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戦うコンピュータ-軍事分野で進行中のIT革命とRMA

井上孝司 毎日コミュニケーションズ

軍事分野におけるコンピュータ化の推移について概説した著作である。当初はミサイル誘導や射撃指揮システムの一部として利用が始まった軍事分野のコンピュータ化が、単なるセンサーシステム、ウェポンシステムの一部といった枠組みを超えて軍隊そのものをネットワーク化する所まで発展してきている。本書はそのような流れに沿って軍事分野におけるIT革命の進行をわかりやすく紹介している。一般の読者にもわかりやすく読めるようにという配慮からか、文体は平易、過度に専門化することなく、一般的な言い回しを多用している。そのために読みやすく理解しやすい反面、専門的な見地からはやや突っ込みが足りないかな、と感じる部分もなきにしもあらず。特にRMAの進行が軍事作戦をどのように変えていくかについては、もう少し詳しい説明があっても良かったかもしれない。
ともあれ、軍事分野におけるIT革命の進行についてわかりやすく技術している点は評価したい。

お奨め度★★★