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前回までのあらすじ
-->16-17日
-->18-19日
-->20-21日

22AM

A.German Turn

ガス欠は総統警護旅団、総統擲弾兵旅団、第2SS装甲師団、第9SS装甲師団の各部隊である。先に折角敵中突破を成し遂げた総統擲弾兵旅団(Fuh Gr)のカンフグルッペがガス欠になったのは痛い。

イメージ 12ドイツ軍としては難しい局面になってきた。南から攻め上がってくるパットン第3軍を無視する訳にはいかない。かといって現在進めているミューズ川へ向けた突破作戦を止める訳にもいかない。独軍は、戦線左翼を守る第7軍の歩兵部隊をパットン第3軍迎撃に向かわせると共に、戦車教導師団の一部、第519、521重駆逐戦車大隊(いずれも3-2-5[5d])を同じ任務のために南下させる。その後方からは第506重戦車大隊(8-4-5[5])、第653重駆逐戦車大隊(4-2-5[6d])も南下させた。

イメージ 13戦線右翼のユイ(Huy W1835)を守るパイパー戦闘団は、後方連絡線を確保するため連絡線を脅威する米第7機甲師団所属のR戦闘団(5-4-6[3])を第3装甲擲弾兵師団と共同で攻撃した。しかしR戦闘団の奮戦によって突破はならず。
その左翼では、シネイ(Ciney W2226)に向けて第12SS装甲師団と第1SS装甲師団が攻撃を加えた。一部で突破に成功したものの、シネイに取りつくには至らず。
マルシュ(Marche-en-Famenne W1522)に対しては、ガス欠にもめげず第2SS装甲師団と第3装甲擲弾兵師団が攻撃を加えたものの、こちらも米軍の激しい抵抗に阻まれて前線できず。その西方で第2装甲師団と戦車教導師団の混成部隊が戦線左翼に小さな突破口を穿った。

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B.Allied Turn

イメージ 4イメージ 14いよいよパットン第3軍による反撃が本格化してきた。先に登場してきた第4機甲師団に加えて、このTurn、3個歩兵師団(第5、第28、第80)が登場し、さらに複数の独立戦車部隊が登場する。これらの戦力を合わせて計4個師団の兵力に膨れ上がったパットン第3軍が独軍戦線の南翼を食い破る。
まず第4機甲師団主力と第80歩兵師団の一部が3101の突破地点を守る独第212歩兵師団の第423歩兵連隊(4-5-3)を包囲攻撃した。圧倒的な兵力差により独軍は壊滅する。さらにその東、Sauelの突破点を守る独第212歩兵師団のFusiiler歩兵大隊(2-2-3)を、第80歩兵師団の2個連隊と2個戦車大隊(第702、第735)が攻撃し、兵力に勝る米軍部隊が独軍戦線を突破した。このようにして2ヶ所で突破口を穿った米軍は、マップ南端からの進撃を開始していた。

イメージ 15第3軍の登場によって勢いを得た米軍は、他の戦線でも攻勢を強化する。まずユイを包囲する米軍は、新着の第3機甲師団A戦闘団(CCA 9-6-6[3])を主力とした部隊でユイに籠る独パイパー戦闘団を攻撃する。米軍部隊はパイパー戦闘団に損害を強いることには成功したものの、これを叩き出すには至らなかった。
それでもユイに通じる連絡線を攻撃した米第3機甲師団、第7機甲師団を主力とする部隊は、連絡線を守る独軍を撃破し、ユイへの連絡線を遮断した。

イメージ 16ロシュフォール周辺では、戦線後方に突出してきた独軍部隊に対して米軍が反撃を実施。第10機甲師団のB戦闘団(CCB 9-6-6[3])と第9機甲師団のA戦闘団(CCA 5-4-6[3])が、独総統護衛旅団所属の第101戦車大隊(6-4-6[4]、5号戦車装備)を包囲攻撃した。退路を断たれた第101戦車大隊は壊滅。米軍は戦線後方に入り込んだ敵を排除した。

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22PM

A.German Turn

イメージ 17運命の女神が独軍に少しだけウィンクした。このTURN、ガス欠なし。独軍はその幸運を活かすべく、ミューズ川戦線で大攻勢を仕掛ける。まず右翼の焦点のなっているユイに向けて連絡線を解放すべく第116装甲師団、第3装甲擲弾兵師団が米第3機甲師団、第7機甲師団に猛攻を加える。その攻撃は一部で成果を上げたものの、全般には低調に終わった。このTURN終了時にはユイ及びその周辺の独軍部隊がいずれも補給切れに陥ってしまう。

イメージ 18マルシュからロシュフォールにかけての中央戦線では、マルシュとロシュフォールに対する正面攻撃がいずれも失敗に終わった。ロシュフォールの南、アン・シュル・レス(Han-sur-Lesse W2018)付近では、戦車教導師団と総統警護旅団の混成部隊が米軍を撃破し、ロシュフォールへの進撃路を確保した。

パットン第3軍阻止には、第7軍の歩兵師団と新着の第9装甲師団、独立重戦車大隊、そして第9SS装甲師団を向かわせる。

B.Allied Turn

イメージ 20北部戦線、ユイを巡る攻防戦では連合軍がパイパー戦闘団に止めを刺すべく猛攻を仕掛ける。しかし出目に恵まれず攻撃は失敗。ユイは陥落直前の状況になりながらもなんとか持ちこたえている。
その南方では米第3、第7機甲師団が脆弱な88mm高射砲大隊(1-2-5[4])を撃破し戦線を突破。ユイ西方に展開中の独第116装甲師団、第1SS装甲師団、第3装甲擲弾兵師団の背後を遮断した。

イメージ 19中央戦線では、マルシュに米第82空挺師団の第504降下連隊(4-6-3)だけを残し、残りは後方に下がっていった。ロシュフォールには第82空挺師団の第508降下連隊を入れて守りを固める。その他は、戦線後方に回り込んだ独軍部隊の掃除と突出部の撃破を行う。一連の戦闘で独第18歩兵師団所属の第244突撃砲大隊(3-2-6[3d])が大損害を受けて後退。総統護衛旅団の第99自動車歩兵連隊(2-3-6)が壊滅した。

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イメージ 6パットン第3軍は4箇所で攻撃を仕掛けて突破口啓開を狙ったが、いずれも独軍の激しい抵抗に阻まれて目的を達せず。独軍の反撃により駆逐戦車大隊1個を失った。それでも夜間移動を利用して第4機甲師団がメルシュ(Mersch E2102)を奪回した。


23AM

A.German Turn

イメージ 7このTURN、天候が晴れ渡った。恐怖のヤーボ表が適用となる。これは独軍が攻撃する際、ダイスを振って1~3の場合1~3シフト不利なシフトが発生する。例えば4-1で万全を期した攻撃であっても、ヤーボ表で1を出されたら一気に1-1まで下がってしまう。元々高オッズの立ち難いゲームなので、ヤーボ表の影響は大きい。
ヤーボ表の恐怖にも関わらず独軍は勇敢にも攻撃を敢行する。このTURNのガス欠は総統警護旅団と総統護衛旅団、それに第1SS装甲師団である。残った部隊は果敢に攻撃を敢行した。

イメージ 21包囲されたユイに対する救援は半ば諦めた独軍は、ユイを精鋭部隊による死守に期待することにする。それに代わって独軍が目指したのはシネイである。そしてシネイに至る連絡線上に立ちはだかる米軍の撃破だ。
シネイを目指したのは第12SS装甲師団と第116装甲師団の混成部隊である。シネイを守る米軍は、第28歩兵師団「キーストン」の2個歩兵大隊の他、第14騎兵戦闘グループ(3-2-7)と第7機甲師団所属の駆逐戦車大隊(3-2-6[3d])である。戦闘の結果は痛み分けに終わり、独軍の駆逐戦車大隊(3-2-6[4d])と米歩兵大隊が共に失われた。
その後方、シネイから東へ向かう道路上では第9SS装甲師団、第12SS装甲師団、第116装甲師団、第150装甲旅団(6-5-6[3])等が米第3、第7機甲師団を攻撃する。ヤーボの脅威にも関わらず攻撃の大半が成功し、独軍はシネイに向かう連絡線を回復した。

中央戦線では、マルシュ、ロシュフォールの両拠点に対する総攻撃を実施した。しかしこちらはヤーボの反撃により攻撃は頓挫。両拠点とも米空挺部隊がガッチリと保持し続けている。

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イメージ 22パットン第3軍正面では、独第9装甲師団が到着。パットン軍の先鋒たる第4機甲師団と激しい戦いを演じる。両者一歩も引かない戦いが続く。その他、後続の独第15装甲擲弾兵師団もパットン軍阻止に向かい、6号重戦車を装備した第301重戦車大隊(4-2-5[5])、同2型装備の第506重戦車大隊、6号重駆逐戦車装備の第653重駆逐戦車大隊、5号駆逐戦車装備の第519、第521重駆逐戦車大隊等も続々と戦場に到着しつつあった。
パットン軍阻止に一定の目途を付けた独軍は第9SS装甲師団の南進を撤回。第9SS装甲師団は当初の予定通り全力でミューズ川戦線に向かうこととなった。

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B.Allied Turn

イメージ 23米軍がユイ奪回に成功した。新たに増援で米第2機甲師団の3個戦闘団が登場。その内のB戦闘団(CCB 9-6-6[3])を主力とする部隊が、ユイに籠るドイツ残存部隊と掃討した。最後まで残っていたのはパイパー戦闘団の装甲偵察大隊(3-2-7)と第3装甲擲弾兵師団の第103突撃砲大隊(3-2-6[3d])で、彼らは最後まで奮戦した後、壊滅した。
シネイ付近では、パイパー戦闘団の生き残りである装甲擲弾兵連隊(5-5-6)が守るアモワ(Hamois W2127)に対して、新着の第75歩兵師団が、航空機と駆逐戦車大隊の支援を受けて攻撃を実施した。彼らはパイパー戦闘団を撃破して東進し、シネイ東方のドイツ軍スタックを包囲した。

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イメージ 24パットン第3軍はメルシュから攻勢を開始した第4機甲師団が、砲兵2個の支援を受けて独第9装甲師団の第10装甲擲弾兵連隊(5-5-6)を撃破。そのまま戦線後方になだれ込み、ラロシェット(Larochette E1804)付近まで進出。独砲兵部隊を撃破した。しかし後が続かず第4機甲師団は敵中に孤立。補給を断たれてしまう。

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