イメージ 1

「独ソ戦2(The Russian Campagin 2)」は、1941年6月に開始された独ソ戦あるいは大祖国戦争と呼ばれる戦いを描いたシミュレーションゲームです。原版の「独ソ戦」(The Russian Campagin)は、1970年にオーストラリアのゲームメーカーから発表された作品で、発売以来半世紀近くに渡って親しまれてきたいわば「古典」とも言うべき作品です。
比較的古いゲームなので、基本システムもシンプルで、マストアタックと二次移動、二次戦闘の組み合わせ、それに補給ルール、航空支援等のルールが加わります。1ユニットは軍団規模(枢軸)又は軍規模(ソ連)、1Turnは実際の2ヶ月に相当します。

今回、この独ソ戦2をプレイすることになり、事前に練習しておこうということで、VASSALによる練習プレイを試みてみました。


https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/4/c/4c101fd0.jpg

第1Turn(1941年5-6月)

天候:晴れ
ドイツ北方軍集団、中央軍集団は国境地帯の二重防衛線を突破し、ロシアの大地奥深くに踏み込んだ。その先鋒である第39装甲軍団は早くもドヴィナ川の線に到達した。
南方軍集団は国境線でソ連軍の激しい抵抗にあい、前進は捗っていない。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/c/c/ccb5922a.jpg


第2Turn(1941年7-8月)

天候:晴れ
ドイツ北方軍集団はドヴィナ川沿いに敷かれた防衛線に攻撃を仕掛ける。リガに対して実施された2-1攻撃は失敗。しかしリガ、ヴィテブスク間の渡河攻撃はスツーカの支援もあって成功。二次移動によってドヴィナ川を突破した独軍の先鋒である第39、41装甲軍団はヴィテブスクを包囲する位置まで前進した。
南方軍集団もようやく国境線より前進。ブーク川の線まで前進した。キエフが見えてきた。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/4/5/455fcc10.jpg


第3Turn(1941年9-10月)

天候:軽い泥濘
早くも天候が悪化。独軍の突破力に陰りが見え始める。それでも強力なドイツ軍装甲部隊は、ロシア領奥深くに向けて進撃を続ける。
北方軍集団地区では、独軍先鋒である第56装甲軍団がレニングラードに突進。レニングラード前面に展開するソ連軍2個戦車軍団を撃破した後、レニングラードに突進。第2戦闘フェーズにレニングラードに対して1-1攻撃を敢行。これがEXの結果を出し、レニングラードの陥落を決定づけた(ソ連軍ターンに陥落)。ただしリガに対する二度にわたる攻撃は、いずれもソ連軍の激しい抵抗に遭い失敗に終わった。

中央軍集団戦区では、スモレンスク付近に展開して防衛線を張るソ連軍に対し、独軍が北側から攻めかかかる。ソ連第14軍が集中攻撃を受けて壊滅。後方に展開する第3騎兵軍団、第2戦車軍団も撃破され、独軍はモスクワ、スモレンスク間の平野部に進出した。

南方軍集団戦区ではキエフに対して2-1の包囲攻撃を実施。これが見事に成功しキエフ陥落。しかしオデッサに対する1-1攻撃はソ連軍の抵抗に遭って失敗に終わった。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/9/8/983252dd.jpg


第4Turn(1941年11-12月)

天候:軽い泥濘。まだ冬将軍は来ていない。
北方軍集団戦区では、戦況が一段落したのでレニングラード周辺で戦線を張る一方、しつこく残っているリガに対して攻撃を繰り返す。一連の攻撃が功を奏し、リガ陥落。

中央軍集団戦区ではモスクワ前面で防衛線を張るソ連軍に対し、独軍は北回りで攻撃を仕掛ける。カリーニン前面でソ連軍を撃破し、カリーニンを占領した。

南方軍集団戦区はドニエプル川を渡河。しかしオデッサ攻撃はまたもや失敗した。

https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/3/0/30ca59a6.jpg

第5Turn(1942年1-2月)

天候:降雪。遂に冬将軍が到来した。
独軍は中央軍集団戦区で限定的な攻撃を実施。カリーニン南方でソ連軍を撃破し、北からモスクワに対して圧力をかけ続ける。南方軍集団戦区ではドニエプロペトロフスクを2-1攻撃で占領。ドニエプル川沿いに防衛線を張り、ソ連軍の冬季反攻に備える。

そして始まった冬季反攻。ソ連軍はショックアーミーを投入。カリーニン、スモレンスク間の独軍歩兵軍団を撃破。カリーニン付近に集結している独軍の背後を伺う。


https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/7/2/720f810c.jpg

第6Turn(1942年3-4月)

天候:降雪。なおもロシアには雪が降る。
独軍はカリーニンを放棄。スモレンスク、ヴィテブスク間で防衛線を敷く。ソ連軍はショックアーミーを主力としてスモレンスクに対して総攻撃を敢行。しかしダイス目振るわず戦果は今一つ。結局スモレンスクは独軍が保持した状態で1942年春を迎えることになった。
そしてこのTurn、オデッサが遂に陥落した。


https://livedoor.blogimg.jp/mk2kpfb/imgs/a/7/a7b01e1e.jpg

感想

今回は練習ということで、ここまでで終了です。プレイしてみた感じでは、非常にプレイしやすいゲームだと思いました。テクニカルな面が全くない訳ではないですが、嫌らしいレベルではなく、1~2度プレイすればコツが飲み込める程度です。

次回は対人戦に挑戦です。