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「幕末維新始末紀」紹介

久しぶりにゲームネタです。

当ブログでもお世話になっているmtj様から「幕末維新始末紀」という自作ゲームをお送り頂きました。
お送りいただいてしばらくは私の事情で手付かずだったのですが、先日、ようやく封を開いて中を確認してみました。

綺麗なマップ。
ちゃんと切れ目が入れられたユニットシート。
さらにはユニットトレイまでついていて何から何まで至れり尽くせりです。

コンポーネントは、A3サイズのマップが1枚と小さ目のユニットシートが1枚。ユニット数は100枚です。

テーマは戊辰戦争。幕府による第2次長州征伐が失敗した時よりゲームが開始されます。1ターン1.5ヶ月で計24ターン。全3年間に渡る戦争(史実の戦争期間約1年半でしたが)を再現します。

マップは本州、北海道、四国、九州が計24の陸上エリアと6の海上エリアによって区分されています。エリア方式のマップ、指揮官と兵力に区分されたユニット等、雰囲気的には「太平記」に似ています。システムも両軍が1グループずつ動かす部分やリーダーの政治力で支配判定を行う点、さらには支配下のエリアから兵員を徴募する点なども「太平記」に似ています。ただ「太平記」がダイスによるイニシアティブ判定で移動量を決定するのに対し、こちらは先攻/後攻が1手づつ動かす点が少し違っています。従って「太平記」はややもすればテクニカルな動きが要求されるの対し、こちらは比較的「素直に」プレイすることができそうです。

他の特徴としてはイベントカードを使用すること。しかし今流行のカードドリブン方式ではなく、カードはあくまでもランダムイベント発生装置として機能しています。またカードプレイも全ての手札がオープンでプレイされるのも特徴で、おかげで「カードを使った腹の探り合い」という状況にはなりません。その点賛否両論があるかもしれませんが、ソロプレイメインの私にとっては有難いルールです。

最初の数ターンプレイしてみましたが、面白くて早く先をプレイしたくなりました。史実的には有名な割に決定版が少ないテーマなので、そういった点からも注目したい作品です。

プレイしたらまた報告します。

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