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GDW社のThe Third World War(以下「T3WW」)は、1990年頃に発生すると予想されていた東西対決を描いたシミュレーションゲームです。今回、T3WWをプレイするにあたり、いくつかのハウスルールを採用しました。またプレイシナリオはキャンペーンで、中欧戦線だけではなく、北欧、南欧も含んでいます。ただしペルシャ湾は含んでいません。プレイスタイルはソロプレイです。

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6Turn(第6週)

天候は北欧が大嵐、南西空域が曇りで、他は晴天である。

航空戦

イメージ 1NATO軍は例によって航空撃滅戦を中欧戦線で仕掛ける。F-16ファルコンに護衛されたF-15Eストライクイーグル3ユニットのよる爆撃戦だが、対空砲火によってF15E 1ユニットが撃墜され、1ユニットが帰還を余儀なくされた。戦果はクレーター2個、地上破壊2個。トータルのクレーター数が4個となった。

イメージ 2南西空域では、Su-27フランカーに護衛された、Tu-160ブラックジャックとSu-24フェンサーの混成編隊が航空撃滅戦を仕掛ける。それをNATOは最新鋭のF-22ラプターと、F-16ファルコンの編隊が迎え撃つ。Su-27とF-16が相打ちになり、Tu-160がF-22の攻撃を受けて撃墜された。戦果はクレーター2個、地上破壊2個である。

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WP第1梯団

イメージ 4中欧戦線では晴れ渡った大空の下、NATO軍の反撃戦力を少しでも削ぐべく、WP軍第1親衛戦車軍、第2親衛軍、第28軍に所属する戦車師団(12-9-6)4個、機械化歩兵師団(10-9-6/7)5個がエンスヘーデ(B0310)に布陣する米第5機械化歩兵師団(14-16-7)を攻撃した。単純な兵力比では9-1、戦闘力比も6-1に達したが、地形効果、練度修正、そしてA-10による地上支援で1-1まで比率低下。奇跡を信じたWP軍の攻撃も失敗に終わり、当初の予定を達することはできなかった。

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イメージ 9イタリア戦線ではWP軍新鋭の第6親衛戦車軍の3個戦車師団が、空中機動部隊の援護の元、ヴェネツィア北西(A0512)に陣取る米第49州兵機甲師団(12-12-6)を攻撃した。修正後のオッズが2-1で、50%の確率で戦線を押し下げることができるはずだったが、攻撃は失敗。WP軍の攻撃は頓挫してしまう。

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イメージ 5ギリシア戦線でもキテロン山系でソ連空中機動部隊(2-3-7)等に援護されたブルガリア軍機械歩兵師団(6-7-5)が山間道を守るギリシャ軍歩兵師団(2-3-5)を攻撃した。修正後のオッズは1.5-1で、成功率33%の攻撃は案の定攻失敗。ここでもWP軍の攻撃は頓挫してしまう。

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NATO予備

イメージ 6中欧戦線では遂にNATO予備インパルスにもNATO軍による反撃が始まった。米第3機甲師団「スピアヘッド」(15-15-7)、西独第1、第5機甲師団(10-9-7)、さらに米対戦車ヘリ連隊(5-5-7)や米第2機甲騎兵連隊(4-4-7)も加わりポーランド軍機甲師団(9-8-5)を攻撃した。AV-8Bハリアー2による地上支援も加わり修正後オッズは9-1。ポーランド機甲師団は壊滅こそ免れたものの大損害を受けて後退していった。NATO軍は北海沿岸の港湾都市フローニンゲン(B0611)を奪回。北翼からルール工業地帯にしがみ付くWP軍に脅威を与える。

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WP第2梯団

北ドイツ平原への突破を目指すNATO軍に対し、WP軍は急きょ防衛線を構築する。第2親衛軍、第1親衛打撃軍、第28軍といった今まで攻勢軸の主力をなしていた部隊が散開し、2線乃至3線の防御線を構築した。

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イタリア戦線ではWP軍第8親衛打撃軍所属の戦車師団(11-9-6)等がヴェネツィア北西(A0512)の米第49州兵師団(12-12-6)を再び攻撃する。オッズ2-1。空軍支援はNATO軍戦闘機の妨害にあって失敗。それでも強行したWP軍の攻撃はダイス"6"を出して成功。米第49州兵師団は2打撃を受けて後退していく。

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イメージ 7ギリシア戦線ではキテロン山系に対する攻撃を敢行した。攻撃の主力は先のイスタンブール攻略戦でも活躍したルーマニア軍最精鋭戦車師団(8-8-6)で、それをソ連、ルーマニアの空中機動旅団が援護する。WP軍航空部隊もNATO空軍の妨害(F-15イーグル)を掻い潜って航空支援を強行。航空機2ユニットを失ったが航空支援は成功した。その効果もあってWP軍はキテロン山系を突破し、遂にアッティカ半島へWP軍が突入した。

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NATO第1~2梯団

イメージ 8中欧戦線に米第1騎兵師団「ファーストチーム」(15-15-7)が到着した。ヴェトナム戦争でも活躍した歴戦の部隊である。本来は第3Turnに登場するはずの部隊であったが、オランダ国内の事前備蓄集積基地(POMCUS)がWP軍の攻勢によって破壊されてしまったため、登場が遅れていたのだ。第1騎兵師団の到着によって北ドイツ平原のNATO軍は米陸軍8個師団(重師団6、州兵師団1、空中機動師団1)、西独機甲師団2個、英機甲師団2個、それに米機甲騎兵連隊、対戦車ヘリ旅団、NATO諸国の部隊などからなる膨大な兵力となった。反撃兵力を充実させたNATO軍は北ドイツ平原で大規模な反攻作戦を敢行する。

イメージ 6攻撃は2つの攻勢軸からなっている。海側と陸側の2つだ。
海側の攻撃軸は新鋭の米第1騎兵師団と第3機甲師団の2個重師団を主力とし、西独機甲師団(10-9-7)2個、米海兵連隊、米第2機甲騎兵連隊、米第3対戦車ヘリ旅団等からなる部隊だ。「タスクフォースノヴェンバー」と呼ばれた彼らの任務はオルデンブルグ(B0513)付近でドルトムント・エムスを渡河した後、オルデンブルグを占領。2重防衛戦を敷くWP軍をオルデンブルグ付近で撃破。その後ウェーザー川沿いに南下し、ブレーメン(B0414)南西に進出する。

陸側は米第1機甲師団「オールドアイアンハンズ」(15-15-7)を筆頭に米陸軍第3機械化歩兵師団、同第5機械化歩兵師団の米陸軍3個重師団、英機甲師団(8-8-8)2個、米第8対戦車ヘリ旅団等からなる部隊だ。「タスクフォースチャーリー」と呼ばれた彼らの任務はミュンスター西方の森林地帯(B0210)を突破した後ドルトムント・エムスを渡河。その後東に向けて進撃し、ビーレフェルト(B0113)に進出する。一連の攻勢が成功すれば、ウェーザー川西岸に展開するWP軍約3個軍を包囲できるはずである。

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イメージ 10そして攻勢はほぼNATO側の予想通りに進展した。
「タスクフォースノヴェンバー」はオルデンブルグでWP軍第7親衛打撃軍所属の機甲師団(9-8-5)と空中機動旅団(2-3-7)をA-10の支援付きで攻撃してこれを完全撃破。さらにその後方で防衛ラインを構築する東ドイツ軍機械化歩兵師団(10-9-7)を完全撃破した。攻勢の戦闘に立つ米第3機甲師団「スピアヘッド」はブレーメン南西部の攻撃目標地点(B0314)にほぼ無傷で到達した。

「タスクフォースチャーリー」はミュンスター西方の森林地帯を守るソ連軍第1親衛戦車軍所属の戦車師団(12-9-6)と空中機動旅団のスタックを6-1の比率で攻撃。これを撃退(-/R)した後、戦線後方になだれ込んだ。「タスクフォースチャーリー」は先に撃退したソ連軍戦車師団のスタックを追撃して攻撃。空軍の支援が得られなかったため6-1の比率にしかならなかったが、ソ連軍スタックを見事に撃破(-/4DR)。その先端は予定通りビーレフェルトに達した。
一連の攻撃でウェーザー川西方の北ドイツ平原に残るWP軍は包囲の危機に陥った。第1親衛戦車軍、第2親衛軍、第28軍に所属する8個師団(戦車師団4、機械化歩兵師団4)が包囲輪の中に閉じ込められた。

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しかしNATOにとって問題はこれからだ。慢性的な兵力不足に悩むNATO軍にとって、包囲輪を維持し続けるのは必ずしも容易ではなかった。強力な米軍重師団といえ、4方面乃至5方面から集中攻撃を受ければ、その戦闘比は最悪の場合10-1近くに達する。損耗によってWP軍の打撃力が衰えているとはいえ、NATO軍にとってもリスクは小さくない。A-10による空軍支援だけがNATO軍にとって頼みの綱だが、それも天候や対空砲火によって不確定な部分が大きい。次TURNにおけるWP軍の反撃が後半戦最大の山場になりそうだ。

イメージ 11イタリア戦線では、新たに米第8機械化歩兵師団(14-16-7)が空輸により中欧戦線より送り込まれてきた。米第8機械化歩兵師団を中心とする米伊連合軍がヴェネツィア北西(A0512)に陣取るWP軍2個戦車師団を攻撃する。比率は4-1であったが、WP空軍機の妨害により3-1に低下する。攻撃は"1"の目を出して失敗(D/D)。戦線は動かない。

イメージ 12ギリシア戦線ではキテロン山系の防衛線を放棄したギリシア軍がアッティカ半島で新たな防衛戦を敷く。スペイン軍空中機動部隊、フランス第6機甲騎兵師団(3-2-7)、さらにノルウェー戦線から空輸されてきたカナダ軍山岳旅団(1-2-8)も加わり、アテネを守る防衛ラインに加わる。

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最終

NATO軍は攻勢の主力を北ドイツ平原に向けるべく航空兵力を中欧戦線に集結させてきた。これによりイタリア戦線、ギリシア戦線の航空優勢が得られなくなるが、現状を鑑みれば止むを得ない。