(写真1)セットアップ時の状況。左側の黒い艦がビスマルク
(写真2)第5ターンの状況。ビスマルクとウェールズが激しい砲撃戦を繰り広げる。
(写真2)第5ターンの状況。ビスマルクとウェールズが激しい砲撃戦を繰り広げる。
戦艦の戦い
山から帰ってきたかと思えば台風である。代休も貯まっているので今日は(ズル)休みしよう。
Jコマンドのオマケゲームもすこしずつこなしていきたい。
まずはJコマンド#43の付録「戦艦の戦い」である。
デンマーク海峡海戦
ダイスを振ってシナリオを決める。結果はデンマーク海峡海戦。ビスマルクと英艦隊の対決第1ラウンドで、史実ではフッド轟沈、ウェールズ損傷で独艦隊が勝利している。勝利条件は英側がビスマルクの撃沈、独側がビスマルクの離脱である。Jコマンドのリプレイではビスマルクが英艦隊の追撃を巻いて勝利しているが、果たしてここでの展開は・・・?。第1~3ターン
距離約2万メートルから砲戦開始。独戦艦ビスマルクの砲撃は早くもフッドに命中。英巡洋戦艦フッドの速度を大いに低下させる(2S)。しかし英戦艦の砲撃は独重巡プリンツ・オイゲンに重大な損害を与えた(2W2S)。次第に脱落していくオイゲンに英重巡2隻が食い下がる。第4~5ターン
オイゲンはフッドと英重巡2隻の集中砲火を浴びて空しく撃沈された。しかし至近距離からの砲撃は英重巡サフォークに命中。最後の一矢を報いた(2S)。一方英戦艦プリンスオブウェールズとビスマルクは距離約15000mで激しい砲撃戦を展開。両者とも一歩も譲らない。第6ターン
ビスマルクの一撃が追いすがるウェールズに大損害を与えた。1W2S。速度が大幅に低下する。一方英戦艦の砲撃はしばしばビスマルクを傷つけたが、ダメコンチームの活躍で損害の復旧に成功していた。フッドは未だに速度を回復できず(2S)。頼みは2隻の重巡だけである。このままビスマルクは大西洋に逃げ出してしまうのか?。第7~9ターン
ビスマルクは右へ転進。ウェールズから距離を離しつつ右舷から接近する英重巡ノフォークとの距離を詰める。ノフォークは英艦隊で残る唯一の無傷の艦だ。距離18000mから放たれたビスマルクの射撃はノフォークにかなりの損害を与えた(1W1S)。第10~ターン
高速航行を続けるビスマルクは遂に英戦艦の視認距離外へと逃れた。最早ビスマルクを追うのはひ弱な2隻の重巡しかない。ビスマルクが英重巡にその牙を向ける。ノフォーク被弾。戦艦の砲撃に重巡が耐えられるものか。累積損害でノフォーク沈没。あとはビスマルクは逃げるだけだ。もう1隻の重巡サフォークは懸命に追いすがったが、既に損傷を被っているサフォークはビスマルクに追いつかない(オイゲン最期の一撃が効いたのだ)。結局そのままビスマルクが逃げ切って、独軍の戦略的勝利に終わった。感想
とにかくビスマルクが強い。勝利条件の関係上、英軍としてはとにかくビスマルクの足を止めないといけない。そのためには分火せずにビスマルクを集中攻撃するのが得策なのかも知れない。それから英重巡も最後の最後でビスマルクを視認距離内に捉えるという意味では重要な役割を担っている。今回オイゲンの反撃でサフォークが損傷を負ってしまったが、それがなければビスマルクをもう少し苦しめることが出来たかもしれない。ゲームとしては簡単で良い。ルールも簡単だし、ちょっとした時間つぶしには良いのかも知れない。しかし何か物足らない。戦艦同士の戦いってこんなにアッサリしているのか?。もう少し「ぐちゃぐちゃ」とした感じがあっても良いのではないか。そんな気がする。
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