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こちらで予告していた通り、アルプスへ行ってきました。
期間は5泊5日、うち山中3泊です。

今回は第4日目の行程です。

(その他の記録は --> こちら)


鳥倉林道へ向かう

朝3時過ぎに起床。シャワーを浴びて出発準備をする。0420にホテルをチェックアウト。途中コンビニで食料を補充し、車で鳥倉林道を目指す。
林道への道はかなり狭い道。ジグザク走行で走りにくい。事故を起こさないように慎重に走る。国道152号線。南アルプスを真横に見る山岳路線で、個人的にはとても好きな道だ。

0630頃に鳥倉林道ゲート前に到着。そこが駐車場になっている。車を停めて出発準備をする。今日は辛い1日になりそうだという予感がある。登山も今日で4日目。私の個人的な経験でも4日間連続の山歩きは初めてだ。しかも今日は登山口から塩見小屋まで標高差1200mの登りになる。標準コースタイムは約7時間だが、果たして疲れ切ったこの足でこのハードコースを歩き通すことができるか。
「いざとなったら這ってでも登ってやる」
ちょっと悲愴な覚悟を秘めて歩き始めた。

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朝の鳥倉林道ゲート前

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鳥倉林道から奥へ続く登山道を見る。青い↓の向こうに登山口があるが、そこまで延々林道を歩いて行かなければならない。ぎょえー

三伏峠へ向かう

林道ゲートから登山口までは歩いて30~40分かかる。その間ずーっと林道を歩いて行かなければならない。緩い登り坂になっているが、林道を延延歩いて行くのは結構辛い。
いいかげん林道歩きに飽きて来た頃、ようやく前方に本当の登山口が見えてくる。バス停の終点。バスならばここまで入ってこれるらしい。水を飲んで喉を潤し、いよいよ塩見岳へ挑む。

登山口から最初は急な登りになる。カラマツの林、所々に咲く高山植物。足の疲労が懸念されたが、今の所は快調。いつもよりも速いペースで標高を稼いでいく。

登山口から30分程歩いた所で豊口のコルに着く。ここが登山口-三伏峠の1/3地点である。水を飲む。昨日購入しておいたアミノ酸サプリを飲む。新兵器=アミノ酸サプリが果たして威力を発揮するか。

豊口のコルからはやや平坦になる。ただし登山道は少し歩きにくくなる。所々に木造の橋や朽ち果てそうな梯子がある。そんなところは慎重に歩く。所々で下山者とすれ違う。今朝塩見岳に登頂してきたのだろうか。皆、満足気な顔をしている。

登山口から2時間と少しで三伏峠に着く。標準コースタイム3時間なのでここまでは快調と評してよい。三伏峠は塩見岳へ向かう登山者達にとって貴重な休憩場所になっている。何人かの登山者が腰を下ろし、中にはバーナーでラーメンを作っている人もいる。私も麓で購入してきたパンを食べ、空腹を癒す。そして今日何度目かのアミノ酸サプリも飲む。


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鳥倉林道終点の登山口。ここからいよいよ塩見岳に向けて長い旅が始まる。

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三伏峠へ向かう登山道。前方を歩くのはテント泊の若者達

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三伏峠にて

塩見小屋を目指して

三伏峠を出たのは1000頃。ここからは稜線部を歩いて塩見小屋を目指す。標準コースタイムは3~4時間。この先大きな登りはないが、いくつかのピークがあってアップダウンが続くらしい。

三伏峠を出て少し歩くと、いきなりピークに出る。標高2615mの三伏山山頂だ。低い潅木の向こうに憧れの塩見岳が見える・・・・、はずだったが生憎低い雲がかかっていて見えない。やんぬるかな。

三伏山から先は少し下りになる。しばらくアップダウンの少ない緩やかな登山路が続くが、本谷山近くで急激な登りがあり、それを登り切った地点が本谷山の山頂になる。標高2650m。三伏山との標高差は殆どない。

本谷山から先は少し下って再びハイマツの中の稜線歩きとなる。アップダウンが少なく歩きやすい。塩見小屋まであと1kmを切ったあたりから急登になる。ゴールは近いはずだが、ゴールの場所が正確にはわからない。このような歩きが一番辛い。とにかく急登を登っていくのみ。やがてハイマツ帯から稜線に出て、左右の山々が見えてくるようになる。左手から塩見新道が合流し、なおもしばらく歩くと、目の前に塩見小屋が見えてきた。ようやくゴールに辿り着いた。

時計を見ると1245。登山開始からの所要時間は丁度6時間ぐらいだった。思いの他ハイペースで登ってこれたので、自分の脚力に少し自信を深めた。これもアミノ酸サプリの威力だろうか。


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三伏山の頂上

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本谷山へ続く上り坂。登山路には菊のような黄色い花が咲いていた。

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本谷山山頂にて。若者達が昼寝をしていた。

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本谷山山頂から見る塩見岳。残念ながらガスがかかっていて見えなかった。



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