国鉄士幌線は、1925年~87年まで約60年間営業運転を続けていた路線です。最盛期は帯広から十勝三俣まで78.3kmを結び、途中15の駅がありました(起終点含む)。
士幌線は営業を終えてから既に四半世紀の月日が流れましたが、今でもその沿線には往時を偲ばせる遺構のようなものがたくさん残っています。そこで今回北海道に行く機会を利用していくつか訪ねてみました。
2.糠平駅
旧糠平駅周辺は綺麗に整備され、駅近くには士幌線の記念館が残っています。入館料\100のささやかな記念館ですが、士幌線が走っていた往時を思い起こすことができます。駅は少しだけ復元され、古い車両と腕木式の信号機があります。また線路を使った簡易トロッコ車両も運転されており、安価な料金でトロッコ車両の運転をすることができます。
4.士幌駅
かつての士幌駅をそのままの形で残したものです。古い駅があるだけで他には何もないのですが、そのシンプルさが鉄心を擽ります。ゴチャゴチャした説明よりも、車両と駅舎が残っているのが一番良いですね。