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歴史群像2008年2月号 学研

この種の雑誌は
「貯まる一方で場所取るだけだし・・・」
と思って、今まで購入には二の足を踏んでいたのですが、最近
「面白そうな記事だけスキャナーで取っておけば良いじゃん」
と気がつき、案外抵抗感なくボカボカ買っています。

今回の特集は「アルデンヌ1944」。いわゆるバルジの戦いです。
バルジ戦はSLGゲーマーにはかなり知られたアイテムなのですが、我が国ではまだまだマイナーテーマの域を出ていないように思います。そういった意味で今回の特集記事は、まるでSLG雑誌の「歴史背景記事」みたいなオーソドックスな内容です。
私個人的には、田村尚也氏の「日本水雷戦術発達史」と白石光氏の「突撃飛行隊シュトルムボック」が面白かったです。
「『島津将軍』の野望はあったのか」は、幕末の国家改造を夢見た島津斉彬と阿部正弘の話です。「どーしてこんな話が」と最初は思いましたが、この間NHKの大河を見て納得しました。そーか。時事ネタだったんだ。
他には「桶狭間の戦い」「塹壕戦入門」「血盟団事件」「天安門事件」等の記事が掲載されていました。

個人的にはちょっと読む所が少なかったと思いましたが、それは個人の好みでしょう。人によっては「面白い」と感じると思いました。値段的にも手頃だし、ちょっとした知的刺激を満足するには手頃な雑誌ではないでしょうか。

お奨め度★★★