海上自衛隊期待の新型艦、16DDHこと護衛艦「ひゅうが」が横須賀に配備されました。
先日その「ひゅうが」を見るべく、横須賀へ行ってみました。
先日その「ひゅうが」を見るべく、横須賀へ行ってみました。
JR横須賀駅に着いたのが1300過ぎ。駅の目の前に広がるヴェルニー公園から海を見ると、すぐ目の前に新鋭艦「ひゅうが」がその姿を見せています。1万トンを優に超える排水量はさすがにデカイ。
早速「ひゅうが」の写真を撮りました。
早速「ひゅうが」の写真を撮りました。
護衛艦「ひゅうが」(DDH-182)
護衛艦「ひゅうが」のアイランド部分
しばらくは公園でのんびりしていたのですが、折角なので[前回も紹介した]横須賀軍港ツアーに参加することにしました。折からの北朝鮮衛星打ち上げ問題で横須賀基地にも緊迫した空気が流れているのか、と思いきや、基地内は以外とノンビリしていました。
ダイエー前の桟橋から出港した船は、まず横須賀本港にある米軍施設に向います。空母「ジョージワシントン」、各種イージス艦等、前回同様見慣れた艦が見えてきましたが、今回珍しい所で給油艦「ジョン・エリクソン」と海自の護衛艦「たかなみ」が横須賀本港側に在泊していました。
米海軍給油艦「ジョン・エリクソン」(AO-194)。「ヘンリー・J・カイザー」級の1艦で、就役は1991年3月です。
米海軍イージス駆逐艦「ジョン・S・マッケーン」(DDG-56)と「ホッパー」(DDG-70)。
護衛艦「たかなみ」(DD-110)。海上自衛隊の艦が米海軍の泊地に停泊していることは普段はあまりないのですが、「ひゅうが」入港に伴い桟橋が使えなくなったための緊急措置だそうです。
原子力空母「ジョージ・ワシントン」(CVN-73)
続いて船は外洋に出て長浦港に向います。その途中、出撃途中にあった海保の巡視船「あしたか」とすれ違いました。
湾外へ向けて疾走する巡視船「あしたか」
長浦港には前回同様、「うらが」「さわゆき」「ちよだ」及び各種掃海艇が在泊していました。新鮮味はありませんが、とりあえず。
護衛艦「さわゆき」(DD-125)
掃海母艦「うらが」
掃海艦「やえやま」(MSO-301)、「つしま」(MSO-302)。従来の掃海艇の概念を越えた大型の掃海艦で、その掃海能力も在来艇を大きく上回るそうです。
水路を抜けて横須賀本港に戻ると、いよいよ今回の目玉である「ひゅうが」とご対面です。と、その前に横須賀本港に在泊している海自の護衛艦を見てみましょう。前回とは違い、今回は各艦とも我々に艦首を向けています。
海洋観測艦「ふたみ」(AGS-5102)
護衛艦「はるさめ」(DD-102)と「いなづま」(DD-105)。
「いなづま」は横須賀配備の艦ではなく、呉を定係港とする第4護衛隊群第8護衛隊に所属しています。これはソマリア沖への派遣や北朝鮮の衛星発射問題に対処するために横須賀基地所属の艦船が多忙になったことへの穴埋めだそうです。「いなづま」自身もかつてテロ対策特別措置法に基づきインド洋に2度派遣されています。いわば歴戦の艦ですね。
「いなづま」は横須賀配備の艦ではなく、呉を定係港とする第4護衛隊群第8護衛隊に所属しています。これはソマリア沖への派遣や北朝鮮の衛星発射問題に対処するために横須賀基地所属の艦船が多忙になったことへの穴埋めだそうです。「いなづま」自身もかつてテロ対策特別措置法に基づきインド洋に2度派遣されています。いわば歴戦の艦ですね。
左から練習艦「かしま」(TV-3508)、護衛艦「ゆうぎり」(DD-153)、練習艦「しまゆき」(TV-3513)。「かしま」と「しまゆき」は練習艦隊の遠洋航海の途上。「ゆうぎり」は横須賀基地の穴埋めのために大湊から一時的に回航されてきたものだそうです
そして一番本命の「ひゅうが」が登場。海自最大の護衛艦というだけあって、さすがにデカイです。
新鋭護衛艦「ひゅうが」(DDH-181)。2009年3月に就役した文字通り最新鋭の護衛艦です。基準排水量約14,000トンはかつての重巡洋艦を凌ぎ、各国の軽空母にも匹敵する大型艦です。武装は対潜ロケット、短SAM、短魚雷、CIWS等で、中口径以上の火砲や対艦ミサイルは装備していません。限りなく軽空母に近い艦ですが、現時点ではAV-8又はF-35B等の搭載予定はないそうです。
そんなこんなで約1時間の船旅を終えました。前回とあまり変わり映えはしないのですが、それでも新鋭護衛艦を間近で見ることができたことについては大満足です。
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