PFB2007戦力分析。今回は広島カープの場合について取り上げてみたいと思います。なお以下はあくまでも「ゲームの中のお話」です。現実の世界と類似する個人名や組織名が登場することがありますが、あくまでも「偶然の一致」であることを申し添えておきます。また本文中で「今年」とか「今シーズン」といった言葉が出てきますが、「2007年」あるいは「2007年度シーズン」のことであるとお考え下さい。

 (注)PFBとは、サイコロとカードを使ってプレイするタイプの野球ゲームです。選手1人が1枚のカードになっていて、カードの数値とダイスの結果を照合しながら試合を進めていきます。1試合のプレイ時間が20~30分なので、その気になれば年間140試合前後をプレイすることも(一応は)可能です。
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広島カープ

一見した所打線はそれなりに強力です。4番新井貴浩を中心に、栗原健太、前田智徳が前後を固めるクリーンアップの破壊力は、セリーグの中でも強力な部類に属するでしょう。梵英心、東出輝裕といった俊足選手はチャンスメーカーに最適です。誤算は嶋重宣の不振ですが、彼とて持ち前の長打力を生かせれば活躍の余地があります。またカープは内外野の守備力でも定評があります。
弱点を1つ上げるとすれば、捕手が確定しないこと。石原慶幸と倉義和の2人がいますが、いずれもタフネスB。もし不運が重なって捕手2人が戦線を離れるようなことがあれば、カープは深刻な事態に見舞われるでしょう。

投手陣の方はそれほど潤沢ではありません。エース黒田博樹は比較的安定していますが、それでも昨年から比べると安定感は劣ります。その他には長谷川昌幸か高橋建が使えるくらい。その次の大竹寛、青木高広、宮崎充登らはいずれも安定感に欠けます。それでも安定した先発投手を3人有するカープ投手陣は、タイガースやベイスターズよりは余程強力であり、使い方さえ誤らなければ十分に上位を狙える力を秘めています。

救援投手陣は横山竜士、永川勝裕、青木勇人の3人が中心になります。クローザーを担うはずだった永川に昨年の安定感はありません。それよりも制球力の高い青木が一見一番安定しているようにも見えますが、球威がないので連打が怖い。永川は制球力が低く、横山も同じく制球力に難があります。他に梅津や林もいますが、能力的には到底接線を戦えるものではなく、結局の所、カープ最大のウィークポイントは救援投手陣なのかも知れません。

< スタメン例 >
1 遊 梵英心
2 二 東出輝裕
3 一 栗原健太
4 三 新井貴浩
5 左 前田智徳
6 中 アレックス
7 捕 石原慶幸
8 右 嶋重宣
9 投 (投手)

< 注目の選手たち >
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昨年は怪我に泣いた栗原健太は、今年全試合出場を達成し、カープ打線の中核としての地位を確たるものにしました。新井の抜けた来季は、真のカープの中核打者としての活躍が期待されます。長谷川昌幸の方は「どうしてこんなにデータが良いの?」と一瞬不思議に思いましたが(データを再チェックした程です)、防御率と被安打率が低かったようです。

投手B、打線B、総合B