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主題のゲームをプレイしてみました。以下はその記録です。
セットアップ

ちなみに野戦能力は数値の大きい方が有利だが、戦意は数値の小さい方が有利である

小西隊が漢城を占領した。さらに日本軍がイベントカード1枚を取得する。これで日本軍の取得したイベントカードが3枚となった。

それでも漢城を制覇した小西隊は、さらに北上して開城で朝鮮軍主力を捕捉した。小西隊に所属する立花宗茂(5-5)の奮戦などもあって朝鮮軍主力を撃破。朝鮮軍1-4の将を2人と歩兵5ユニットを壊滅させた。
左は立花宗茂。野戦能力5は島津隊と並んで両軍通じて最強である。ただ戦意5は最低の値であり、単独行動では行動能力が極端に落ちてしまう。
日本軍の背後を遮断すべく朝鮮軍は義兵を蜂起させた。朝鮮軍は安東と星州を制圧し、前線に進出していた日本軍3個隊(小西、加藤、黒田の各隊)の連絡線を遮断した。
それでも日本軍は攻撃を続行。小西隊は黄海道の延安に進出。黄海道、さらには平安道を指呼に収めた。
日本軍の行軍ダイスは完全に勢いを失った。最初のダイスは1で、戦意1の加藤隊、小西隊がいずれも連絡線で動けない。日本軍は手番1つを損した。
このゲームは行軍ダイスによってその手番における行軍数を決定するシステムになっている。その時のダイス目以下の戦意を持っている部隊だけが行軍できる。従ってダイスが1の場合、移動できるのは戦意1の部隊だけである。また連絡線切れの部隊は戦意が1悪くなる。ちなみに日本軍で戦意1なのは小西行長(3-1)と加藤清正(4-1)のみである。
朝鮮軍はこの機会に朝鮮王を朝鮮・明国境に近い安州まで後退していった。
そしてこのターン、明軍が登場してくる。祖承訓(2-1)率いる明軍計4ユニットが鴨緑江を越えて進出してきた。
日本軍は第2手番を利用して加藤隊を咸鏡道(現在の北朝鮮東岸地帯)の安辺に進出させる。一方の小西隊は延安にて様子見である。
そしてこのターン、明軍が登場してくる。祖承訓(2-1)率いる明軍計4ユニットが鴨緑江を越えて進出してきた。
日本軍は第2手番を利用して加藤隊を咸鏡道(現在の北朝鮮東岸地帯)の安辺に進出させる。一方の小西隊は延安にて様子見である。


一方の日本軍は鍋島直茂(2-2)率いる鍋島隊4ユニットが江原道に進出。原州と江陵を占領し、江原道を制圧した。日本軍は4枚目のイベントカードを入手した。
日本軍の黒田隊、宇喜多隊が釜山より前進を開始し、補給線上に位置する朝鮮軍を次々と撃破した。釜山-漢城間の連絡線が再び回復した。また毛利吉政(2-3)率いる4ユニットが黄海道に進出。そこを制圧した。日本軍は5枚目のイベントカードを入手した。

加藤隊は最初に奇襲カードを使用、朝鮮軍の減殺を図った。引き続いて加藤隊は朝鮮軍を猛攻。結局加藤隊は1ユニットも損じることなく、朝鮮軍を完全に撃滅した。二王子の除去と咸鏡道の制圧により日本軍はイベントカード2枚を取得。これで日本軍の取得したイベントカードは計7枚になった。



日本軍は「宗義智の講和」カードを使用し、さらにターン数を1ターン短くした。


日本軍は最前線に立花宗茂隊2ユニットを平壌に残し、主力は平壌の後方、延安まで後退していった。明の大軍が立花隊を捕捉、これに痛打を与えたが撃滅するには至らなかった。明軍がさらに進撃しようとした時、講和が成立した。この時点でゲーム終了となる。

感想
プレイ時間は約3時間。1ターンの所要時間は15分前後である。このゲーム、ターン数が一定ではなく(講和カードの影響を受ける)、そのためプレイ時間は一律に評価し辛い所もあるが、最大4時間程度。慣れたプレイヤー同士ならば2~3時間程度と見ておけば良いのではないだろうか。全般的には日本軍が難しい。今回のリプレイには取り上げなかったが、最初の数回のプレイでは、日本軍が全く勝てなかった。GJ#31の記事にも記載されているが、日本軍は「如何にして無駄な行軍をしないようにするか」がポイントになる。そのためには加藤隊と黒田隊の扱いが重要である。特に加藤隊を調子に乗って北上させると、朝鮮軍は後方遮断が容易になる。だから加藤隊を北上させるタイミングは慎重に考慮する必要がある。
あと日本軍は後方拠点に守備隊を残すことも重要である。特に釜山-漢城間の連絡線は重要であり、連合軍のゲリラ活動もこのラインが主要目標となる。無論、釜山-漢城間の全てのスペースに守備隊を配置するのは困難ではあるが、主要なポイント、特に@、@、@等には十分な守備隊を残しておきたい。私も最初の頃は守備隊を軽視していたために一旦前進した加藤隊や黒田隊を後方連絡線回復のために後退させるという無駄な動きをしていた。それが守備隊を残すことにより無駄な行軍ポイントを減らすことができた。
あと日本軍は後方拠点に守備隊を残すことも重要である。特に釜山-漢城間の連絡線は重要であり、連合軍のゲリラ活動もこのラインが主要目標となる。無論、釜山-漢城間の全てのスペースに守備隊を配置するのは困難ではあるが、主要なポイント、特に@、@、@等には十分な守備隊を残しておきたい。私も最初の頃は守備隊を軽視していたために一旦前進した加藤隊や黒田隊を後方連絡線回復のために後退させるという無駄な動きをしていた。それが守備隊を残すことにより無駄な行軍ポイントを減らすことができた。
本作と同じ文禄の役を扱ったゲームとして、CMJ75「文禄の役」がある。「文禄の役」と本作を比べると、前者がキャラクター性を排した比較的ストイックなデザインをしているのに対し、本作はキャラクター性を前面に押し出した作品に仕上がっている。ゲーム展開も前者が平壌線での決戦がかなり重要になっているのに対し、本作は平壌線はあくまでも講和を進めるための方便に過ぎず、日本軍の主抵抗線は平壌ではなく漢城になる。両者を比較してプレイしてみるのも面白いかもしれない。
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