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南アルプス登山記(第3回)

一昨年の夏に南アルプス北部、昨年の夏には南アルプス南部を踏破してきました。そのことはかつてこのブログでも紹介させて頂いた通りです。


これまでの登山で南アルプスの3000m級峰はその大半を制することができました。残る3000m峰は塩見岳、聖岳の2つだけです。そこでこの夏、残った2つのうちの1つ、聖岳へ登頂することにしました。


光岳を制覇する

3日目は0300頃目が覚めた。外に出て歯を磨く。朝食は0450。朝食も美味しい。トイレを済ませて出発は0520。今日は茶臼岳から易老岳を抜けて光岳を制覇し、再び易老岳に戻ってきて、そこから長い下り斜面を下って行き、最後は易老渡に降りる、というコースを設定した。このコースは標準コースタイムで12時間要するという長丁場だ。早めに山小屋を出たが、さてさて夕方までに下山できるか?。

しばらく歩いて稜線に出る。そこから少し登れば茶臼岳の山頂だ。茶臼岳の山頂に着いたのは0600頃。振り返ると昨日登ってきた聖岳や上河内岳がはっきりと見える。

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光岳へ向かう途中で振り返った山々の風景。真ん中が聖岳、右が上河内岳か?。


茶臼岳から降りて樹林帯に入っていく。しばらく歩くと視界が開け、そこから景観の良い稜線歩きが続く。右手後方には聖岳、上河内岳、それに今しがた越えてきた茶臼岳が見える。希望峰を過ぎるとさらに標高が下がる。樹林帯の中に入り視界が遮られる。前方からチラホラとすれ違う人が増えてくる。光小屋を今朝出発してきたのだろう。

0800頃易老岳に着く。ここから易老渡へ降りていく下山道が分かれている。ここに荷物の一部を置き、身軽になって光岳を目指す。
易老岳から先は少し下りになる。三吉ガレ、三吉平等を経て、光岳への本格的な登りにさしかかる。光岳への登りは、乾いた渓谷の間を標高差約200mほど登る。それほどきつくはない。昨日の上河内岳に比べると全然楽だ。
渓谷を登りきったそこが静高平。青い空、乾いた木々が美しい。ここから光小屋までは約15分とある。

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光岳へ向かう登り斜面。ここを乗越えた場所が静高平だ。

前方に光小屋が見えてくる。木道を歩いて高層湿原を2つ抜けたそこに光小屋がある。光小屋到着は1010。そのまま光岳を目指す。光岳の山頂までは少し距離があったが、15分ほどで到着した。時に1030。さらに数分歩いた先に光石と呼ばれる景観の良い場所に出る。眼下に見える大井川の流れが美しい。

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光石から見た景観。光岳は南アルプス最南端部に位置する山塊で、日本百名山の1つに数えられている名山です。

1200頃より下山開始。往路と同じ道を戻って易老岳を目指す。帰りは下りが中心なので「大したことはない」と思っていたが、それが意外ときつかった。特に易老岳山頂へ戻る最後の登り100m程が辛かった。易老岳に戻ってきたのは1340頃。そこで荷物の整理をすませて易老渡までの長い長い下山路を降りていく。

最初は岩場の危なっかしい個所もあって肝をつぶした。標高2000mを切ったあたりからは単調な下りが続くようになる。それでも徐々に標高が下がってくるのは嬉しい。標高1400m付近に面平と呼ばれる少し広い場所がある。ここまで来たら2/3も過ぎたも同然。あとは慎重に下山するだけだ。下方から聞こえてくる川のせせらぎもだんだんだんだんハッキリしてくる。
標高1000mを切り、さらに山道を降りていく。ようやく易老渡の橋に着いたのが1620頃である。あーあ、疲れた。

感想

実質3泊3日の山歩き。今回は天候に恵まれたので気持ち良い山歩きができました。それでもさすがに南アルプスはきつかったです。北アルプスみたいに「スリリングな」場所こそ少ないですが、それでも標高差数百メートルというアップダウンが続くと体力的にはきついです。特に最後の下りはヘロヘロでした。

今回の登山で3000m級の山である聖岳と、日本百名山の1つである光岳、そして上河内岳、茶臼岳という山々を制覇することができました。アプローチが容易ではない南アルプス南部の秘境を一気にまとめて制覇できた意義は大きかったです。さらに3000m級で未踏破の山も残り3つになり、全3000m級制覇の実現も見えてきました。

さてさて、次はどこへ行こうかな?。