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「独ソ戦2」が終わって時間があったので、主題のゲームをプレイしました。ゲームの概要についてはこちらこちらを参照して下さい。今回は2度プレイしましたが、1度目は練習的な意味合いが強かったので、2回目のプレイについて報告します。ちなみに下名は羽柴方を担当しました。

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1-3Turn

序盤戦。羽柴勢は主力の秀吉、秀長隊計16戦力を伊勢方面に向けさせる。伊勢方面の諸城を落として戦局を優位に進めようという魂胆だ。企みは概ね予定通り進み、第3Turnに秀長隊が桑名城を占領。秀吉隊が葦城を占領した。状況を注視していた北畠信雄(織田信雄)は、羽柴方に立って参戦。伊勢方面に兵を進める。

4-5Turn

伊勢方面では羽柴方の猛攻が続き、国府城、亀山城が次々と落城していった。上京を日和見っていた池田恒興が羽柴方有利と見て羽柴方について参戦してきた。
その頃、ようやく雪の北国街道を南下してきた柴田勝家本隊と佐久間盛政隊計16戦力が、賤ヶ岳に陣を敷く羽柴方中川清秀ら計7戦力に襲いかかった。中川隊は陣地を利用して果敢な抵抗を試みたが、多勢に無勢。数多くの被害を出してしまう。

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6Turn

賤ヶ岳における中川清秀隊の苦戦を知った堀秀政隊計6戦力は、急きょ長浜を出立。中川隊救援のため賤ヶ岳に向かった。しかし乾坤一擲で振った移動ダイスがなんと1。堀隊は賤ヶ岳救援に間に合わない。仕方なしに中川清秀隊3戦力を賤ヶ岳の陣に殿として残し、高山右近ら4戦力を長浜へ向けて下がらせた。もとよりたった3戦力で柴田勢本隊の猛攻に耐え得る訳がない。中川清秀隊は柴田勢の猛攻を受けて壮烈な最期を飾った。

堀隊の配置は失敗した。賤ヶ岳の陣地から3ヘクス以内に配置していれば間違いなく救援できたものを・・・。

7-9Turn

賤ヶ岳の陣を失った羽柴勢は長浜の線まで後退。そこで陣を敷く。しかし柴田勢の精鋭16戦力は長浜城野外に陣取る堀秀政隊6戦力を猛攻した。堀隊は大損害を受けて後退するより他なし。
伊勢方面では三好秀次隊8戦力が神戸城を落し、北畠信雄(織田信雄)隊8戦力が関城を落とした。これで伊勢、伊賀方面は全て羽柴勢の支配下に置かれた。状況を日和っていた丹羽長秀、筒井順慶は羽柴方に立って参戦。湖西の地に兵を進めた。

10-12Turn

琵琶湖沿いに北上してきた丹羽長秀、池田恒興率いる羽柴方計16戦力が前田利家隊8戦力を襲った。陣地構築の備えがなかった前田隊は大損害を被り、後方へ下がっていった。しかし柴田方の反応は早かった。佐久間盛政隊8戦力と先ほどの戦いで損害を被った前田利家隊を前に進める。
 丹羽+池田 vs 佐久間+前田
この大部隊同士の戦いは、来るべき大決戦の序章となる。

13-14Turn

伊勢方面からお返ししてきた羽柴秀吉、秀長兄弟率いる計16戦力が柴田勝家本隊8戦力に襲いかかった。羽柴隊の破壊力は凄まじく、柴田勝家本隊は敵に何ら損害を与えることなく後退していった。柴田本陣に動揺が走る。

15-18Turn

羽柴兄弟は引き続いて佐久間盛政隊8戦力にも襲いかかる。その火力は凄まじく佐久間隊は反撃の暇もなく撃破された。連続的に実施される羽柴方の波状攻撃に手も足も出ない柴田勢。そして最後は丹羽長秀、筒井順慶隊が決めた。計16戦力で金ヶ崎城を攻撃。一撃で落城。この瞬間、柴田勢の負けが確定した。

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感想

細かい点はとにかくとして全般的には史実通りの展開となった今回の対戦。本作における基本的な流れは概ね今回のプレイに近い例になると思います。すなわち羽柴方は機動力に優れた秀吉秀長兄弟をまず伊勢方面に派遣。滝川、神戸勢の出方を伺いつつ伊勢の諸城を落として情勢の変化を図る。やがて南下してくるであろう柴田本隊に対しては、堀、中川、高山ら諸将が木ノ本付近で陣地線を張って時間を稼ぐ。やがて伊勢から大返しをしてくる羽柴兄弟と柴田本隊が湖北で決戦。という展開です。

バランス的には羽柴方有利だと思います。柴田方は活性化ダイスに依存する部分が大きく、活性化ダイスが悪いと苦しい戦いを強いられるでしょう。野戦修正の有利な柴田本隊ですが、大兵力を誇る羽柴方の集中攻撃には耐えられません。柴田本隊と滝川、神戸両隊の連携が柴田方にとって勝利のカギとなりそうです。いずれにしても柴田方の作戦については、もう少し研究する余地がありそうに思いました。

プレイ時間は約1時間。今回は2回のプレイで所要時間2時間強でした。プレイスタイルにも寄りますが、2時間もあれば賤ヶ岳戦役全般を楽しめそうです。