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大阪ミドルアース訪問記の続きです。

戦略級関ヶ原が終わったのが1530頃。あと2~3時間プレイ時間があったので、国際通信社のウォーゲーム日本史#01「新撰組始末記」をプレイしてみることにしました。

このゲームは幕末の京都を舞台とし、新撰組隊士達と勤王志士との対決を描くゲームです。1ユニットは隊士または志士1人。近藤勇、土方歳三、沖田総司、坂本竜馬、桂小五郎、西郷吉之助等の有名人をはじめ、両陣営合わせて100名以上の隊士、志士が登場します。土方歳三や沖田総司がユニット化されているだけで新撰組フリークの方々にとっては感涙ものかも・・・。ちなみに私は新撰組フリークではないので、「ふーん、そうなの」程度の感動でした。

ウォーゲーム日本史「新撰組始末記」について詳しくは-->こちら

対戦相手は先ほどと同じくtakobaさん。ダイス判定の結果、私が勤王派、takobaさんが新撰組を担当することになりました。
また上級ルールは特別技能のみとし、あとはすべて初級ルールでプレイしました。

第1ターン(文久三年)

イメージ 7局中法度フェイズにまず服部武雄(4-1、武力-文学)を調略。御陵衛士となって高台寺に逃亡した。
続いて移動フェイズ。先攻をとった新撰組が、東本願寺、下京、岡崎、二条城、上京、西陣、北野等に広く展開してきたのに対し、勤王派は祇園、聖護院、下鴨、岡崎等、狭く守る形をとる。そして岡崎では、新撰組2人に対し、尊王派4人で数的優位に立った形で戦闘フェイズを迎えたが、逆に返り討ちにあってしまう。
また下京では、先ほど寝返った服部武雄が新撰組の大物、山南敬助(2-4)と一騎打ちを戦う。剣術では優位に立つ服部武雄だったが、老練な山南に翻弄されて逆に討ち取られてしまう始末である。
先が思いやられる・・・・。

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第2ターン(文久四年/元治元年)

イメージ 8局中法度フェイズに新撰組の大物、伊東甲子太郎(2-5)を調略した。
続いて移動フェイズ。主導権を取ったのは新撰組。再び広く展開する新撰組に対し、尊王派は弱点を突く作戦に出る。聖護院では、会津藩士柴司(2-5)を長州藩士吉田稔麿(2-4)ら3名の尊王志士が襲撃。最後は吉田稔麿が柴司を惨殺した。

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第3ターン(元治二年/慶応元年)

イメージ 9局中法度フェイズに藤堂平助(2-3)を調略。着々と強化されている高台寺派。
続いて移動フェイズ。主導権を取った尊王派は、橋辻を占拠して新撰組の広域展開を阻む策に出る。再び分散を余儀なくされる新撰組。尊王派は沖田総司(5-3)、近藤勇(4-3)といった武術に優れた敵との戦いを避け、比較的武術に劣る5名が集まった大仏地区へ「人斬り以蔵」こと岡田以蔵(4-1)や河上彦斎(4-2)といった腕自慢の5名を向かわせた。
後に「大仏事件」と呼ばれる暗夜の白兵戦により、尊王派は真木和泉(1-5)を喪ったのに対し、新撰組は総長の山南敬助(2-4)を初め、原田左之助(3-3)、谷三十郎(2-3)、井上源三郎(1-2)の4名を喪い、この戦いは尊王派の大勝利に終わった。

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第4ターン(慶応元年)

イメージ 10局中法度フェイズに毛内有ノ助(2-3)を調略。着々と強化されている高台寺派。
このターンは3ヶ所で戦闘が発生した。
まず東本願寺では、伊東甲子太郎ら御陵衛士3名と十津川郷士中井庄五郎(3-3)が巡回中の新撰組隊士岸島芳太郎(1-3)を襲撃し惨殺した。続いて岡崎では、やはり巡回中の会津藩士山本覚馬(3-4)を桂小五郎(3-5)、高杉晋作(2-5)ら計7名の長州藩士が取り囲み、最後は来島又兵衛(3-2)の槍の一突きで山本覚馬を討ち取った。
新撰組が凱歌を上げたのは六角堂地区で、同地を巡回中の近藤勇、沖田総司ら新撰組隊士6名は、単独行動中の熊本藩士河上彦斎を発見。これを四方から取り囲み、最後は沖田総司が「大仏事件の恨み」とばかりに河上彦斎を討ち取った。

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第5ターン(慶応二年)

主導権は新撰組。一連の戦いで著しく戦力を殺がれた新撰組は、2つのグループを編成し、六角堂と東本願寺に送り込んだ。尊王派は東本願寺に集まった4名の新撰組隊士に対し、桂小五郎ら長州藩士を主力とする計11名を送り込んだ。
後に「東本願寺事件」と呼ばれる戦いで、尊王派は損害なしで新撰組4名を討ち取った。

この時点で勝利を諦めた新撰組の投了によりゲーム終了となった。

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感想

見た目は簡単なゲームなのですが、隠れ家、宿屋、調略等、意外と細かいルールが多く、それなりに覚悟が必要です。
基本的には「Victory in the Pacific」のようなゲームなのですが、両陣営とも動ける自由度が大きいため、最初にプレイした時は「何から手をつければ良いものか」途方に暮れてしまうかもしれません。

今回は初めてのプレイだったので、お互いベストを尽くしたとは言い難い状況です。機会があれば再戦してみたい作品ですが、他にやりたいゲームが目白押しなので、本作を再度プレイする機会は少ないかもしれません。