戦略戦術

前回(05/08/31)述べた両軍の戦略について若干修正の必要がありそうです。
まず連合軍側。無用な損害を避けるという点は変わらないのですが、敵に我の2倍の損害を強要するのは不可能だし、それを求めてはいけません。敵に我と同程度の損害で満足すべきでしょう。またそれでも十分です。独軍の増援部隊は戦場を大きく横切る関係上、戦場に到着するのはどうしても1~2ターン遅れます。従ってユニット数比較で感じる程の戦力差はないというのが実情です。
独軍から見た場合、連合軍に出血を強いるのは間違いないのですが、自軍の出血に無頓着ではいけません。個々の部隊が消耗して1~2戦力の部隊ばかりになってしまうと、1エリアに集中できる戦力が小さくなってしまい、突破力が落ちるからです。連合軍の弱点部分を集中的に攻撃し、最小限の損害で最大限の戦果を目指す必要がありそうです。
勝利条件についてですが、連合軍にとってルクセンブルクを早期に失ったのは失敗でした。増援登場ゾーンに隣接しているルクセンブルクやアルロンは意外と重要で、できれば3ターンぐらいまで保持したい所です。一方、戦線中央のバストーニュはそれほど拘る必要はないように感じました。足止め部隊を残し、残りは後方に撤収した方が良いように思います。兵力不足の連合軍にとってマップの北から南まで切れ目ない戦線を引くのは困難です。適宜撤収して戦線の縮小を図り、部隊密度を厚くした方が良いように思いました。
戦術面では河川の使い方がポイントですね。兵力に劣る連合軍の場合、橋梁爆破を上手に駆使して独軍の進撃を止める必要があります。そういう意味から早期に工兵部隊を安易に失うことは避けなければなりません。その点、今回は失敗しました。

ゲーム感想

まずは褒める点。ルールは簡単です。戦闘ルールに少しややこしい箇所がありますが、CMJの記事を読めばすぐに理解できる内容です。1ターン3インパルスで、そのうち1インパルスしか動けないというルールも良いですね。波状攻撃による戦線突破や、予備部隊による対応などが比較的簡単なルールで再現できます。移動済みのユニットにマーカーを置くというシステムもわかりやすくて良いです。両者がダイスを振り合う戦闘ルールも、小部隊が大部隊を阻止するというような微妙なエピソードを再現でき、また防御側プレイヤーにもダイスを振る機会があって良いです。
次に困った点。まず時間がかかります。慣れない私は1ターン2時間(記録時間含む)。おかげで1日1ターンが精一杯でした。記録時間を含まず、またプレイに慣れれば1ターン1時間ぐらいにはなるかも知れません。それでも1ゲーム当たりの所要時間は7時間前後。1日のセッションがこのゲームで終わってしまいます。それだけの時間をかける価値があるゲームなのか否か?。ちょっと迷う所ですね。戦闘システムもエキサイティングなのは良いのですが少し面倒です。戦闘に参加している全ユニットを一旦別の場所に移して、そこでダイスを振り合うので意外と時間がかかります。ここはもう少し簡単なルールにできなかったのかな?、と思いました。
私はアルデンヌ戦について良く知らないのですが、どうやらこのゲームは歴史性に欠ける面もあるみたいですね。これはデザイナー自身が認めていることなので批判するには当たらないのかも知れませんが、ゲームをプレイする立場から言えば「明らかに歴史性に欠けるゲームに時間を割くのはどーかなー?」という思いがあるのは確かです。アルデンヌ戦を歴史的に再現するとつまらないゲームになるのでしょうか?。

総合評価=50点

次は「フランスでの決断」にでも挑戦しよう。