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JRでは急行がどんどん減っています。
この10年に限ってみても、近日中に姿を消す夜行急行「銀河」をはじめ、「くまがわ」「ひとよし」「みよし」「だいせん」「かすが」「能登路」「たかやま」「ちくま」「アルプス」「陸中」「サロベツ」「利尻」等等。特急が増えたと単純に喜んで良いものかどうか・・・・。2004年に運転を始めたJR九州の「隼人の風」なんて、実質的には急行みたいなものだと思うんですけど・・・。

数少ない急行列車の中で、今でも定期運行を続けているのが急行「能登」です。深夜の上野駅を2333に発車。大宮、熊谷、高崎と止まった後は一路北国へ。雪深い上越、信越線を抜けたその先は、北陸の温泉地帯が待っています。

先日、北陸方面に行く機会があり、久しぶりにこの「能登」に乗ってみました。
深夜の上野駅は、それでも家路につくサラリーマン等でごった返しています。そんな中、特急列車専用のホームに入ってきた急行「能登」はなつかしのボンネット型車両。かつて国鉄時代の「雷鳥」等を思い起こさせます。私の席は指定席窓際。席に座り、座席を少し倒して、後は寝るだけです。

「能登」は運賃と急行料金、指定席料金だけで乗車できるので、価格的にはかなり安いです。勿論18切符の安さには敵いませんが、長距離バスとは良い勝負。乗り心地を考えれば長距離バス(3列シート型)の方に軍配を上げざるを得ないのですが、夜行列車独特の旅情は捨て難いものがあります。夜中に目が覚めて、窓の外から見える越後湯沢の夜景。そんな景色はなかなか見られるものではありません。

今やJRで定期運行している急行列車は、この「能登」、「銀河」(今年3月廃止予定)、「つやま」(岡山-津山)、「きたぐに」(大阪-新潟)、そして「はまなす」(青森-札幌)だけになってしまいました。「つやま」を除けばいずれも夜行列車というのが興味深いです。私はまだ「つやま」「きたぐに」には乗車したことがないので、なんとか廃止になる前に乗ってみたいです。

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