主題ゲームを大阪Middle Earthでプレイしました。
以下はそのレポートです。
以下はそのレポートです。
(注)「ソロモン夜襲戦」とは、自作の水上戦ボードゲームです。詳しくはこちらをご覧下さい。
対戦者紹介
今回お相手頂いたのは、いつものワニミさん、ぐちーずさん、Kさんのお三方。それに私を加えた4名で主題のゲームをプレイしました。「ソロモン夜襲戦」の経験値としては、ワニミさんはベテラン、ぐちーずさんは脱初心者ぐらい、Kさんは今回が最初のプレイです。練習
シナリオ2「ソルトレークシティ危機一髪」はアッツ島沖海戦を扱ったシナリオです。まずこのシナリオを私を除いた3名でプレイして頂き、ルールの概要を再確認しました。今回初参加のKさんも移動と射撃ルールについては概ねご理解頂いたようです。第1会戦:軽巡「長良」は燃えているか
本番用に選んだシナリオは、シナリオ15「敵状不明」。両軍とも無作為に兵力を決定し、対戦する仮想戦シナリオです。ダイス判定の結果、私とKさんが連合軍、ワニミさん、ぐちーずさんが日本軍を担当することになりました。まずはお楽しみの戦力判定。我々連合軍は重巡4、駆逐艦8からなる快速部隊。重巡4の砲戦部隊をKさんに任せ、私は駆逐艦8からなる水雷戦隊を率いることにしました。
対する日本軍はなんと巨大戦艦「大和」登場。その他に軽巡1、駆逐艦8からなる水雷戦隊が登場してきました。
対する日本軍はなんと巨大戦艦「大和」登場。その他に軽巡1、駆逐艦8からなる水雷戦隊が登場してきました。
敵兵力を見て困ってしまった連合軍。「大和」相手に重巡部隊ではまず勝ち目がありません。そこで「大和」はできるだけ相手にせず、比較的脆弱な水雷戦隊を相手にすることとしました。我々の強みは一部の艦がレーダーを搭載していることです。そこでできる限り日本軍の視認距離外(7ヘクス以上)に占位し、レーダーと照明弾を利用したアウトレンジ戦法で戦うこととしました。
第1ターン、戦闘速度まで加速した米艦隊。
第2ターン、先頭を走る駆逐艦「フレッチャー」のレーダーが暗闇の中に敵艦らしき反応を捉えた。「フレッチャー」から複数の照明弾が打ち上げられて目標を照らし出す。それは日本艦隊の先頭を走る軽巡洋艦「長良」であった。「長良」の姿を視認した米重巡4隻は、距離約20kmの遠距離から20cm砲による一斉射撃の火ぶたを切った。遠方であったため命中率は低かったが、2発が「長良」を直撃し、同艦に軽微な損害を与えていた。
米艦隊の発砲閃光を遠くで見た者がいた。戦艦「大和」である。「大和」は敵発砲閃光を目標に距離約25kmから主砲の数斉射を放った。必ずしも理想的な射撃状況ではなかったにも関わらず「大和」の射撃は見事に目標を夾又。米重巡「ニューオーリンズ」に2発の命中弾を与えた。46cm砲2発を食らった「ニューオーリンズ」であったが、損害は比較的軽微であり、戦闘行動を継続することが可能であったことは不幸中の幸いであった。
第2ターン、先頭を走る駆逐艦「フレッチャー」のレーダーが暗闇の中に敵艦らしき反応を捉えた。「フレッチャー」から複数の照明弾が打ち上げられて目標を照らし出す。それは日本艦隊の先頭を走る軽巡洋艦「長良」であった。「長良」の姿を視認した米重巡4隻は、距離約20kmの遠距離から20cm砲による一斉射撃の火ぶたを切った。遠方であったため命中率は低かったが、2発が「長良」を直撃し、同艦に軽微な損害を与えていた。
米艦隊の発砲閃光を遠くで見た者がいた。戦艦「大和」である。「大和」は敵発砲閃光を目標に距離約25kmから主砲の数斉射を放った。必ずしも理想的な射撃状況ではなかったにも関わらず「大和」の射撃は見事に目標を夾又。米重巡「ニューオーリンズ」に2発の命中弾を与えた。46cm砲2発を食らった「ニューオーリンズ」であったが、損害は比較的軽微であり、戦闘行動を継続することが可能であったことは不幸中の幸いであった。
この時点で私の旗艦である新鋭駆逐艦「フレッチャー」から見て右前方8ヘクス(約15km)の位置に敵饗導艦である軽巡「長良」がいた。ここで私は麾下の駆逐艦8隻に対し左180度一斉回頭を命じた。この運動はCP(指揮値)6点を必要とする複雑な艦隊運動である。CP6点は痛かったが、この運動を実施したおかげで敵の位置が「フレッチャー」の左後方に変わった。この後、敵の斜め前方を扼することにより、敵の雷撃力を封じ、さらに敵の接近を阻める位置関係を得た。
第3ターンから第5ターンにかけて米艦隊は複雑な艦隊運動を行い、日本艦隊と一定の距離を維持するように行動していた。しかし先ほど「大和」の砲撃で傷ついた「ニューオーリンズ」が足かせとなり、日本艦隊との距離は徐々に縮まっていた。
第6ターン、日本の軽巡「長良」は6ヘクス(9km)彼方に米艦隊の姿を捉えた。探照灯一閃。米重巡「サンフランシスコ」が探照灯の光に浮かびあがった。後方にいた「大和」は探照灯の光を目標にすぐさま射撃を開始。数斉射を放ったが今度は命中弾を得ることができなかった。
探照灯を点じた「長良」は米艦隊の格好の目標となった。距離6ヘクス(9km)に展開した4隻の米重巡がその砲火を「長良」に降り注ぐ。数発の20cm砲弾が「長良」に命中。「長良」は中破した。
味方重巡部隊の苦戦を見て、私は麾下の水雷戦隊に対して左60度の逐次回頭を命じた。この運動は敵の頭を押さえる形になるが、当然ながら敵との接近戦闘は避けられなくなる。
接近する日本艦隊から重巡部隊を守るために米駆逐艦群が間に割って入った。米駆逐艦と日本水雷戦隊の間で激しい砲雷撃戦が行われた。米新鋭駆逐艦「オバノン」に酸素魚雷が命中したが、不発弾に助けられて「オバノン」は九死に一生を得た。
ベンソン級の駆逐艦「グイン」にも酸素魚雷が命中。こちらは「オバノン」程幸運ではなく大破して瀕死の状態にあったが、それでもギリギリで踏み止まり沈没は免れた。
一番不幸だったのはマハン級の駆逐艦「プレストン」。同艦は日本艦からの砲撃を魚雷発射管に受けて火災を起こしていた所、遠方から同艦の火災を望見した「大和」の主砲射撃を浴びて木っ端微塵に砕け散った。
ベンソン級の駆逐艦「グイン」にも酸素魚雷が命中。こちらは「オバノン」程幸運ではなく大破して瀕死の状態にあったが、それでもギリギリで踏み止まり沈没は免れた。
一番不幸だったのはマハン級の駆逐艦「プレストン」。同艦は日本艦からの砲撃を魚雷発射管に受けて火災を起こしていた所、遠方から同艦の火災を望見した「大和」の主砲射撃を浴びて木っ端微塵に砕け散った。
視認距離内で日米の駆逐艦が戦った場合、砲力や雷撃力の違いによりどうしても米軍が不利になる。できれば接近戦闘は避けたかったが、この際仕方がない。そしてその苦労は直後に報われることになる。
味方駆逐艦が苦戦している背後から米重巡部隊はその砲撃で確実に日本艦隊を痛めつけていた。先頭を走る重巡「ウィチタ」は、砲撃で駆逐艦「親潮」に命中弾を与えてこれを轟沈せしめた。3番艦「サンフランシスコ」は駆逐艦「早潮」に連続射撃を加え、計4発の命中弾を与えてこれを撃沈していた。
ここでターンオーバーによりゲーム終了
海戦の結果は以下の通り。
<日本側の損害>
沈没:駆逐艦2
中破:軽巡1(長良)
小破:駆逐艦2
沈没:駆逐艦2
中破:軽巡1(長良)
小破:駆逐艦2
<米軍側の損害>
沈没:駆逐艦1
大破:駆逐艦1
小破:重巡1(ニューオーリンズ)
沈没:駆逐艦1
大破:駆逐艦1
小破:重巡1(ニューオーリンズ)
勝利得点は-27点で米軍の勝利
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