2022年1月9日(日)。僕は人生初の「骨折」を体験した。米子駅の跨線橋からホームに降りていく途中、階段の踊り場から足を踏み外し、ホーム上へ転落。その際に転倒したのだ。
診断の結果は「右膝粉砕骨折」。3ヶ月程度の入院が必要という。入院先は米子医療センター。そこから僕の入院&リハビリ生活が始まる。

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入院50日目(2/27日)

入院50日目。事故から7週間が経過した。今日は日曜日なので特に何もない。リハビリも休みで自主トレの回数を増やす。

入院51日目(2/28月)

同室の人が退院が翌日に決まり、今日部屋移動していった。同室の人の退院は羨ましいが、素直に嬉しい気持ちもある。
今日は平日なので中2日空いてリハビリが再開。右足を付けての歩き方、自身ではかなり上達したつもりであったが、リハビリの山形先生(仮名)からはダメ出しされてしまう。左足を踏み出す際に脚が曲がっているので、踏み出しが不十分で、そのために右足に十分な重心がかかっていないとのこと。確かに怪我をした右足に重心をかけるのが怖いので、どうしてもへっぴり腰になる傾向はある。なかなか難しいものだなぁ・・・。

入院52日目(3/1火)

今日から3月である。思えば入院生活も早くも2ヶ月が過ぎようとしている。何とか今月中に退院したいものだが、果たしてどうだろうか。

今日のリハビリで歩き方が上達したと褒められた。素直に嬉しいが、好事魔多し。その後の自主トレで右側の松葉杖がスリップして支えを失い、その時右足をかなり強く踏み込んでしまった。右足の荷重制限がこの時20kgだったが、スリップの際には多分30~40kgぐらいは踏んだと思う。スリップの原因は不明だが、廊下の摩擦係数がいきなり小さくなってスリップしたから、掃除か何かの影響と思う。
この病院、これまでも患者の扱いについて気になることがいくつかあったが、今回の件はさすがに頭にきたので看護師長を読んで苦情を述べた。看護師長曰く、掃除等が原因でスリップするようなことはないという。長々議論しても仕方がないが、こちらのミスとは思えないので納得しないまま話を終わらせた。ちなみに下の写真が問題のコーナーである。

写真22


ゲームの話も少し。昨日からAHのGCACWシリーズをVASSALでかじってみた。Here Come the Rebels!のシナリオ1「SouthMountain」をソロでプレイ。ルール的にはなかなか面白い。プレ20世紀のゲームらしく、ズラリと戦線を張って、という感じではなく、タスクフォース同士がぶつかる感じである。また指揮官や両軍の個性等もさりげなく表現されていて良い感じである。今回は練習シナリオだけだったが、退院したらもう少し本格的なシナリオにチャレンジしてみたい。

HereComeTheRebel


入院53日目(3/2水)

昨日のスリップ事故の件、看護師長が謝罪に来た。話によると、掃除担当者が独自判断で汚れの激しい所を水拭きしたらしい。本来あってはならないことだが、看護師長によれば掃除担当者には厳重注意したとのこと。再発防止は図られたということだし、幸い事故(アクシデント)ではなくインシデントで済んだので、一応納得する。ただし個人的には掃除した直後の廊下は注意して歩こうと思う。

午前中にレントゲンとCT検査があった。良い結果を期待したい。

そういえば自宅に届く筈のGame Journal#82が到着した。郵送先を変更したので自動的に病院に届く。1日かけてじっくりと読ませてもらった。

写真23


入院54日目(3/3木)

今日はリハビリが休みであった。例によって自主トレの回数を増やす。

午後に主治医の大林先生(仮名)がやってきて、レントゲンの結果を知らせてきた。結果は良好。現時点では問題なしとのこと。一昨日のスリップ事故もどうやら大事には至らなかったらしい。取り敢えずホッとする。このまま順調に退院できれば良いのだが。

今日、同室の方が退院された。手指の怪我で手術入院していたらしい。入院期間に酒・煙草が禁止になるのが我慢できないらしい。昨日、主治医や看護師が入院期間だけでも酒・煙草を我慢するよう説得していたが、本人は了承しなかった。この場合、病院側としては、主治医の指示を守れないとして本人の医療放棄と判断、その後の治療は対応不可となるらしい。ちなみにその患者さん、手術は終わったが抜糸は済んでいない。従ってどこか別の病院で抜糸してもらうしかないのだが、執刀医以外が抜糸できるのだろうか。まあ糸を抜くだけならできなくはないが、指の怪我って結構デリケートじゃないの。執刀医以外がやっても大丈夫なのかなぁ・・・。他人事ならが心配になる。

入院55日目(3/4金)

今日から1/2荷重許可が出た。要するに静止状態で立っていて良い、ということだ。しかし静止状態で立っているだけでも結構荷重がかかっていることに驚く。正直、まだ右足に負荷をかけるのが怖いから、1/2荷重をかけ切れていない。
松葉杖歩行は徐々にだが慣れてきた。右足に荷重をかけることも少しだけ大胆になってきた。歩く速度も、今までのような牛歩ではなく、普通の歩き方の半分ぐらいのスピードは出せるようになったと思う。

今日からシャワーが大風呂から小風呂に変わった。小風呂というのは、所謂普通の家庭用浴室に似た感じ。違う点と言えば風呂場に手すりが付いていることぐらい。小風呂は患者自身が予約するシステムなので、自分が好みの時間にシャワーを浴びれるのが良い。

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入院56日目(3/5土)

今日は土曜日なのでリハビリが休みである。その分自主トレを増やす。また松葉杖で歩く歩数も増やしてみた。今日は歩数が入院以来初めて5000歩を超えた。普段のノルマが1万歩なので、通常の半分には戻ったことになる。

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向かいベッドの爺さんが看護師と揉めていた。湯呑コップの扱いについてだが、爺さんが看護師の説明を勝手に曲解して激昂している。ボケ爺さんっぽいのだが、意味不明のことをギャーギャーウルサイ。他でやってくれ。

入院57日目(3/6日)

早朝に右足が痛くなったので、氷で冷やした。これで少し楽になった。 流石に前日に6000歩近く歩いたので響いたのだろうか。
この日もリハビリがお休み。前日程ではないが、トータルで5000歩以上歩いた。

つづく