イメージ 1

こんにちは。
ワールド・ベースボール・クラッシクスでの日本チーム優勝おめでとうございます。
疑惑の判定やら対韓国戦2連敗やら奇跡の復活やら色々あったこのシリーズですが、まあ最後は優勝できて良かったですね。虎ファンとしては、タイガース選手の活躍が今ひとつ見られなかった(藤川球児は何度も逆転食らってるし)のが少し残念でした。

さて本題に戻ります。2005年日本シリーズのリプレイです。
史実では1勝もできず無残な4連敗を喫した我がタイガース。せめて夢の中の世界では反撃することができるのでしょうか?。
岡田監督が千葉マリンスタジアムの空の下、再び宙を舞うことができるのでしょうか?。

前回は、マリーンズ3勝2敗で千葉マリンスタジアムに戻ってきた第6戦を紹介しました。この1戦、タイガースは劣勢に立ちながらも8回表今岡誠の起死回生の3点本塁打で逆転に成功。同点に追いつかれた延長11回には、今度は相手の暴投と桧山進次郎の2点適時2塁打で8-5と勝ち越し。最後は継投で逃げ切ってタイガースが3勝3敗と逆王手に成功しました。いよいよ第7戦。すべての決着はこの1戦で決まります。

 (注)PFBとは、サイコロとカードを使ってプレイするタイプの野球ゲームです。選手1人が1枚のカードになっていて、カードの数値とダイスの結果を照合しながら試合を進めていきます。1試合のプレイ時間が20~30分なので、その気になれば年間140試合前後をプレイすることも可能です。
 詳しくはこちら
 入手方法はこちら

日本シリーズ再び、リベンジなるかタイガース?

 マリーンズが王手、タイガースが追いすがって逆王手。3勝3敗で迎えた第7戦。ついに後がなくなったマリーンズは、エース渡辺俊介が今シリーズ2度目の登板。タイガースはやはりシリーズ2回目の登板となる福原忍をマウンドに送り込んだ。
 先手を取ったのはタイガース。1死後2番関本がレフトスタンドへ本塁打(好珍HR)。昨日までの勢いがそのまま出た感じである。3回表のタイガースも2死から赤星、関本の連続ヒットで2死2,3塁のチャンスを掴んだが、ここは渡辺俊介が踏ん張って無得点。両チームとも後がないので必死である。
 3回裏のマリーンズ。2死後、9番西岡がヒットで出塁。その西岡の盗塁を警戒し過ぎたタイガース福原。続く小坂にもヒットを打たれて、2死1,3塁のピンチを迎えた。ここで1塁走者小坂が果敢に2盗を決める。2死2,3塁と1打逆転の形を作った。その場面で見事にチャンスに応えたマリーンズ2番大塚が、福原の5球目をレフト前に弾き返し、3塁走者西岡に続いて2塁から俊足小坂が一気に本塁を駆け抜け、マリーンズが2-1と逆転に成功した。
 4回表のタイガース。金本、今岡倒れて2死後、桧山、矢野の連続四球で2死1,2塁のチャンス。ここでタイガースベンチは8番スペンサーに代えて「代打の切り札」林威助を起用。林は期待に応えてセンターオーバーのツーベース。桧山、矢野が相次いで本塁に生還し、3-2とタイガースが再びリードを奪った。
 4回裏のマリーンズ。この回先頭の4番フランコが福原の甘いカーブを見逃さずにレフトスタンドへ1号本塁打。マリーンズが再び3-3と同点に追いついた。マリーンズの猛攻はなおも続く。続く5番今江(なぜかこのシリーズでは今ひとつ不振)がヒット。続く李もヒットで続き、無死1,3塁と勝ち越しのチャンスを迎えた。続く福浦が四球で出塁し、無死満塁となった時点でタイガースは先発福原を諦めて、2番手ウィリアムスをマウンドに送った。タイガースベンチは三振を期待してウィリアムスを送り込んだが、8番里崎の当たりは無常にもショートゴロ。6-4-3の併殺が成立する間に3塁走者今江が本塁を踏み、マリーンズが4-3と勝ち越しに成功した。続く9番西岡もセンター前に弾き返して1点を追加。この回計3点を得点したマリーンズが5-3と再び逆転に成功した。
 5回裏。タイガースのウィリアムスは依然としてピリッとしない。この回先頭の大塚がヒットで出塁。サブロー倒れて1死、フランコ四球で1死1,2塁とした後、5番今江のタイムリーで俊足大塚が本塁を駆け抜けてまず1点。さらに続く李が右中間へ2塁打を放ち、2塁走者フランコがホームインで2点目。7番福浦倒れて2死。8番里崎四球で2死満塁とした後、ここでタイガースに痛恨のバッテリーエラー。矢野のパスボールで今江が生還し3点目。8-3と5点の大量リードのマリーンズ。さすがにタイガースもここで集中力が切れたか・・?。
 一方のマリーンズ渡辺は、尻上がりに調子を上げていった。赤星、シーツ、金本、今岡も渡辺の速球を打ちあぐむ。
 そして8-3のまま迎えた9回表。この回先頭の今岡がヒットで出塁。しかし桧山三振、矢野ショートフライで早くも2死。ここでタイガースは代打にベテラン片岡篤史を送るが、片岡は期待に応えることができずにライトフライ。結局8-3でマリーンズがタイガースを下した。

 10/30 千葉マリンスタジアム
 T 1 0 0 2 0 0 0 0 0 0 計3
 M 0 0 2 3 3 0 0 0 0 x 計8
  勝:渡辺1勝1敗
  敗:福原2敗
  本:関本1号(渡辺)、フランコ1号(福原)

感想

 虎ファンの私にとっては些か残念な結果に終わってしまいましたが、まあ史実よりも善戦できたので良かったのではないでしょうか。今回のソロプレイでは、できるだけ両チームを平等に扱ってきたつもりですが、まあ完全中立とはいかなかったと思います。もし対人戦、つまり両チームが知恵の限りを尽くして戦った場合、残念ながらタイガースの戦力ではマリーンズに3つ以上勝つのは難しいように思います。それにしてもマリーンズ打線の破壊力は恐るべきです。こちらのウィリアムス、藤川、久保田がいとも簡単に打ち崩されるというのには驚きました。一方でタイガースの打線でマリーンズの先発投手陣を崩すのは至難の業です。タイガースの勝機は終盤まで接戦で我慢することでしょうか。9回以降で決着がついた試合が今回は7試合中5試合。その5試合に関して言えば3勝2敗でタイガースが勝っています。
 別の面で分析してみると、タイガースの3勝のうち、2つは下柳が先発して勝っています(勝ち投手にはなれないケースもありましたが)。下柳以外で勝てたのは今岡の「奇跡のスリーラン」で勝てた第6戦だけ。あとは全部負けています。ということはマリーンズの打線を封じるためには、下柳級の投手が必要ということになりそうです。安藤や福原では役不足。いやんや井川慶においておや、です。