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先日、九州へ出かけた際、ふと、20数年前に生まれて初めて九州に渡った日を思い出しました。

九州と言えば北海道と並んで自衛隊の基地が集中している場所。佐世保、築城、新田原と、数えればきりがありません。当時から「ミリオタ」だった私は、これらの基地で憧れの「せんとうき」や「ごえいかん」に対面できるのかと、胸を躍らせていたものです。

最初に福岡空港に降り立ったとき、ヒコーキ(当時の私にとってはハイソな乗り物でした)に乗った興奮も冷めやらぬまま、最初の目的地=板付基地を探しに出発しました。当時は古い「丸」誌にような曖昧な地図しか持っていなかった私でしたが、「まあ軍事基地だから探せばすぐ見つかるだろう」とタカを食って、福岡空港を後にしました。

しかし・・・、

歩けど、歩けど、「板付基地」らしい影は全く見えない。当時F-105「サンダーチーフ」こそ退役していたもの、F-4「ファントム」か悪くてもC-141「スターリフター」ぐらいは拝めると思っていた私の期待は完全に裏切られてしまいました。

結局歩き回ること1時間ほどで目当ての「板付基地」が見つからず、トボトボと国鉄博多駅へと向かったのでした。

ちなみに「板付基地」が実は現在の「福岡空港」のことだと気がついたのは、この旅が終わってずっと後のことでした。