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GDW社のThe Third World War(以下「T3WW」)は、1990年頃に発生すると予想されていた東西対決を描いたシミュレーションゲームです。今回、T3WWをプレイするにあたり、いくつかのハウスルールを採用しました。またプレイシナリオはキャンペーンで、中欧戦線だけではなく、北欧、南欧も含んでいます。ただしペルシャ湾は含んでいません。プレイスタイルはソロプレイです。

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1Turn(第1週)(つづき)

NATO予備

漸くNATO側の移動手番がやってきた。しかし正直な所できることは少ない。せいぜいZOC拘束を免れたトルコ軍歩兵師団をイスタンブールに入城させるとか(これはラッキーだった)、フランス領内のフランス軍を西ドイツ領内に移動させるとか、イタリア軍をドイツに向けて移動させるとか(オーストリアやスイスが中立を堅持しているのが忌々しい・・・)。

イメージ 17NATO軍が特に重視したのが中部~南部ドイツにかけての地域だ。この一帯には無傷の米重師団4個(第5、第7軍団所属)が敵ZOCに拘束されたまま動けなくなっている。この背後を断たれて後退できない事態になれば、NATO軍は崩壊しかねない。特に西ドイツ第12戦車師団が守るウルツブルグ(A1612)は弱点で、ここを衝かれるとWPの機動作戦群が一気に米軍の背後に回り込む。これは避けなければならない。
そこでライン川沿いに待機していたフランス軍攻撃ヘリ部隊(2-2-6)をウルツブルグに向かわせて同地の守備力強化を図った。またフランクフルトに待機していてNATO軍の移動可能な部隊の中では最も有力な米第8機械化歩兵師団(14-16-7)をフルダ峡谷に向かわせてソ連第1親衛戦車軍の鼻ずらを抑える。彼らがウルツブルグに南下するのを抑えるためだ。

北ドイツ平原については・・・、まあ精々好きなようにやってくれ。NATOとしては動きようがないんだから・・・。

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WP第2梯団

北欧戦線ではナルビク、トロムソ間の山岳道を押さえているノルウェー戦車旅団(2-3-7)に対して2-1の包囲攻撃を仕掛ける。成功率は1/2であったが、見事1の目を出して失敗。WP軍の南下はここでストップしてしまうのか・・・・。

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北ドイツ平原は解放された・・・。と言いたい所だが、WP軍にとってもそう簡単な話ではない。ハンブルグ(B0416)を落としたとはいえ、その後方にはハノーバー(B0115)、ブレーメン(B0414)という二大都市があり、WP軍が西へ向かうルートをガッチリとおさえている。それらの拠点にはヘリ部隊を含めた有力部隊が陣取っており、一筋縄ではいかない。そこでWP軍はブレーメンを抜き、海岸地帯の北海沿岸部を西に向かうことにした。目指すは低地諸国。これらの国々をNATO陣営から脱落させることができれば、戦局に与える影響甚だ大なり。
イメージ 10ブレーメン攻撃にはソ連空軍も出撃。Su-27フランカーとMiG-23フロッガーの援護の元、Su-25フロッグフットが地上支援に出撃する。NATO軍は対空砲火で迎え撃ったが、Su-25を撃退することはできなかった。空軍支援もあって12-1の高比率攻撃を受けることになったブレーメンは一撃で陥落。さらにハノーバー北翼を守っていた英第1戦車師団(8-8-8)も大損害を受けてオランダ国境付近まで後退した。勢いに乗るWP軍は第28軍の5個師団とポーランド軍部隊若干をユトランド半島に向かわせて残敵掃討にあたらせると共に、残った第3打撃軍、第2親衛軍、第20親衛軍の計13個師団(戦車6、機械化歩兵7)と空中機動部隊は西に進んでオランダ国境とルール工業地帯を目指す。ユトランド半島では西独機械化歩兵師団(9-10-7)が壊滅。デンマーク軍が残っているのみであった。
北海沿岸ではこれまで奮戦していたBOAR(英ライン派遣軍)の第1機甲師団が遂に壊滅した。ベルギー軍の機械化歩兵師団(4-4-5)とオランダ軍機械化歩兵師団(6-6-5)も壊滅した。先に降下していたWP軍空挺部隊と地上部隊がオランダ領内で手をつなぐ。アムステルダム(B0507)、ロッテルダム(B0406)はWP軍の手中に落ち、ユトレヒト(B0407))のPOMCUSはWP軍の蹂躙されるままとなった。
NATO軍が唯一意地を見せたのがルール前面の戦いで、この時NATO軍は虎の子A-10サンダーボルト2を投入してきた。英第3機甲師団(8-8-8)に対する3-1の低比率攻撃は、A-10の飛来によって一転して1-2の大虐殺に変わった。WP軍の攻撃は当然の如く失敗。ルール工業地帯を目前にしてWP軍の攻撃は止められた。

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イメージ 11フルダ峡谷では、米軍部隊の布陣が強力なのでWP軍は電撃突破は諦め、攻撃力を集中した高比率攻撃で手ごわい米重師団を1個1個料理することにした。その第1目標は米第3機械化歩兵師団「ロックオブマルヌ」(14-16-7)。第8親衛軍、第1親衛戦車軍、第4親衛戦車軍の計10個師団を投入した攻撃は、7-1の高比率となった。
NATO軍は空軍を出撃させて米軍師団を救おうとした。この段階のNATO軍としては最高の贅沢、F-15イーグルの護衛付きでハリアーを飛ばす。F-15に対してWPはなけなしのMiG-29フルクラム2ユニットで対抗。F-15とMiG-29の1対2の空中戦が繰り広げられた。空中戦の結果はF-15の圧勝。アムラームの一撃でMiG-29の1ユニットを有無を言わさず叩き落とし(SX)、残ったMiG-29の反撃を軽くいなす(H)。これまで良い所なしだったNATO空軍であったが、ようやく胸のすくような戦果を残した。
しかし肝心のハリアーは対空射撃を浴びて腰くだけで後退(A)。7-1の高比率攻撃をまともに受けることになった米軍師団は大損害を受けて辛くも後退した。この場合、米軍としては重師団壊滅を免れたことを幸運と考えるべきかも知れない。
米軍を撃破したWP軍2個軍団は、第2梯団サブインパルスで西ドイツ第5戦車師団(10-9-7)を包囲攻撃した。

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イメージ 12南ドイツではWP軍は「痛い」目を見ることになった。ミュンヘン(A1213)の北方に急きょ派遣されたフランス軍部隊。雑多な編成で「組し易し」とみたWP軍は第41軍、第8親衛戦車軍の計5個師団を攻撃に向かわせた。ここを抜けば米軍師団の後方がガラ空きとなり、彼らを包囲することも可能となってくる。
しかし攻撃を仕掛けてみてその精強さにWP軍は下を巻くことになった。フランス軍2個部隊の他、西ドイツ空挺連隊とカナダ軍機械化旅団のスタックだったのである。平均練度は7。疲れ切ったWP軍がまともに戦える相手ではなかった。NATO空軍による地上支援もあってオッズは1.5-1。それでも奇跡を信じて攻撃を敢行するWP軍であったが、出目は最悪の1。結果は2D/-。この攻勢はNATO軍に傷一つ与えることなくWP軍の自滅で幕を閉じた。

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NATO第1梯団

イメージ 13混乱の極みにあるNATO軍。とにかく戦線を整理するしかない。これまでに失った兵力は、主要なものでも西ドイツ軍6個師団と2個旅団/連隊、米軍3個旅団/連隊、英軍1個師団と2個旅団/連隊、フランス軍1個旅団、ベルギー/オランダ軍がそれぞれ1個師団、ノルウェー軍1個連隊、トルコ軍4個師団と1個旅団。合計すると13個師団と10個旅団/連隊相当の兵力を失ったことになる。少なめに見積もってもNATO軍全体の1/3が失われたと言えよう。WP軍にもそれなりの被害を与えてはいたが、壊滅に追い込んだ部隊は未だにない。とにかく戦線の立て直しが急務のNATO軍であった。

イメージ 14イタリア軍アリエテ機甲師団(7-8-6)と空中機動旅団(2-2-6)がアルプスを越えて北フランスに到着した。イタリア軍の増援第一陣である。さらにイタリア軍機械化歩兵2個師団がジブラルタル経由で北フランスを目指している。米軍の第1陣、第4機械化歩兵師団「アイヴィー」(14-16-7)も破壊を免れたPOMCUSに続々と到着した。海からは米海兵隊第6海兵連隊やカナダ軍空挺連隊も到着。これらの増援を得た中欧のNATO軍は限定的な反撃を行った。ルール工業地帯の一角ドムトムント(A2410)に陣取るソ連軍空中機動旅団(2-3-7)を攻撃した。10-1の高比率攻撃であったので攻撃は成功。NATO軍は最初の獲物を手に入れた。

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北欧戦線でもNATO軍は果敢な反撃を行った。エリート部隊2個がボードー(G3837)に上陸し、北部の守りを固める一方、ノルウェー軍スキー旅団(2-2-7)がナルビク(G4040)を守るソ連海兵連隊を強襲した。2-1の比率であったが、攻撃は成功(-/2DR)。ナルビク奪回に成功した。

バルカン戦線ではギリシア軍が反撃を実施。側面援護のブルガリア軍戦車旅団を6-1で攻撃し、これを壊滅に追い込んだ。


NATO第2梯団

イメージ 15NATO軍の増援部隊が続々と中欧戦線に到着する。その主力はイタリア軍で、主に空輸によってフランスや西ドイツ各地に降り立つ。その主力は装備の軽い空中機動部隊と山岳兵部隊。前者は空中機動ZOCによるWP軍拘束のために威力を発揮し、後者は拠点防御に役立つはずだ。
イメージ 16イタリア軍その他の増援もあったのでNATO軍はある程度戦線を安定化させることに成功した。中欧戦線では北はオランダ、ベルギー国境。そこからライン川沿いに東へ向かい、ルール工業地帯からライン川東のフルダ峡谷付近で戦線がやや突出し、そこを逃げ遅れた西ドイツ軍2個師団と対戦車ヘリ部隊が守っている。そこから南に折れてフランクフルト(A2010)、マンハイム(A1810)、シュタットガルト(A1610)と結んでスイス国境につながっていく。そしてその防衛線に食い込んだ棘ともいうべきアントワープ(B0205)のWP軍をNATO軍機甲部隊(米機械化師団2個、英戦車師団2個、イタリア戦車師団1個、その他)が攻撃した。比率9-1、しかもA-10攻撃機まで投入して万全を期したが、A-10はMiG-27によって撃退させられ地上支援は失敗。肝心の攻撃も1の目を出してアントワープ奪回は失敗に終わってしまう。

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最終

WP軍は北欧戦線からMiG-23とSu-27、南西方面からMiG-23をそれぞれ中欧戦線に送り込んだ。NATO軍はイタリア空軍2ユニットを中欧戦線に投入する。
最後に核エスカレーションをチェック。幸い核戦争への進展はなかった。


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