220324_日本共産党の正体

日本共産党の正体

福冨健一 新潮新書

タイトル通り日本共産党の実態について批判的な分析を行っている著作である。本書の内容は、共産主義の実態、日本共産党の歴史、日本共産党の歴代指導者の略歴、現在の日本共産党の方針、そして最後の章でなぜ共産主義、共産党が民主主義と相容れないのかについて記述されている。
2021年の衆議院選挙でも明らかになったが、共産党は絶対に自身の誤りを認めない。選挙に勝とうが負けようが常に「党の方針は正しい」。これが共産主義の本質であり、自由や民主主義と相容れないのだ。だから同じく敗戦国であった西ドイツは、自由と民主主義を守る立場から共産党の存在そのものを違憲とし、議席を認めなかった。それに比べて共産党が堂々と国会内で議席を持つ現在の日本について「日本民主主義の脆弱さを示すものだ」とする筆者の主張には、首肯せざるを得ない。
短い本で2時間程度で読むことができる。日本共産党について突っ込んだ解説が成されている訳ではないが、共産主義や共産党の危険性を知るという意味では有益な著作と言えよう。

お奨め度★★★★