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(写真1)富士見平から見た朝の赤石岳
(写真2)小赤石岳直下のお花畑
(写真3)赤石岳頂上にて記念撮影
(写真4)小赤石岳の肩から見た縦走路。中央付近に見えるのが荒川小屋
(写真5)同じく小赤石岳の肩から見た荒川岳から悪沢岳へ伸びる稜線


2日目

前夜は2000消灯だったのですが、狭い睡眠スペースその他でなかなか寝付けませんでした。それでも2度程目を覚ますことはありましたが、結局は朝になるまでそれなりの睡眠を取れたように思います。
朝0400頃起床。食事は0430から。トイレ等を済ませて0500に赤石小屋を出発します。まだ薄暗い登山道ですが、ヘッドライトを使うほどではありません。薄暗い山道を30分ほど登ると見晴らしの良い稜線に出ます。「富士見平」と呼ばれる場所で、赤石岳、荒川岳、悪沢岳といった今日向かう山々がハッキリと見えます。天候は晴れ。今日は気持ち良い登山ができそうです。

富士見平からの登山道は狭い稜線沿いの道になります。足を滑らせるとそのまま滑落というような狭い場所もあり、慎重を要する個所もあります。ただしアップダウンはそれほどありません。1時間ほど歩いて清流が流れる水場に出ます。周囲は黄色や白い高山植物が咲き乱れる桃源郷です。冷たい水で喉を潤し、青空をバックにした花畑の姿を写真に収めます。

ここからは花畑の中をひたすら登っていきます。つづら折の山道を少しづつ高度を稼いでいくと、眼下に見えている水場が次第に遠くなってきます。花畑を越えて視界の効く高さまで上がると、そこが赤石岳の分岐点です。左に向かうと赤石岳から聖岳方面へ向かう道が続き、右は荒川岳、悪沢岳へ続く道になります。右へ向かう道が本来のコースなのですが、その前に赤石岳のピークを取っておきたいので、少しコースを外れて行きます。

20分程歩くとそこが赤石岳の頂上です。標高3120m。本邦第7位の高さです。ここからは南アルプス南部の山々が一望に出来ます。南に見える大きな山が聖岳(3013m)。本邦最南端の3000m峰です。その右手に兎岳(2818m)、大沢岳(2819m)等が見えます。北に目を向けると、すぐ近くに小赤石岳(3081m)、その向こうに荒川岳、悪沢岳といった3000m級の山々が見えます。赤石岳頂上に辿り着いたのが0745。ここで20分程時間を過ごし、山上からの景観を堪能します。

登ってきた道を逆行し、分岐点を過ぎて本来のコースに戻ります。30分程歩くとそこが小赤石岳の頂上です。振り返ると先ほど過ごした赤石岳の頂上が良く見えます。
小赤石岳頂上で少し時間を過ごし、さらに北に向かいます。小赤石の肩を越えると砂上の急斜面に出ます。ここを下ると大聖寺平に出ます。左手に広河原方面への道が続いていますが、そちらに向かう人の姿はありません。正面にはこれから向かう荒川岳の姿が次第に大きくなってきました。その右手の見えるはずの悪沢岳山頂付近には、早くもガスがかかっています。

谷間の緩やかな斜面を30分程降りると、荒川小屋につきます。標高は2650mぐらいで、赤石岳頂上からは400m近く降りたことになります(勿体無い)。時刻は1000。ここで少し時間を取り、昼食や水の補給を行います。昼食はカロリーメイトとビスケット。山の食事はとかく味気ないものになりがちですが、これは仕方のない所。山小屋ではもう少しマシなものを食べさせてくれるので、普段の食事は携行性重視で行きましょう。


今回のコース


赤石小屋(朝食)->富士見平->赤石岳->小赤石岳->荒川小屋(昼食)

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