(以下、若干のネタバレを含みます)
先日地上波で「ローレライ」見ました。
「見た」とは言っても、途中で所要のため中座してしまったため、完全に見たわけではありません。物語の主要な部分、例えば「伊507」の特殊な能力とか、ローレライとは何ぞやとか、ヒロインの特殊能力とか、そういった部分は理解していません。だから感想といっても断片的なものになってしまいますが、その点はご容赦下さい。また、録画せずにその場で見た限りなので、私の勘違いや誤解も含まれているかもしれません。その点もまあ大目に見てやって下さい。
「見た」とは言っても、途中で所要のため中座してしまったため、完全に見たわけではありません。物語の主要な部分、例えば「伊507」の特殊な能力とか、ローレライとは何ぞやとか、ヒロインの特殊能力とか、そういった部分は理解していません。だから感想といっても断片的なものになってしまいますが、その点はご容赦下さい。また、録画せずにその場で見た限りなので、私の勘違いや誤解も含まれているかもしれません。その点もまあ大目に見てやって下さい。
まず我々のような人種が最初に気になるのは、クライマックスの対潜戦です。娯楽映画に細かい突っ込みは「無粋」なのかもしれませんが、そういった部分を突っ込むのがこの種の作品を見る楽しみとも言える訳で・・・。
まず褒めるべき点を褒めておきますと、米駆逐艦がちゃんとフレッチャー級していました。これがもしC.F.アダムス級とか、ノックス級だったら(それはそれで面白かったのですが)、突っ込みポイントになっていましたけど、その点は残念というか拍子抜けというか・・・。ただ、対潜戦だからフレッチャー級も良いけど、DEも出して欲しかったなあ・・・。敵艦が全部「同じ顔」というのは、ガミラス艦隊みたいでちょっと興ざめです。
米駆逐艦が最初に「伊507」と交戦する際、ヘッジホッグを使用していました。作品中では「新型爆雷」と呼称していましたが、まあ「素人さん」が理解する際の表現としては許容範囲だと思います(フレッチャー級がヘッジホッグを標準搭載していたか否かは少し疑問)。ただ、その後の米駆逐艦の攻撃で、ヘッジホッグや側方投射爆雷はまだしも、53cm魚雷を潜水艦めがけて打ち込むのはいけませんねえ。WW2で対潜魚雷が全く使用されなかった訳ではありませんが、少なくとも53cm級の魚雷を敵潜水艦めがけて雨アラレと打ち込むような戦いはしていないと思います。
あと米駆逐艦隊の対潜戦術が下手糞過ぎ。戦艦部隊相手に襲撃行動行うわけじゃないんだから、あんなに密集隊形で対潜戦やってもしゃーないでしょ。案の定、魚雷喰った駆逐艦が、ドメル艦隊よろしく僚艦と衝突。次々と落語(じゃなかった落伍)していく様は、あまりに無様です。同じ対潜戦扱うにしても、大昔に見た「眼下の敵」の方が全然迫力がありました。いくらCGを綺麗にしても、どうやらもっと根本的な部分で追いついていない面があるように感じました。
とまあ、本編とは関係ない所ばかり話してきましたが、役者さんはなかなか豪華です。「伊507」艦長絹見少佐:役所広司、N式潜水艦操舵手 :妻夫木聡、先任将校木崎大尉:柳葉敏郎、「ローレライ」オペレーター:香椎由宇、浅倉大佐:堤真一、海軍軍令部総長:伊武雅刀・・・、とまあ、これだけ並べてみると、まるで「月9ドラマ」のようです。まあフジテレビ系の映画なので当然といえば当然なのですが・・・。
余談ついでに、本作のボスキャラ:浅倉大佐(提真一)が絹見少佐(役所広司)と話をする際、「大和田通信隊」が出てきたのは少し嬉しかったです。
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