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主題のゲームをソロプレイで試してみました。最初ルール確認も兼ねて4度ばかりプレイしてみましたが、4度ともプロイセン軍の圧勝でした。特に「ここぞ」という時に「革命運動」等のフランス軍に不利なイベントが出て、そのままゲーム終了という展開が何度かありました。
そして迎えた第5回戦。序盤は順調だったフランス軍ではあったが、第3ターンのモーゼル川攻防戦で敗北。第5ターンからは早くも戦線防御を諦めて都市毎の拠点防御に切り替えた。プロイセン軍はフランス軍の都市を1つ1つ包囲していく。しかし都市に篭るフランス軍は強力であった。さすがのプロイセン軍も攻めあぐねた。こうして迎えた第8ターン。プロイセン軍はようやくセダンの一角を占領。勝利まであと都市2個所とした。

ゲーム展開

第8ターンまで

第1~3ターンは-->こちら
第4~8ターンは-->こちら

第9ターン

あと2ターンしかない。プロイセン軍は時間が勿体無いので帝国近衛軍団に対する攻撃を中止。兵力のほぼ全部を都市攻撃につぎ込んだ。攻撃目標はセダンとメッツの2個所のみ。特にメッツは4-1という高オッズでの攻撃だった(成功率1/2)。しかし期待のメッツ攻撃は失敗。一方であまり期待していなかったセダン攻撃が見事に成功。セダン西半分を守っていたフランス軍騎兵2ユニットのうち、1ユニットは消滅、残りは1ユニットになった。

第10ターン

最終ターンである。ここでプロイセン軍が2つの都市を占領し、VPを3点にすればプロイセン軍の勝利。それを阻止すればフランス軍の勝利である。とはいってもフランス軍。ここは相手のダイスに期待するしかない。
プロイセン軍はセダンに対して5-1、メッツに対して4-1、ナンシーに対して2-1の攻撃を行った。
まず一番確率の高いセダン攻撃。成功率5/6であったが、出目はなんと「6」。絶対有利なセダン攻撃でプロイセン軍は躓いてしまった。
こうなってはメッツ、ナンシーに対する攻撃を是が否でも成功させるしかない。まずメッツ。成功率1/2。第9ターンは失敗したが、今回は成功した。メッツ陥落。プロイセン軍はあと1つの都市を取れば勝利する。
ナンシーに対する攻撃は2-1。成功率わずか1/6の厳しいギャンブルである。奇跡を信じてプロイセン軍はダイスを振ったが・・・・、

奇跡は起きなかった。

ナンシーはフランス軍がしっかりと保持。結局最後まで都市を守りきったフランス軍の勝利に終わった。

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ゲーム終了時の状況

感想

イメージ 3プレイ時間は記録時間を含めて約3時間です。比較的手軽に行えるゲームだと言えるでしょう。
プレイしている間はずーっとフランス軍崩壊寸前に思えたので、最後の最後にフランス軍が(ゲーム上で)勝利を収めたのは驚きでした。特に第4ターンでプロイセン軍が「革命運動」を引いたときには「あーあ、これでジエンドか」と観念した程です。そういった意味において、篭城に徹したフランス軍の意外なしぶとさには、ちょっと驚きです。
とはいえ、このゲーム、フランス軍が不利であることは否めないように思えます。まあ史実が史実だけに仕方がないのですが・・・・。このゲームのフランス軍は、一方的に攻めまくられ、スタック制限は目茶苦茶厳しく、さらに意地悪なチットに振り回されるという実に悲しい存在です。

イメージ 4ルールは比較的簡単でした。基本はスタックありのNAWシステム。都市と河川のZOC効果がやや特殊である点と、プロイセン第1軍、フランス帝国近衛軍団といった特殊ユニットに関するルールを押えておけば、プレイそのものはスムーズに進むでしょう。興味深かったのは荒地の地形効果で、防御力2倍、移動コスト3というかなり厳しい目に設定されています。歩兵師団の移動力が6なので、荒地を進む場合1ターンに2ヘクスしか移動できません。劣勢なフランス軍としては、荒地の効果を上手く使いこなす必要がありそうです。

イメージ 5ルールを読んで少し気になったのが都市ヘクスと戦闘後後退の関係です。防御時のDRは都市では無視。これはOK。で、都市のユニットが攻撃に参加してARした場合は・・・?。11.10「戦闘後退却」によると、「対象ユニットをEZOC以外のヘクスへと退却させる」とありますが、都市にEZOCが及ばないことは9.1項に明記されている通り。ということは・・・・。
今回は「退却は必ず1ヘクス行わなければならない」として解釈したが、たとえ敵ユニットに隣接していてもZOCの及ばない都市内部に後退することは可能としました。
他にプロイセン第1軍のルール(7.0項)について、「プロイセン第1軍は他のユニットと共同攻撃を行うことはできない」となっていますが、これって場合によっては11.4項「攻撃の義務」に記載されている「EZOC内で移動を終えた全ユニットは攻撃を行わなければならない」というマストアタックの原則に抵触する場合が出てきます。

このゲームの歴史性についてですが、残念ながら私自身普仏戦争というテーマについて詳しくないので、本作が果たして普仏戦争のシミュレーションとしてどの程度のものかは判断しかねる面があります。「多分こんな展開だったんだろうな」と今は納得しておくことにします。

対人戦についてはちょっと辛そうです。フランス軍を担当した場合、ノーミスでプレイするのはかなり難しく、かといってフランス軍がミスを犯せば忽ちゲーム崩壊の危機。両プレイヤーが本ゲームに十分習熟しているという理想的環境では、CMJ#73に掲載されたリプレイ記事のような白熱した展開になるかもしれませんが、私のようなヘボプレイヤーはそのレベルに至らないでしょう。ソロプレイでノンビリ楽しむのがこのゲームのプレイスタイルなのかもしれません。

おわり