コロナ禍の昨年は年末恒例のクロスカントリースキーツアーに参加できませんでしたが、今年はコロナがやや落ち着いてきたので、参加してみることにしました。

ちなみにこの年末クロカンに参加するためには、糠平ユースホステルに12月30日に宿泊し、参加を申し込む必要があります。参加費は4,500円(2021年の場合)。スキーの経験は必ずしも必要ありませんが、スキー経験があった方がやや有利とは思います。スポーツイベントなので、ある程度の体力と根気は必要です。

出発地は糠平ガイドセンター。ワンボックスカーに分乗。北海道の国道で最高地点である三国峠まで約30分で移動します。

写真052
写真053

今回の参加者は男女7名。他にスタッフ2名が同行し、計9名のパーティになります。三国峠から林の中に降りていくルートはいきなりの急勾配。まあ雪が十分に積もっているので、慎重に降りれば左程心配はありません。ただ、厄介だったのは雪の上に顔を出しているヤブ。雪が深ければ完全に雪に埋もれてしまうヤブですが、雪が少ないとスキーの板に引っ掛かってしまい、転倒の原因になったりします。

写真054

約1時間ほど滑り降りた所にだだっ広い空き地があり、そこに巨大なダケカンバの木がそびえています。絶好の写真ポイント。ここで参加者の記念写真を撮ります。

写真055

コース後半は大斜面あり、林の中を抜けていく滑走コースありと、変化に富んだスキーを楽しめます。特に後半は体が十分に暖まってきており、また気温も上がってくるので、寒さを感じない快適なスキーになります。

写真056

だいたい2時間半ぐらいの滑走時間。終点は国道273号線で、出発地からは300mほど標高を下げた場所です。スタッフが複数台の自動車を巧みに運用し、集合場所に全ての自動車を回走。そこから10分程下った三股山荘へ送ってくれます。

写真057
写真058

三股山荘で美味しい御飯とスイーツを堪能。ゆったりとしてスキーツアーの疲れを癒します。食事と休憩を1時間ほど取った後、出発地の糠平ガイドセンターに戻ってくるのは午後3時頃。正味6時間ほどのツアーになります。

参加費4,500円というのは決して安価ではないのですが、普段歩けない所をスキーで走り抜ける快感。時折出会う冬の動物たちなど、都会の日常生活では決して味わえない感動が待っているツアーだと思います。

皆さんも冬の北海道に訪れた際には、このツアーに参加してみては如何でしょうか。

お奨め度★★★★★