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前回

畜生、ここの一番乗りは俺だって言うのに


[第5ターン:アクションの順番:ジオン、なし、ジオン、連邦]
 このターンも増援は2枚づつだ。ジオン軍が引いてきたのはMA-05「ビグロ」とMA-06「ヴァルバロ」である。
 両者とも高速力と大火力が武器の高速モビルアーマーだが、細かいスペックが若干異なっている。
 まず御馴染みのビグロ。これはTV版ガンダムで、トクワン少尉(だったと思う。少尉にしては老け顔だったが・・・)が搭乗した機体。高速力でガンダムを苦しめたが、最後は口の中にビームライフルぶち込まれて爆発した。ゲーム中の評価は、速度7は両軍を通じて最速、火力4もゲルググ並みでまあ使えるのだが、防御力がドム並みと少々心もとない。高速力を生かした一撃離脱戦法が有効だろう。
 次にヴァルヴァロ。これはOVAに登場した機体で、ケリィレズナーという変な名前大尉が乗り込んで主人公の乗るガンダムと死闘を演じた。ゲーム中の評価では、速度こそ6とビグロより劣るものの、火力は5、防御力もゲルググ並みと、ビグロよりも遥かに使いやすい機体となった。こんな機体に暴れまわられたら、連邦軍も対処に苦労するであろう。
 一方の連邦軍は補充3と補充4である。この2枚で計9ユニットを復活させた。その結果、連邦軍の戦力は艦船24、機動兵器49の計73枚に対し、ジオン軍は艦船11、機動兵器20の計31枚で、数の上では倍以上に差がついてしまった。ただジオン側は増援で来た2枚の高速モビルアーマーに加えて、ブラウブロが健在、初期配置されているリックドム、ゲルググのエリート部隊も大半が健在なので、質的な面ではまだまだ連邦軍よりも優位に立っていた。
 このターン、先手を取ったのはジオン軍である。この段階でジオン側は連邦の戦艦を沈めてサドンデスを狙う作戦に出たようだ。ビグロやヴァルバロが発進し、戦線後方に展開する連邦戦艦群に果敢な攻撃を仕掛けた。また衛星ミサイルも命中。このターンだけでマゼラン級戦艦の3個戦隊が撃破された。しかし度重なる補充マーカーの使用により連邦側の戦力は著しく回復していた。大型戦闘艦の数でもジオン側5個戦隊に対して未だ7個戦隊を持っている。サドンデスを達成するためには、さらに3個戦隊を撃破しなくてはいけない。しかも自軍の損害をなしにだ。
 サドンデスを狙うジオン軍をあざ笑うかのように、最終インパルスは連邦軍が取った。Nフィールドではガンダムがグワジンを撃破、Sフィールドでもグワジン級戦艦の1個戦隊が失われ、この時点でジオン側サドンデスの可能性は著しく遠のいた。
 そして・・・、
 いつのまにかSフィールド正面ががら空きとなり、そこから進入したジムスナイパー2がジオン軍要塞ユニット1個にビーム攻撃を加えてこれを破壊した。まず1個達成。あと1個要塞を潰せば連邦軍がサドンデスする。

私が生き延びねば、ジオンは失われる



[第6ターン:アクションの順番:連邦]
 このターンも増援は2枚づつ。連邦軍はこのターン、はじめてカスを引いた。強襲揚陸艦「グレイファントム」と補充2だ。グレイファントム(というか、名前は決まっていない。ホワイトベースと同級艦ならなんでもOK)はホワイトベースと同級艦だが、技量1がついていない。要するにただの戦艦だ。一応ジオン側のサドンデス勝利を阻止する意味では役に立つかも知れない。
 もう1つは補充2で、これによって3ユニットを復活させた。
 ジオン側の増援は、MA-04X「ザクレロ」とMS-18E「ケンプファー」だ。ザクレロはジオン側のカスユニット。技量はないし、火力は小さいし、防御力も弱い。ただ速度6はそこそこ貴重であり、戦場の火消役と考えれば使えなくもない。
 ケンプファーはOVAに出てきたモビルスーツで、劇中ではジムスナイパー2とガンキャノン量産型からなる1~2個小隊と単機で交戦し、その大半を撃破している。ゲーム中でも火力5は凄まじい威力を発揮するが、一方で防御力はドム並みなので、扱いには注意を要する。
 最初のインパルスは連邦軍が取った。万事休す。アバオアクー前面はもうがら空きだ。Sフィールドから進入してきたジムスナイパー2が、要塞ヘクスに侵入し、白兵戦をしかけた。ジムスナイパーの火力は4、技量1、白兵戦なので合計+3の修正がつく。3以上の目を出せば命中だ。サイコロ4個振る。そのいずれもが3以上だった。全弾命中。さらにサイコロを4個振る。出目は1、2、3、6

ドカーン

2個目の要塞は難なく破壊された。この時点で、

アバオアクー降伏

となり、連邦軍の勝利が確定する。
なお、陥落寸前のアバオアクーからザビ家の一行が脱出を図ったが、その途中、シャアの放ったバズーカによって抹殺されたか否かは明らかではない。

おわり

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