PFB2007戦力分析。今回は福岡ソフトバンクホークスについて取り上げてみたいと思います。なお以下はあくまでも「ゲームの中のお話」です。現実の世界と類似する個人名や組織名が登場することがありますが、あくまでも「偶然の一致」であることを申し添えておきます。また本文中で「今年」とか「今シーズン」といった言葉が出てきますが、「2007年」あるいは「2007年度シーズン」のことであるとお考え下さい。

 (注)PFBとは、サイコロとカードを使ってプレイするタイプの野球ゲームです。選手1人が1枚のカードになっていて、カードの数値とダイスの結果を照合しながら試合を進めていきます。1試合のプレイ時間が20~30分なので、その気になれば年間140試合前後をプレイすることも(一応は)可能です。
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福岡ソフトバンクホークス

ズレータが抜けて小久保裕紀が加わったホークス打線。しかしホークス打線は年々小粒になり、かつての重量打線の面影は今やありません。チーム本塁打106本はセリーグ最小のタイガースの111本をも下回り、パリーグの中でもファイターズの73本に次ぐ少なさです。スター選手のFA等による流出によってパリーグ各球団は軒並み戦力低下を余儀なくされていますが、その影響を最も深刻に受けているのがひょっとしたらホークスなのかもしれません。
かつて不動の4番として猛打を欲しいままにしてきた松中信彦も、昨年、そして今年はかつての威力を失いました。今年は遂に「4番打者」指定まで失う有様。ホークス監督としては「運用に柔軟性が出て来た」と素直に喜んで良いものか、どうか・・・。ジャイアンツから小久保裕紀、ベイスターズから多村仁を獲得して打力の強化を図りましたが、小久保はなんとか及第点としても、多村は完全に期待外れ。ズレータの抜けた穴は大きかったと言わざるを得ないでしょう。
ホークスの強みの1つが大村直之、川崎宗則からなる1,2番コンビです。いずれもチャンスメーカーとしては最適なのですが、その中でも川崎は、安打率、出塁率、そして走力が高いレベルで安定しているので、トップバッターとしては最適です。それだけに川崎の「負傷45」はホークスにとっては痛恨の極みでしょう。

先発投手陣は並以上。昨年素晴らしい成績を残した斉藤和巳は、残念ながら今年は並みの投手になってしまいました。その代り昨年7勝の杉内俊哉が今年は15勝をマークして完全復活。和田毅、新垣渚はデータから見れば横這いだが、勝ち数は減。スワローズから移籍してきたガトームソンは何とか及第点、といった所でしょうか。それでも総合的に見ればホークス先発投手陣は強力な部類に属するといえます。

救援投手陣については、馬原孝広が安定感抜群です。この点、決定的なクローザーに欠くファイターズやマリーンズに優る点だと言えましょう。ただ、その他については不安が残ります。ベテラン水田章雄を初め、佐藤誠、篠原貴行、藤岡好明、柳瀬明弘らがいますが、そのうち球威のある水田、柳瀬以外は、それほど優れている訳ではありません。馬原、水田、柳瀬の活躍が鍵となるでしょう。

< 典型的な打順 >
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< 注目の選手たち >
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馬原孝浩は今シーズン球団歴代最多セーブとなる38セーブをマークし、見事パリーグ最多セーブ投手の座を獲得しました。データカードを見ても、パリーグの中ではずば抜けた能力を誇っています。川崎宗則は高い出塁率と安打率、俊足、そこそこの長打力、そして少ない三振等極めて優れたチャンスメーカーです。惜しむらくは「負傷45」。川崎がいない間は本間か森本が代役を務めることになるのでしょうか?。

投手A、打線B、総合B