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GDW社のThe Third World War(以下「T3WW」)は、1990年頃に発生すると予想されていた東西対決を描いたシミュレーションゲームです。今回、T3WWをプレイするにあたり、いくつかのハウスルールを採用しました。またプレイシナリオはキャンペーンで、中欧戦線だけではなく、北欧、南欧も含んでいます。ただしペルシャ湾は含んでいません。プレイスタイルはソロプレイです。

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4Turn(第4週)

天候はバルカン方面が曇天となり、後は全て晴天だった。

航空戦

イメージ 1中欧戦線ではWP軍の航空兵力がやや回復し、計10ユニットが制空戦闘に投入された。そのうち新鋭機はSu-27が1ユニットのみ。MiG-23とMiG-21が各1ユニットで、残りは空戦力1の「役立たず」であった。それに対してNATO軍は空戦力5のF-15イーグルとF-22ラプターだけで4ユニット、空戦力4のF-16ファルコン、Mirage2000が計6ユニット。それだけで十分WP軍を圧倒している。さらに空戦力3以下の航空機が5ユニットで計15ユニットでWP軍を圧倒していた。

イメージ 3圧倒的な制空力を背景としたNATO軍は、前Turnに引き続いて大規模な航空撃滅戦を展開した。米空軍のF15Eストライクイーグルが3ユニット、スペイン空軍のF-18ホーネットが1ユニット、英独伊のトーネードが計3ユニット、合計7ユニットで攻撃する。WP軍の対空砲火でトーネード2ユニットが叩き落とされた。戦果は滑走路破壊5とクレーター4個でクレーターの残存数は7個になった。

イメージ 2一方バルカン戦線ではWP軍が久々に航空撃滅戦を仕掛けてきた。Tu-160ブラックジャック、Tu-22Mバックファイア、Su-24フェンサー各1ユニットである。対空砲火を掻い潜った各機は爆弾を投下。戦果はクレーター10個に達し、バルカン方面の制空権はWP軍の手中に帰した。

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WP第1梯団

ノルウェー海の制海権はWP軍が握った。また先のTURNにイスタンブールを制圧したWP軍は黒海艦隊をエーゲ海に出撃させた。WP軍は10VPを得た。

イメージ 4NATO軍はオランダ・ドイツ国境付近に航空部隊を出撃させ、猛烈な阻止攻撃を実施する。そのためオランダ国内のWP軍6個師団(第3打撃軍、第28軍)は退路を遮断された。退路を確保すべくオランダ国内のWP軍はナイメーヘン(B0308)に進出してきたNATO軍を計6個師団で攻撃する。しかし彼らが狙いをつけたNATO軍は、なんと精鋭英機甲師団2個からなる強力なスタックであった。オッズは1-2という低比率。WP軍は虎の子Su-25フロッグフットを出撃させて上空からの近接支援を試みた。しかし彼らはNATO軍F-16ファルコンの迎撃を受け、護衛のMiG-21もろとも撃墜されてしまう。1-2という絶望的なオッズによる攻撃は当然の如く失敗に終わり、攻撃の主力である第3打撃軍所属の3個戦車師団は大損害を被った。

イメージ 5南欧戦線では、遂にライン川の線までたどり着いたWP軍が、NATOの増援部隊を吸引するためにライン川渡河作戦を敢行する。第16軍、第4親衛戦車軍等に所属する計6個師団が、西独、フランス、スペインの連合軍が守る対岸地域に対して強行渡河作戦を敢行した。しかしNATO軍ハリアー戦闘機の支援などがあって攻撃は失敗。ライン川の西岸に橋頭保を築くことには失敗した。

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イメージ 7オーストリア戦線では、オーストリア国内に残った最後の拠点であるウィーン(A0922)に対し、第5親衛戦車軍、第19軍等計12個のWP軍師団が強襲を仕掛けた。比率から言えば当然攻撃に成功しそうな比率であったが、米空軍のA-10サンダーボルトが飛来。A-10の支援によって比率を落されたWP軍の攻撃はあと一歩押しが足りなかった。
イメージ 6ユーゴスラビア戦線では、ユーゴ歩兵3個師団が守る首都ベオグラード(D2800)を第5親衛戦車軍、第19軍等計9個師団のWP軍が総攻撃を仕掛けた。オッズは5-1。大都市を一撃で陥落させるにはやや心細い比率であったが、見事"6"の目が出て結果は"EX"。WP軍2個師団を道連れにベオグラードのユーゴ軍2個師団は壊滅した。

ギリシア戦線では、ルーマニア、ブルガリア連合軍がテッサロニキ(D1402)北西部を(D1502)守るギリシア軍(機械化歩兵1個師、歩兵1個師、その他2旅団)を攻撃した。航空支援もつけた攻撃だったが、ストリモナス川の地形効果もあり、攻撃は失敗に終わった。

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NATO予備

大きな動きなし。

WP第2梯団

北欧戦線のWP軍は完全に防御態勢に移行している。トロムセー(G4343)のラインを阻止線とし、そこから先へのNATO軍の進撃を阻んでいる。

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オランダ戦線では、先に大損害を被ったWP軍第3打撃軍がオランダ国内の都市部に後退。死守の構えに出る。またオランダ国内からは第28軍に所属する2個機械化師団が空輸によって西ドイツ国内に後退していった。

イメージ 8南ドイツではWP第16軍と第20親衛軍に所属する6個師団が再びライン川渡河を試みた。特に第20親衛軍は、開戦以来常に第一線にありながら、ここまで殆ど損害を被っていない精鋭部隊である。対岸を守るNATO軍はフランスの対戦車ヘリ部隊、西ドイツ空挺連隊、そしてスペイン軍機甲師団である。オッズは2-1だったが、フランス空軍のジャギュアが飛来。対空砲火によってジャギュアは失われたものの、その死の間際に1コラムシフトを与えた。1.5-1の比率で実施した攻撃は、WP軍にとって最悪の出目"1"。WP軍によるライン渡河作戦は完全な失敗に終わった。

イメージ 9オーストリアのアルプス地区ではWP軍が戦車師団を投入、強引な突破を図ってきた。アルプスの山岳部を守るイタリア軍山岳兵は善戦したが、兵力に優るWP軍の攻撃によって徐々に押されていった。戦場は今やオーストリアからイタリアに移り、WP軍戦車部隊は山岳道を抜けて次第にイタリア北部の平野部に近付いてきた。

オーストリアの首都ウィーンではなおも攻防戦が続いていた。WP軍戦車、機械化師団計12個を投入して実施された総攻撃ではオッズ8-1に達したが、NATO軍のA-10サンダーボルトが飛来してまたもやオッズ4-1まで低下。それでも攻撃は成功し、オーストリアを守るNATO軍の半数以上を撃破するには成功したものの、ウィーンを完全占領するには至っていない。

ユーゴ戦線ではベオグラード陥落後WP軍戦車師団が北上。途中に陣取るユーゴ軍を撃破しつつ次第に北部の主要都市ザグレブ(C0219)攻略に向かっていった。

ギリシア戦線ではルーマニア、ブルガリア連合軍がテッサロニキ北部のギリシア軍を撃破。そのままテッサロニキ後方に回り込み、同市を包囲した。

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NATO第1~2梯団

NATO軍である。中欧方面ではようやく戦線が安定化してきた。未だに南ドイツのスイスとの国境付近ではライン川渡河を目指すWP軍の策動が続いていたが、先のWP軍セグメントにおいて南ドイツ攻撃を担当するWP軍機械化部隊が大損害を被ったため、その脅威はかなり減ぜられた。そこでNATO軍は主力をオランダ・ドイツ国境付近に移動させ、オランダの解放と北ドイツへ向けた進撃路確保のための反撃作戦に転じる。

イメージ 10米軍重師団4個(第1機甲、第3機甲、第5機械化歩兵、第8機械化歩兵)、英機甲師団2個、西独機甲師団2個を中核とし、米対戦車ヘリコプター連隊、フランス軍、さらに増援で到着した米第101空中強襲師団「スクリーミング・イーグル」等が加わり、ドイツ・オランダ国境間のソ連軍部隊に襲いかかる。空からはジャギュア攻撃機、A-10対地支援機等が飛来し、連合軍の進撃を援護する。突破は成功し連合軍は北海沿岸に到着した。オランダ国内のソ連軍(第3打撃軍)は退路を遮断され、壊滅の危機が迫る。

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イメージ 11オーストリア・イタリア戦線では、アルプスを越えてきたWP軍部隊がイタリア北部平野になだれ込む体制となっていた。危機に瀕したNATO軍は、軽装備の部隊をかき集めてイタリア北部に送り込む。米第6軽歩兵師団、米第8海兵連隊、イタリア空挺部隊、イタリア山岳兵部隊、そしてカナダ軍空挺部隊等である。彼らはオーストリア国内の山岳都市インスブルックを再占領。イタリア山岳兵も加わり守りを固めた。

ユーゴ戦線では要害地ザグレブをユーゴ軍が一戦も交えずに後退。主力はイタリア国境付近まで後退し、この狭い回廊部でWP軍の進撃を待つ。

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ギリシア戦線ではテッサロニキに立て篭もり部隊を残しつつ、主力は山岳地帯まで後退し、立てこもり大勢に入る。

最終

WP軍は航空戦力の重点を中欧戦線から南西空域(ユーゴ、イタリア方面)に移してきた。中欧戦線ではNATO側の航空撃滅戦によってWP側航空兵力の展開が困難になってきたからだ。中欧戦線に残ったのは、MiG-27のように航続距離の面で再展開が困難な機体や、Su-17、Su-20のように南西方面での使用用途が限られている機種だけだ。
対するNATO側も中欧戦線に展開していたF-15、F-22、F-16、F-18といった制空戦闘機をイタリア方面に移してきた。

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