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GDW社のThe Third World War(以下「T3WW」)は、1990年頃に発生すると予想されていた東西対決を描いたシミュレーションゲームです。今回、T3WWをプレイするにあたり、いくつかのハウスルールを採用しました。またプレイシナリオはキャンペーンで、中欧戦線だけではなく、北欧、南欧も含んでいます。ただしペルシャ湾は含んでいません。プレイスタイルはソロプレイです。

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5Turn(第5週)

開始

天候は南西方面を除いて全て曇天となった。航空戦力頼みのNATO軍にとってはやや苦しい天候といえる。

航空戦

イメージ 2WP側が北欧及びバルカン空域で制空権を握った。対するNATOは南西空域で制空権を握り、中欧空域ではWP軍が1機も上げられないので一方的な制空権を手にする。とはいえ、護衛なし(迎撃戦闘機が上がってこないから護衛不要)で実施されたNATO軍による長距離進攻の結果は最悪に近いものだった。まず攻撃主力のF-15Eストライクイーグル3ユニットのうち、2ユニットが整備不良のためにお休み。攻撃主力の過半が失われたことになる。それでも残ったF-15E 1ユニット、F-18 2ユニット、ミラージュV 1ユニットで行われたカウンターエアストライクの結果は、僅かにクレーター3個のみ。クレータ数の現状維持が精一杯であった。唯一の救いは対空砲火によって失われた機体がなかったことか・・・。

まあバルカン戦線におけるWP軍のカウンタエアストライクも似たようなもので、Su-27 1ユニットに護衛された、Tu-160、Tu-22M各1ユニットという編成で行われた攻撃はNATO側防御砲火による妨害もあって僅かにクレーター2個を追加したのみに終わった。

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WP第1梯団

イメージ 4悪天候の空を突いてNATO軍航空機が次々と発進していく。得意の近接航空支援任務が悪天候のためその効果を大幅に減ぜられるため、打撃阻止任務によってWP軍の先鋒を叩く作戦だ。南ドイツのライン川沿岸地区に集結したWP第16軍、第20親衛軍は西独空軍のファントム戦闘爆撃機の猛攻を受けて大きな損害を被った。

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イメージ 3しかし悪天候はこれまで勢いを失っていた中欧戦線のWP軍に再び力を与えた。新鋭の第7親衛戦車軍を初め、歴戦の第2親衛軍、第8親衛軍の計9個師団が空中機動旅団の援護を受けてルール工業地帯の一角エッセン(B0110)を攻撃した。エッセンを守るフランス軍は3個部隊。オッズは9-1に達した。要域にしては弱体過ぎたと悔やむNATO軍であったが、A-10の地上支援をすべてを賭ける。しかし期待のA-10部隊は対空砲火によって撃退されてしまう。あとは地上部隊の奮戦に全てを期待するだけだが、出目は"5"で結果は最悪の-/E。フランス軍の精鋭3個部隊は一撃の元に壊滅してしまう。

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イメージ 12オーストリア戦線ではウィーン(A0922)が遂に陥落。ここでもフランス軍が受難で、第11空挺師団が他のオーストリア軍とともに壊滅してしまう。先のTurnに奪回した山岳都市インスブルックもWP軍の攻撃を受けてEXを出して壊滅。守備にあたっていたイタリア軍2個部隊はWP軍に投降する。

ユーゴ戦線ではザグレブ(A0219)を無血占領したWP軍が西進。イタリア国境付近でユーゴ軍主力を捕捉した。戦力に優るWP軍は海岸部を突破。WPはユーゴ軍の背後に回り込み、それを包囲しつつあった。

ギリシア方面ではテッサロニキ(D1402)に立て篭もるギリシア軍に対してソ連、ルーマニア、ブルガリア連合軍が攻撃を仕掛ける。大都市に対する4-1なので一撃陥落は難しいと思われたが、結果はEXで一撃で陥落。ギリシア軍はアッティカ半島北部に連なるキテロン山系に後退し、防衛線を敷く。

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NATO予備

イメージ 5ルール工業地帯の一角エッセンを失ったのは痛かったが、それよりも戦力不足著しいNATO軍にとって、精鋭3個部隊を失った方が遥かに痛かった。とにかく戦線に穴が開いたままではいつ突破されるかもわからない。再編成の完了した米第2機甲騎兵連隊(5-5-7)と米第6海兵連隊(1-3-8)を急きょ戦線の穴埋めに向かわせる。余談だが、米第2機甲騎兵連隊は、湾岸戦争の際、73イースティングの戦いで奮戦した部隊である。

オーストリア戦線では遂に来るべきものが来たという感がある。ウィーン、インスブルックが陥落した今となっては、オーストリアを救う手立てはない。今や戦線はアルプスを越えて北イタリアにまで広がってきた。突出してきたヘリ部隊を叩くべくイタリア軍が反撃に転じたが(オッズ3-1)、結果振るわずD/Dに終わってしまう。

イメージ 6ユーゴ戦線もかなり厳しい状況だ。ユーゴ軍主力はイタリア国境付近で包囲され、救出の可能性は乏しい。航空支援も欠く彼らを救う手立てはなく、次のWP軍セグメントで壊滅するだろう。ザグレブを放棄したのは失敗だったか・・・。NATO軍プレイヤー(私のことだ)が呟く。しかし支援もなく制空権もない大都市の防御がいかに望みのないものかはこれまでの幾多の戦例が示している。ザグレブ放棄は間違っていない。国境線に下がるタイミングを間違えたのが、それとも防御重点を間違えたのか。いやいや、そもそも小国ユーゴはWP軍の猛攻を跳ね返す力がなかっただけなのか・・・。

WP第2梯団

イメージ 7ルール工業地帯では再びWP軍が大攻勢に出てきた。先ほどのエッセン攻略戦の立役者である第7親衛戦車軍、第8親衛軍に加えて、歴戦の第1親衛戦車軍も加わってデュッセルドルフ(A2409)を攻撃する。守るのは英第3機甲師団(8-8-8)を主力とし、フランス、西ドイツの部隊も加わる。防御力12でオッズは6-1。そこにA-10が地上支援に現れて4-1。結果は-/DでNATO軍は損害を被ったものの、ガッチリとその場を守っている。
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ユーゴ・イタリア戦線ではユーゴ軍主力がイタリア国境付近でWP軍戦車部隊につかまった。新鋭の第6親衛戦車軍を初め、第13軍、第19軍、第38軍等に所属する戦車師団9個、機械化歩兵師団3個、空中機動旅団2個がユーゴ軍を叩く。ヘリを持たず、戦車兵力にも限りがあるユーゴ軍はWP軍の猛攻に耐えられず、数個師団が壊滅。生き残った僅かな部隊はイタリアに向けて退却していく。

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NATO第1~2梯団

北欧戦線ではバルドゥフォス(G4142)北部に孤立していたソ連軍機械化空挺連隊をノルウェー軍が掃討戦を行う。4-1のオッズで結果はEX。ソ連軍は掃討されたものの、ノルウェー軍戦車旅団1個も道つれになってしまう。

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イメージ 8中欧戦線ではNATO軍がオランダ戦線で掃討戦を実施した。先のTURNにおける反撃で既にオランダ国内のWP軍は退路を遮断されていた。いくつかの部隊は空輸で撤退していったが、それでも第3打撃軍に所属する2個戦車師団を初め、計3個師団がオランダ国内に取り残されていた。
この反攻にNATO軍が投入した兵力は、米重師団4個、西ドイツ軍機甲師団2個、米第101空中機動師団、オランダ軍第4機械化師団、米第2騎兵機甲連隊、対戦車ヘリ旅団等である。攻撃目標はアムステルダム(B0508)。第15親衛機械化歩兵師団(9-9-7)が守っている。オッズは10-1でソ連機械化歩兵師団に勝ち目はなかった。アムステルダムの守備隊は降伏し、NATO軍はアムステルダムを奪回する。

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イメージ 9イタリア戦線には増援部隊が送られた。新鋭の米第49州兵戦車師団(12-12-6)、米第10山岳師団(3-4-7)である。そのうち米第10山岳師団がヴェネツィア(A0412)北方の山岳に立て篭もるハンガリー空中機動旅団(2-2-6)を攻撃した。オッズは2-1だったので勝利は危ぶまれたが、見事に6の目を出して攻撃成功。ハンガリー空中機動旅団は壊滅寸前の状況となってアルプス山中に退避していった。

先のWP軍プレイヤーターンに大損害を被ったユーゴ軍はトリエステまで撤退し、そこから船便でイタリア国内やユーゴ南部へ撤退していった。

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イメージ 20ギリシア戦線では残存兵力がキテロン山系沿いに布陣し、WP軍のアテネへの突破に備える。中欧戦線からスペイン軍空中機動旅団がアテネに空輸されてきた。空中機動力の乏しいギリシア軍にとって有難い増援兵力となった。

(表紙の写真)

最終

このTURNの終わりにオーストリアがWP軍に降伏した。


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