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(写真1)二荒神社境内。ここからいよいよ山登りが始まります。
(写真2)4合面付近の景観
(写真3)頂上へ向けてあと1歩。青空のすぐ下が頂上です。
(写真4)日光男体山頂上の風景


登山

二荒神社の標高は1270m。男体山の頂上は2486mだから、標高差実に1200mです。前回の両神山が標高差1100mぐらいでしたから、それよりもさらに標高差が大きいことになります。この二荒神社では、入山料として\500を支払わなければなりません。ちょっと理不尽な気がしないでもないですが、まあ良いでしょう。安っぽいお守りを貰って、さあ出発です。

最初からいきなりの急登。体が十分に暖まっていない状態で激しい運動したのでゲロを吐きそうになりました。それでも険しい山道を登って200m程標高を稼ぎ、ようやくの思いで3合目に出た後は、しばらく車道歩きになります。車道歩きは勾配が小さく、比較的歩きやすいです。しかしその一方でなかなか標高が稼げないのが悲しいです。

4合目に到着。二荒神社からここまでの所要時間は50分程でした。車道歩きもここまで。ここからは再び本格的な登山道に入っていきます。軽装の外国人が足取りも軽やかに、私の横を抜き去って行きました。私はといえば、ここで小休止。冷たい水をぐいっと飲み干します。眼下に見える中禅寺湖を眺めながら飲む水の味は格別でした。

4合目から先は再び勾配の大きいい山道に入っていきます。それでも今までの登りで体が随分暖まったみたいなので、さっきよりもかなり楽に登っていきます。5合目、そして6合目。順調に高度を稼いで行きます。しかし6合目を過ぎ、さらに少し上がっていくと、登山道はいよいよ厳しくなっていきました。ゴロゴロした岩場でキツイ勾配。足場が安定せず、しかも足を大きく踏ん張る場面が多くなりかなり厳しい。ここまで調子良く来ていたのに、このあたりからガックリペースが落ちてしまいました。気圧行動計の目盛りは未だに1900m前後。頂上はまだまだ遠いです。

途中休み休み歩きながら、ようやく8合目に到達しました。8合目からは勾配が少し緩やかになり、登山道も歩きやすくなってきました。頂上までの標高差はあと300m程。最後の一踏ん張り。9合目を過ぎるとガレ場になってきます。富士山等で良く見る景色です。私は一昨年登った利尻富士を思い出しました。赤い石ころの上で足を滑らせながら、それでもようやく見えてきた頂上目指して1歩1歩登っていきます。
頂上に着いたのはお昼過ぎでした。二荒神社からの所要時間は3時間弱。標準コースタイムが3時間30分だから、まあ良いペースではないかと思います。私が頂上に着いた時間帯は、丁度ガスが上がってきていて、残念ながら周囲の景色は今ひとつ良く見えませんでした。それでも背後に見える女峰山(2483m)や眼下の中禅寺湖がなんとか見えているので写真を撮っておきます。