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Middle Earthへ遊びに行きました(承前)

先日、大阪のMiddle Earthへ遊びに行きました。丁度18切符の時期だったので、往路は鈍行を利用して安く移動。お世話になっているワニミさん宅でその晩はゲームを楽しみ、翌日に表題の場所へ遊びに行きました。前回は「決戦!アバオアクー」(オリジナル)のリプレイを紹介しました。今回はやはり自作ゲームの「ソロモン夜襲戦」のリプレイを紹介したく思います。


ソロモン夜襲戦(オリジナル)--クラ湾夜戦

昼食後、Takobaさんが帰られたので、私とワニミさんで「ソロモン夜襲戦」を広げました。シナリオは9番「軽巡へレナの最期」。クラ湾夜戦を扱ったシナリオです。ダイス判定の結果、私が日本軍、ワニミさんが連合軍となりました。
このシナリオ、隻数はお互い7隻同士なのですが、我が方が7隻すべて駆逐艦なのに対し、敵の3隻は1万トン級大型軽巡洋艦。しかも我が駆逐艦4隻は輸送部隊なので最初は輸送任務に就いているという状態です。すなわち我が大型駆逐艦3隻で敵大型軽巡3、駆逐艦4と戦う羽目になります。

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第1ターン

敵艦の近づくを発見した我が前衛駆逐艦隊(「新月」「谷風」「涼風」)は針路を180度回頭。敵と同航戦の体勢に入ります。と、その刹那、敵艦隊から6インチ砲弾が次々と飛来し、我が前衛駆逐艦に降り注ぎました。敵巡「ホノルル」の放った6インチ砲弾5発が次々と「谷風」に命中。「谷風」は瞬時に大破してしまいました。「新月」「涼風」にも数発の6インチ砲弾が命中しますが、こちらはなおも戦闘可能です。

第2~3ターン

敵大型軽巡の猛烈な砲撃を避けるため速度を上げつつ距離の離隔を図る我が駆逐艦戦隊。敵巡からの砲撃はなおも熾烈を極めますが、回避行動が効を奏したのか甚大な被害はありませんでした。頃合良し、と見計らって2隻の駆逐艦は距離9000mから計12本の酸素魚雷を放ちます。やや距離は遠いですが、必中にこめた我らの思い。必ずや敵艦を仕留めてくれるでしょう。

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第4~5ターン

9000mの距離を苦もなく疾走する我が酸素魚雷。しかし惜しいかな、僅かな差で敵巡洋艦を捉えることができませんでした。敵巡「ホノルル」「ヘレナ」の舷側をかすめて行く酸素魚雷。このままでは負けてしまう。それまでは戦闘を避けて南下を続けていた我が第2輸送隊の駆逐艦4隻が急遽反転。苦戦する我が駆逐艦群を救うべく北上を開始しました。

(写真)大型軽巡へレナ。史実では日本駆逐艦の雷撃を受けてクラ湾に沈んだが、今回のシナリオでは最後まで健在であった。
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第6~7ターン

北上を続ける輸送部隊の中で、駆逐艦「天霧」「初雪」の2艦は、絶好の射点から計18本の90式空気魚雷を発射しました。発射された18本の魚雷は6000mの距離を疾走。敵軽巡「ホノルル」の至近距離をかすめたのですが、惜しくも命中はなし。その頃、単独で退避行動を続けていた我が駆逐艦「谷風」が米駆逐艦2隻から砲撃を受け、コロンバンガラ島の沖合いで撃沈されてしまいました。

第8ターン以降

「谷風」を撃沈した米艦隊はこれ以上戦闘を拡大する意思はなく北方に撤退。対する我が方は「新月」「涼風」の2艦が次発装填を完了して機会を伺ったが攻撃のチャンスはなし。結局我々は輸送作戦を成功させたものの、「谷風」を失ったために勝利条件上は敗北を喫してしまいました。

感想

日本軍の魚雷が当たるか当たらないかだけで決まってしまうやや単調なゲームになってしまいました。今回のように米軍は日本軍の魚雷を避けつつ、日本駆逐艦を1隻仕留めれば勝利。逆に日本軍の魚雷攻撃が効を奏し、米巡の1隻でも重大な損害を与えることに成功すれば、一気に日本軍が有利になります。本来、このシナリオの争点は「日本軍の増援輸送作戦が成功するか否か」という点にあり、そのために輸送成功による追加勝利得点を日本側に与えたのですが、その得点が合計しても大型駆逐艦1隻の損失分すら補填できない量なので、「輸送部隊を守るために戦う」といった醍醐味からは少し離れてしまっているようです。日本軍の輸送成功による獲得勝利得点をもう少し多めにし、輸送の成否がシナリオの勝敗にもう少し影響するように改造したほうが良いかもしれません。