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以前にも紹介したことのある国際通信社の「アジアンフリート」をプレイしました。今回プレイしたのはシナリオ6「Two Against Japan」。中国と韓国が日米連合を攻めるというちょっと過激な設定のシナリオです。今回の参加者は3名で、下名が中国軍を担当し、1名が韓国軍、もう1名が日米連合軍を担当しました。
ルールは最新の「オレンジのなる頃に」を採用。補給ルールはなしとしました。

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セットアップ時

第1Turn(1日目午前)

いきなり天候フェイズに異変があった。東シナ海、黄海、日本ゾーンで嵐が発生したのである。日本海ゾーンのみが晴天となった。東シナ海、黄海、日本ゾーンに配備されていた日米中の航空機部隊は悉くお休み。朝鮮半島(ここは日本海ゾーンなので嵐ではない)に配備されていた韓国空軍だけが積極的な活動を行う。
日本本土からのCAPが活動できないためチャンスと見た韓国空軍は次々と攻撃隊を発進。玄界灘を行動中の海自護衛艦隊を爆撃で叩く。最初の間は攻撃力の分割が上手くいかずに成果が出なかったが、次第に効果が表れてきた。KF16の攻撃でイージス艦「こんごう」が轟沈。続いてF5の編隊が「あしがら」「きりさめ」を相次いで撃沈した。序盤にしてイージス艦2隻を含む3隻の撃沈戦果は幸先が良い。

米軍は直ちに反応。日米安全保障条約に基づき日本との共同行動に入る。グアムを発進したB2ステルス爆撃機は韓国上空に進入。しかしこれは韓国空軍のCAP網に引っかかった。哨戒中のF5戦闘機が偶然にもステルス機を発見し、空戦によってその半数を撃破し、爆撃を未然防止した。

日本海、東シナ海においては、海上自衛隊の潜水艦が活発な活動を展開。韓国軍の哨戒艦隊を撃破したり、中国海軍の潜水艦を撃破したりしていた。

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第1Turn終了時

第2Turn(1日目午後)

韓国南岸の基地から韓国海軍の水上部隊が出撃。先の攻撃で傷ついた日本艦隊を追う。対馬海峡にて日本艦隊を捕捉した韓国艦隊。SSM攻撃でイージス艦「ちょうかい」を撃沈した。と、そこまでは良かったが、日本艦隊からの反撃によって2隻のKD-2級新鋭駆逐艦(「忠武公李舜臣」「妻邯賛」)が撃沈された。さらに日本潜水艦の攻撃にとって同じくKD-2級駆逐艦「王健」が撃沈された。イージス艦1隻撃沈の引き換えに新鋭駆逐艦3隻の損失は、バランス的にはやや分が悪い交換比であった。

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第2Turn終了時

第3Turn(1日目夜間)

嵐の吹き荒れる九州南方海上で日米連合軍と中国海軍が激しい潜水艦戦を繰り広げていた。中国海軍の新鋭原潜「T093-2」は数次に渡る米潜水艦の波状攻撃を神業的とも言える操艦で悉く廃棄するに成功していた。

一方日本海においては、海自潜水艦の活躍が続いていた。韓国水上部隊はまたも日本潜水艦の攻撃を受け、新鋭駆逐艦「文武大王」が沈没、他に1隻のKD-2級駆逐艦が撃破された。セットアップの段階では6隻であったKD-2級駆逐艦だが、この時点で早くも4隻が失われ、1隻が損傷。無傷で残っているのは僅かに1隻のみとなってしまった。

他には韓国海軍潜水艦2隻が日本潜水艦の攻撃により損傷している。

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第3Turn終了時

第4Turn(2日目午前)

天候フェイズでまたもや異変が発生。東シナ海が嵐に包まれた。上海周辺に集中配備した中国空軍は今回も出番なしだった。嘉手納の米空軍が飛べないのはラッキーだったが・・・。
戦略航空作戦。日本海上空で大空中戦が発生した。韓国空軍は戦闘機9ユニット投入して日本海の制空権を確保した。ただその運用には若干の疑問を禁じ得なかった。

対馬海峡付近で行動中の韓国艦隊にとって受難は続く。日本艦隊のSSM攻撃によりKD-1級駆逐艦「楊万春」が沈没。僅かに残っていた3隻の駆逐艦も日本潜水艦の攻撃による次々と失われた。結局このターンの終りに韓国海軍第1打撃艦隊は文字通り全滅。正に「第2の日本海海戦」となってしまった。

このターンから米艦隊も本格的な作戦行動を開始した。巡航ミサイル多数が韓国本土に飛来し、韓国軍航空基地を叩く。その攻撃は明らかに新鋭機を配備している基地に対して指向されたものであった。瑞山、忠州の2基地が巡航ミサイル攻撃により機能を失う。この両基地はいずれもKF-16戦闘爆撃機4個飛行隊を擁する有力な基地であった。

唯一の明るい話題は韓国本土に飛来してきたB2ステルス爆撃機を再び韓国戦闘機が捕捉、撃墜したこと。B2部隊は壊滅的な打撃を受けて後退した。

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第4Turn終了時

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余談だが、B1やB2の部隊が大打撃を受けた場合、米戦略空軍の核抑止力に大穴が開くことになるわけで、米国の安全保障上看過できない問題になるであろうことは想像に難くない。

第5Turn(2日目午後)

再び韓国全土に巡航ミサイルの雨が降り注いだ。瑞山、忠州の各基地はさらなる打撃を被り、壊滅寸前。F15K「ストライクイーグル」2個飛行隊を擁する大邸基地も1打撃を被った。

同盟国韓国の危機を受けた中国海軍は新鋭空母「施琅」を主力とする空母機動部隊を黄海沿岸から韓国方面に急行させた。危機に瀕した韓国本土の航空基地を「施琅」のCAPの傘で守ろうという算段だ。名づけて「友愛作戦」。果たして韓国の危機を救うことができるのか?。

巡航ミサイル攻撃に引き続き、空自戦闘機の支援を受けた米戦略爆撃機が大邸上空に飛来した。韓国軍戦闘機の迎撃は、AWACSに支援された空自戦闘機の反撃により頓挫。それでも韓国対空部隊は第1波のB52は撃退したものの、第2波で飛来してきたB1、第3波で飛来してきたF18は阻止できなかった。大邸基地は壊滅。基地と共にF15K、F4各2個飛行隊が失われた。
この攻撃に空自戦闘機が関与している事実を察知した中国政府スポークスマンは、全世界に対して「日本の行為は平和国家の仮面を被った卑劣な行為だ」との声明を発表した。

その「卑劣な」日本潜水艦は日本海でも大暴れ。韓国潜水艦3隻が攻撃を受けて中破してしまった。

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第5Turn終了時

第6Turn(2日目夜間)

巡航ミサイルはなおも韓国全土に降り注いだ。度重なる攻撃を受けた瑞山、忠州両基地は相次いで壊滅。両基地に配備されていたKF-16 8個飛行隊も運命を共にした。この日1日の攻撃だげで韓国空軍は100機以上の新鋭戦闘機を失ったことになる。世界有数の実力を誇った韓国空軍であったが、米空海軍の圧倒的な攻撃力を前に、成すすべもなかった。

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F15K戦闘爆撃機。米F15E「ストライクイーグル」の韓国空軍バージョンである。優秀な性能を有する戦闘爆撃機であったが、今回のシナリオでは活躍する間もなく壊滅の憂き目を見た。

対馬海峡では、日本潜水艦の攻撃によって韓国潜水艦2隻が消息を絶ってしまう。
米軍機による韓国本土爆撃は継続して行われ、F4戦闘機等が配備されていた清州基地が空爆により壊滅してしまった。

韓国本土の惨状を見た中国海軍は「友愛作戦」の中止を発表。空母「施琅」も針路を南に変じ、新たな決戦場になるであろう尖閣諸島に向けて舵を切った。

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第6Turn終了時