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久しぶりにThe Caucasus Campaignをプレイしました。対人戦で下名は枢軸軍を担当しました。

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1Turn

イメージ 17国境地帯を攻撃。装甲2ステップ、山岳兵1ステップを失う。戦果は6ユニット撃破。うーん・・・。何だか冴えないなぁ。Salsk(1430)占領。先鋒だる第5SS装甲擲弾兵師団(7-8-6)はTikhoretsk(1733)に隣接する。

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2Turn

イメージ 18装甲部隊の先鋒は、重要拠点であるマイコプ(Maikop 2234)に隣接する。しかしマイコプに対する攻撃は移動力不足のため実施できない。ソ連軍は西部戦線に兵力を集中し、東部戦線はガラ空き状態である。東部戦線がチャンスか・・・?。

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3Turn

イメージ 19装甲部隊を主力とする攻撃によりマイコプ陥落。引き続いて装甲部隊をクラスノドノール(Krasnodar 2307)へ向ける。さすがに重要拠点であるクラスノドノールはソ連軍の守りが固いので包囲するに留める。次ターン陥落を狙う。孤立消耗を期待したが、都市修正のため全く損耗しなかったのは残念である。

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4Turn

クラスノドノール陥落。包囲下1-1攻撃が包囲と航空支援で3-1に上昇。結果はA1/DR。ソ連側が「断固たる防御」ダイス判定に失敗し(成功率2/3)、クラスノドノールを奪取した。ラッキー。

5Turn

装甲部隊によりタマン(Taman 1943)を攻撃するもソ連軍の巧みな防衛戦に阻まれて前進捗らず。装甲兵力を湿地につぎ込むのは愚の骨頂か・・・。

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6Turn

タマン陥落。ようやくブリュヒャー戦隊(計2個師団)が登場する。さて、次はどこを攻めるか・・・。

7Turn

イメージ 20悪天候。ノボロシスク(Novorossiysk 2247)への低比率攻撃開始。マイコプからツァプセ(Tuapse 2337)へ向けた山道でもドイツエリート歩兵を継ぎ込んだ攻撃を行う。地形の影響により比率が上がらず低比率攻撃多発。攻撃部隊が次々とステップロスする。それでも攻撃を止める訳にはいかない。

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8Turn

イメージ 21ノボロシスク、ツァプセ方面への強襲続行。1-1~2-1攻撃を計6回(2インパルス分)実施する。ステップロス多発。それでもノボロシスクのソ連軍守備隊は少しずつ消耗していく。
同じ頃、装甲兵力主力をグロズヌィ(Grozny 2819)方面へ移動させる。

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9Turn

ノボロシスク陥落。実際にはソ連軍が消耗に耐えかねてノボロシスクを放棄したのが実情。
グロズヌィ方面では、装甲部隊がBaksan川を渡河。Natchik(2724)の背後に回り込む。Natchik占領。

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10Turn

グロズヌィ方面では、テレク川(Terek R.)渡河。グロズヌィに向けた最後の攻勢を進める。

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11Turn

悪天候。このTURNは大きな動きを行わず補充優先で部隊の回復に努める。装甲2ステップを一気に回復させた。ヒトラー総統さまさまである。
黒海沿岸は少しづつ前進。

12Turn

イメージ 22またもや悪天候。グロズヌィ方面では、ジョージア軍事高速道路入口であるOrdzhonikidze(2921)に向けた攻撃を開始する。Ordzhonikidze攻撃の起点となるBeslam(2822)を装甲攻撃により占領した。
黒海沿岸では相変わらず1-1の低比率攻撃は続いている。ツァプセまであと2ヘクス。

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13Turn

またもや悪天候。グロズヌィ方面では、攻撃目標をOrdzhonikidzeからグロズヌィ方に切り替えて乾坤一擲の4-1攻撃を行う。リヒトホーフェン第8航空軍団を継ぎ込んで6-1にしてA1/D1の結果を得たが、死守に成功されて突破できず。この時点で勝負ついた感あり。

14Turn

イメージ 23またもや悪天候。4Turn連続悪天候ではどうしようもない(ちなみに悪天候になる確率は1/3)。この時点でグロズヌイ陥落の可能性が消えたので勝利の目は消えた。ツァプセも無理。この時点で枢軸側勝利の可能性がなくなったのでゲーム終了となった。

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結果

イメージ 24枢軸軍の獲得したVPは14VPで、勝利ラインである18VPには4VP足らなかった。あと獲得の可能性があった場所としては、グロズヌィ(3VP)、ツァプセ(2VP)、Ordzhonikidze(1VP)で、グロズヌィを含めて2個所占領する必要があった。グロズヌィだけなら(確率的には十分とは言えないにしても)陥落させる可能性はあったが、2個所とすれば結構厳しい。そう考えると、今回争点にはならなかった場所にも目を向ける必要があった。候補としてはElista(1522)。枢軸軍としては主攻撃軸から外れるので部隊を分派させたくない気持ちで無視してきたが、逆にElista方面から出撃してくるソ連軍騎兵部隊がしばしば枢軸軍主補給線を脅かしてきて、それに対する警戒部隊を数部隊配置せざるを得なかったのが実情。警戒部隊を配置するぐらいなら、それをElista攻略に向けておけばよかったと後悔した次第である。

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イメージ 20今回の反省点は前半戦の攻め口にもう少し上手な攻め方があったのではなかったか、という点。久しぶりのゲームなのでかなり不効率な攻撃であった点は否めない。マイコプ陥落第3Turn、クラスノドノール陥落第4Turn、タマン陥落第6Turn。このあたりまでが前半戦だが、クラスノドノールは出目によってはもっと苦戦した可能性があるし、タマンも含めて1Turn程度遅れる可能性があった。そうなれば全体スケジュールはもっと遅れ、場合によってはサドンデス負けを食らった可能性すら否定できない。

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イメージ 19対戦相手の守り方は見事だったが、それでも初期には兵力不足であったため攻め口はあったかもしれない。後で記録写真を見直してみたが、初期はグロズヌィ方面は手薄であり、突け入る隙はあったように思う。こちらは装甲部隊の転進が遅きに失した感がある。クラスドノールを陥落させた後は、この後は歩兵に任せ、主力の装甲部隊をグロズヌィ方面に回すべきだったのかもしれない。
いずれにしても兵力配分に戦略眼を欠いていた事、そのために無駄な動きが多かったことは否めない。戦略方針を明確化し、再度挑戦してみたい。

プレイ時間は6~7時間程度であった。対戦相手の方は慣れていたのでサクサク進み、下名が長考して時間を取ってしまった。熟練者同士ならもっとスピードアップの可能性があるが、逆に不慣れな者同士ならもっと時間がかかっただろう。ただ6~7時間というのは概ね妥当な数値ではないかと思う。

ゲームバランスについては、負けた側が偉そうなことは言えないが、それなりに良好ではないかと思った。グロズヌィが陥落するかどうかがキーになるが、枢軸軍が早い間にグロズヌィ方面に手を出しておけば、これを陥落させることは必ずしも不可能ではない。あるいは黒海沿岸で攻勢を取り、ツァプセからソチ(Sochi 2735)、スフミ(Sukhumi 3032)といったラインも可能性がある。先に書いたElistaも有効。いずれにしてもある程度慣れたプレイヤー同士なら最終TURNまで勝敗の決着がつかず、スリリングな展開が楽しめる好ゲームだと感じた。

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テーマがマイナーなだけにプレイされる機会が必ずしも多いとは言えない作品だが、1日あれば楽にキャンペーンを終えられる手軽さや駒数の少なさ、機動戦から山岳戦、要塞戦と様々な局面が楽しめるプレイバリュー等、見所の多い作品である。