射撃統制用レーダー、MK-13の説明書を読み終えた。ふー。
もちろん全部ではない。関係なさそうな所(歪みだとか虚像だとか)はさーっと読んだだけだ。
時間があれば、詳しいレポートを発表したいのだが、今回はとりあえず現時点で判明した事項について紹介したい。

測角精度

これは繰り返し述べている通り、「2ミルまたはそれ以上」に間違いはない。
また、ビーム幅と測角性能については、直接の因果関係はないようである。
これについては、私が前回予想した内容でほぼ正解であった。
オペレーター(方位盤操作員)は、目標映像がBスコープの丁度真ん中に来るようにレーダーの向きを調整し、その時の方位と距離を読み取ることで測角を行っている。目標エコーの大きさは36ミルぐらいで、これは私の予想よりも大きかった。
ただし熟練したオペレータは、レシーバーゲインを調整することによって目標エコーの大きさを自在に変化させることができるようである。また、それにより分解能(2つの目標を分離できる性能)もビーム幅やパルス幅による理論値よりも良好にできたようだ。

測距性能

ノーマルレンジの場合、15ヤード+実距離の0.1%である。
レーダー操作員は、画面上に現れた目標エコーの下端にノーマルレンジラインが一致するように調整を行い、その時の距離を読み取ることによって測距を行っている。
距離の分解能は100ヤード。これは同一方向に存在する2つの目標が100ヤード以内の場合、2目標が重なって見える事を意味する。しかし熟練したオペレーターはレシーバーゲインを調整して距離分解能を高めることができる。

着弾観測

MK13は着弾観測を有効に行うことができる

MK-8Mod3

MK-8Mod3は旧式のレーダーであるが、Mk-13とよく似ている。主要な変更点は以下の通り。
(1) 整備性に難がある。
(2) 6万ヤードまで観測できるが、測距可能なのは4万ヤードまで。
(3) 精密スイープの有効距離は2000~44000ヤード(MK-13は最大5万ヤード以上)

Mk-13レーダーの性能については下記参照
http://www.eugeneleeslover.com/USNAVY/CHAPTER-20-G.html