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PFB2002完成

PFBシリーズの2002年度データ版が完成しました。
2002年度といえば、セリーグでは就任1年目の原ジャイアンツがV1を達成し、日本シリーズでは西武ライオンズを4タテして「新たな黄金時代」を予見させました。
パリーグでは西武ライオンズが昨年の覇者近鉄バッファローズや一昨年の覇者福岡ダイエーホークスを抑えてリーグ制覇を成し遂げました。
MVPは巨人の松井秀喜選手と西武のカブレラ選手。松井秀喜選手はこの年を最後にメジャーリーグへ移籍し、今の所は2002年が彼にとって日本球界最後の年となりました(今後日本球界へ復帰すれば更新されますが)。

注:PFBとは、かつてHJ社から出版されていた"熱闘12球団ペナントレース(APBA)"シリーズと同等のコンセプトを持つシミュレーションゲームです。 "熱闘"が持っていた手軽さ(ルールの容易さ、プレイ時間の短さ)はそのまま継承し、"熱闘"よりも遥かに現実再現性の高いゲームになっています。

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カードを見て

全チーム見ている余裕はないのですが、一部のチームについてデータカードを眺めてみました。
まずは日本一に輝いた巨人。
打線は強力です。松井秀喜を中心に、清水、阿部、高橋由伸、二岡あたりが使えます。また清原和博はこの年わずか55試合の出場に過ぎませんでしたが、出場機会さえ得ることができれば、その破壊力は一流です。
投手陣も強力で、特に先発投手陣は上原、工藤、桑田、入来祐作、高橋尚成、そしてルーキーの真田という布陣は重厚そのものです。ただ例によって救援投手陣はやや薄いです。

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二岡智宏と清原和博。二岡の長打力は意外な程大きく、本塁打数24本は松井に次ぐチーム第2位です。清原のデータカードは数値から見れば十分強力ですが、「負傷75」が玉に傷。

次に我が阪神タイガースを見てみましょう。星野仙一監督就任1年目のこの年、5月前半まで首位独走。その後やや調子を落としながらも、6月15日までは首位に食らいついていたのですが、6月後半からバタバタと連敗し、その後調子を取り戻すことができず、終わってみれば4位でした。それでも昨年までの「万年最下位」に比べれば、健闘したと言って良く、翌年に向けたステップアップにつながりました。
カードを見てみると、なるほど調子を落した理由がよくわかります。打撃陣の中でほぼフルシーズン働いたのは今岡誠、アリアスの2人だけといって良く、あとは桧山=負傷30、濱中=負傷45、赤星=負傷90、矢野=負傷90、ホワイト=負傷60といった感じです。FAで獲得した片岡篤史も打率.228と期待した程の働きはできませんでした。
投手陣は井川、ムーア、籔、谷中、川尻、星野伸之といったあたりが先発の軸になりますが、井川を除けばいずれも安定感にやや欠けます。安藤、藤川といった若手もG=2.7、C=0.3ではねえ・・・・。救援陣も駒不足の感は否めません。

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井川慶と藤川球児。今では話題の中心となる2人です。井川は2002~2003年頃が一番安定感があったように思います。一方藤川はこの時期はまだまだ発展途上ですね。

パリーグのチームも見てみましょう。まずは西武ライオンズ。打線がすごいですね。本塁打55本を放ったカブレラをはじめ、36本の松井稼頭央、33本の和田。クリーンナップだけで124本ものホームランを放ったその破壊力は、他チームの追随を許しません。その他、小関、高木浩之、伊東あたりまでは良いのですが、その他のポジションに穴があります。シーズン半ばにチームに加わるエバンスは、チームの隙間を埋める存在として貴重です。
投手陣はやや手薄です。この年の松坂大輔は怪我のために精彩を欠き、西口、三井、石井貴、許、張、後藤、潮崎と頭数は大井のですが、いずれも決定打に欠けるというのが実情です。ただ救援陣は強力。森慎二がG=4.1,C=2.0、豊田清がなんとG=5.7,C=4.0です。こりゃ打てませんわ・・・・。

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松井稼頭央と豊田清。3割をコンスタントに打てるバットコントロール、本塁打30本以上を打てる長打力、30盗塁を可能とする俊足、そして優れた守備力。データを見る限り松井稼頭央は理想的な3番打者ですが、メジャーでは苦戦しているようです。一方この年の豊田は球威と制球力を併せ持った素晴しいクローサーでした。

最後に2001年の覇者、大阪近鉄バッファローズ。「いてまえ打線」は健在。3番ローズが46本、4番中村紀洋が42本と2人合わせて88本。2001年の101本には及ばないものの、その威力は侮り難いものがあります。その他大村直之、吉岡、礒部、川口、阿部、水口といった選手がいます。西武のような穴はありませんが、トータルの破壊力は西武と比べてやや見劣りします。3割打者が1人もいないというのも少し寂しい所です。
投手陣はパウエル、岩隈、高村、前川らが先発の軸になりますが、安定感には甚だ欠けます。救援陣の方もストッパーの柱となる大塚晶文が6月に入るまで使えないというのは痛い所です。
贔屓目なしで見た場合、2002年バッファローズの戦力は甚だ不足しており、2位につけただけでも大健闘と言えそうな気がします。

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中村紀洋とパウエル。この年の中村は全盛期の勢いをまだ残しています。一方のパウエル。勝ち星こそ17を数えましたが、データカードを見る限りは安定感にやや欠けると言わざるを得ません。

今後

とまあこんな感じでPFB2002が完成しました。
次はPFB2001です。目標は今年の6月末日完成、としておきましょう。