部隊は、今度は迎撃に失敗。バジャーの放った巡航ミサイルはエスビアウ周辺の航空基地や港湾に落下し、西ドイツ海軍のアトランティック哨戒機1ユニットを道ずれにして基地機能を制圧した。

NO_SS_Kobbeソ連軍は頃合い良しと見て揚陸部隊をバルト海へ出撃させた。護衛は僅かにクリバック型フリゲート艦数隻と上空哨戒にあたるIl38メイ哨戒機である。如何にも守りが手薄だが、そこは物量攻勢で乗り切る構えである。
NATO側は"NATOの柔軟性"カードを使用してボーナス5OPを獲得し、それによって潜水艦による波状攻撃を仕掛けた。この攻撃によって投入された潜水艦は、ノルウェー、デンマーク、英、西独、オランダ1ユニットの計5ユニット。それがあらゆる方向からソ連軍バルト海侵攻船団を攻撃した。護衛のクリバック型フリゲート艦隊は瞬く間に蹴散らされた。100隻以上の大船団はそれでもNATO潜水艦群の攻撃を耐え続けたが、大型揚陸艦は悉く撃沈され、中小型の揚陸艦艇もその大半が撃沈破されるに及び、揚陸部隊は撤退を開始。こうしてソ連軍による第2次バルト海侵攻作戦は失敗に終わった。

Turn04a


US_FTR_F14_Ken米空母3隻からなる機動部隊が中部地中海へ進入する。ソ連地中海艦隊ではそれに対抗する術がなかった。米空母艦載機は欧州南翼を進むワルシャワ条約機構軍に対して3度に渡る航空総攻撃を実施した。出目に恵まれず結果は合計7ヒットに留まったが、それでもワルシャワ条約機構軍を約4日間足止めにする効果はあった。米側の損害は空母「キティホーク」の攻撃機が数機撃墜されただけであった。

Turn04b


大西洋に目を向けると、現時点でソ連はGIUKギャップの西側に有力な原潜部隊を持っていない(一掃されてしまった)。そこで速やかにGIUKラインを突破し、有力な原潜部隊を大西洋に押し出す必要がある。
そこでまずソ連軍はアイスランドに目を向けた。スペツナズの特殊部隊を投入してアイスランドのNATO軍事施設を急襲した。これによりケフラヴィーク飛行場に駐留するF-15部隊が大損害を被った。これによりアイスランド東方の防空網に穴が開く。機を逃さずコラ半島から発進したソ連長距離爆撃機がアイスランドに対して連続した巡航ミサイル攻撃を仕掛けた。これによりアイスランドの各基地は大損害を被り、基地機能を損失した。

Turn04c


Turn終了時の戦争状況判定では、まずソ連軍はデンマークに奇襲上陸を敢行(イベントカード)。これによりデンマーク侵攻軍の戦力が1段階アップした。
ノルウェーではNATO側がイベントカードを使用したので進撃ストップ。デンマークでは増援を得たソ連軍が2歩前進。デンマーク海峡を指呼の下に収める地点にまで到達した。直ちに機雷除去作業を開始。成功率は30%に過ぎなかったが、見事に機雷除去作業に成功し、機雷レベルを1レベル低下させた。あと1レベル低下すれば、デンマーク海峡の機雷は完全に除去されてデンマーク海峡は突破されてしまう。

中欧ではソ連軍が一歩前進。ハンブルグを占領した。南欧では米空母艦載機による攻撃が奏功してワルシャワ軍の進撃はストップしている。

Turn04d


つづく