イメージ 1

イメージ 2

こちらの記事に触発されて・・・・。

「Air Power」シナリオ14リプレイ

ルール確認を兼ねて久しぶりに主題のゲームをプレイしてみました。
シナリオはV14「MIG Threat Nuetralized!!」(ミグの脅威を排除せよ)
ベトナム戦争中の1972年6月に行われた米空軍対ベトナム空軍のドッグファイトです。
参加兵力はMiG-21が2機に対してF4Eが2機。兵力は互角、機体性能を加味した場合米軍が有利に思えるのですが、初期配置が米軍にとっては最悪。ファントムの後方9ヘクス(3マイル)から2機のミグが速度7.0(約600ノット)で急接近してきます。ファントムの速度は4.5(約390ノット)。ファントムの強みは高度の優位だけですが、それもささやかなものです。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/5/0/50f604a4.jpg
セットアップ時の状況。ファントム(図中の青丸)は2機のMiG-21(図中の赤丸)に完全に追われている状態でゲームは開始される。

ミサイル、ミサイル、ミサイル

「後方からミグ2機接近!!」
後席員が叫んだ時、既に敵機との距離は3マイルにまで接近していた。その時2機のファントムは約16,000ftの高度を400ノット弱の速度で南に向けて飛行していた。後方から接近する2機のミグは、ファントムよりもやや低い高度をマッハ1近い速度で急速にファントムの背後に迫ってきた。

「ブレイク、ブレイク、ブレイク」
ファントムリーダーが叫ぶ。2機のファントムは搭載していたドロップタンクを投棄、さらに機体を軽くするために電子戦用ALQ-101ポッドも投棄した。アフターバーナーに点火した2機のファントムは、ジリジリと加速を開始する。そう。ファントムクルー達にとっては苛苛するほどジリジリと。

「ミサイル、ミサイル、ミサイル」
後方2マイルまで接近してきた2機のミグは、それぞれ1発ずつの空対空ミサイルを発射した。
AA-2「アトール」
アメリカのサイドワインダーをコピーしたロシア製の短距離ミサイルだ。
2機のアトールはファントムに接近してきた。2機のファントムはアフターバーナーをカット。左右に7Gの急旋回を行った。1発のアトールはファントムの急旋回に追従することができずに後方で爆発。もう1発はギリギリまでファントムを追い詰めたが、最後の一歩で追い切れず(命中判定のダイス目が振るわず)、辛くもミサイルはファントムをそれていった。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/9/f/9f1c5756.jpg
ミサイル(図中の赤丸)に追われるファントム(図中の青丸)

ドッグファイト

辛くもミサイルを回避した2機のファントムは反撃を開始する。しかし2機のファントムは残燃料が乏しくアフターバーナーを頻繁に使う訳にはいかない。一方のミグは潤沢な燃料をフルに使ってファントムを追い詰める。

「ケツにつかれた。なんとかしてくれ」
ファントム僚機の悲鳴に似た叫びが無線から聞こえてくる。しかしファントムリーダーも追われている。迂闊に動けない。
垂直機動を駆使して逃げるファントムを、同じくミグも垂直機動を駆使して追う。元々機動性にはあまり差のない両機である。しかもファントムは燃料不足。これらの条件を加味した時、ミグがファントムを追い詰めるのは左程困難ではなかった。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/6/e/6ec40c3e.jpg
ミグに追われるファントム2番機

フォックスツー

「右へブレイクしろ。ブレイクライト!!」
ファントム隊長機が僚機に呼びかける。僚機を追ってミグの1機が右へ旋回した時、その時にファントムリーダーがサイドワインダーでミグの1機を始末しようとする意図だ。
果たせるかな、ミグはファントムを追った。追いすがってきたミグはガンポッドから23mm機関砲をファントムに向けて発砲する。しかし命中せず。ファントムは命拾いした。

右へ旋回したミグは丁度ファントムリーダーにケツを見せることとなった。距離約2マイル。絶好のポジションである。
「フォックスツー、フォックスツー、フォックスツー」
ファントムリーダーがコールする。サイドワインダーミサイルを発射するぞ、気をつけろ、という意味だ。
一呼吸置いてファントムリーダーはトリガーを絞る。
何も起きない。
もう一度絞る。
やはり何も起こらない。

「畜生、また故障だ」
ファントムリーダーが叫ぶ。発射された2発のサイドワインダーは、しかしいずれもロケットモーターに点火せず、ベトナムの大地に飲み込まれていった。

ベイルアウト

「やられた。2番機被弾」
ミグに追われていたファントム2番機にミグの射弾が降り注ぐ。1発の23mm機関砲弾がファントムに命中。被害は比較的軽微であったが被害を受けた事実は変わりがない。しかしファントム2番機を追っていたミグが右へ旋回して逃げていく。
「しめた、奴は弾切れだ」
そのミグを後方から追ってきたファントムが追う。距離1マイル。絶好の距離だ。その時
「右後方よりミグ!!」
後席員が叫んだ。振り返ると右後方約0.5マイルの地点をミグが急速に接近してきた。ミグ胴体下の23mmガンポッドが火を噴いた。曳光弾がファントムに迫る。そして
「や・ら・れ・た」
ファントム隊長機の胴体中央に数発の23mm機関砲弾が命中する。忽ちファントムのエンジンは黒い煙を吹き始めた。もうこれ以上は飛べない。錐揉みに入っていこうとするファントムのキャノピーが吹き飛ばされた。そして2人のファントムクルーが飛び出す。主を失ったファントムは錐揉みに入りながら落ちていった。

もう1機のファントムは急速に降下しながら戦場を離れていく。ミサイルの残弾が1発になっていた2機のミグもあえてファントムを追おうとはしなかった。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/3/0/30533d22.jpg
最終局面。ミグの右側面からファントムが迫る。しかしさらにその後方からもう1機のミグが近づいてくる。そして・・・


感想

久しぶりにプレイしてみるとかなりルールを忘れています。飛ばし方の基本から上昇/降下の仕方まで忘れている。基本システムとしてAir Powerシリーズはそれなりに洗練されていると思っているのですが、それでも複数機を同時に扱うとかなり面倒です。