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K2とは、カラコルム山脈に聳える標高8611mの山で、その高さはエベレストに続いて世界第2位、登頂の困難さではエベレストを凌いで「世界で最も登頂困難な山」と言われています。

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今回紹介する「K2」は、そのK2登頂を目指す登山パーティによる登頂合戦をモチーフにしたパーティゲームです。
プレイヤーは1~5名。プレイ時間は人数にもよりますが、30分~2時間弱といった所でしょう。1Turnは実際の1日に相当します。マップはポイント・トウ・ポイント形式です。

プレイの手順は至って簡単。プレイヤーは6枚のアクションカードを引き、そのうちの3枚をプロットします。カードには移動系と回復系の2種類があり、移動系を使って山を上り下りし、回復系を使って体力を回復させていきます。地形によって移動コストと体力コストが異なっており、当然ながら標高が高い所の方が両方とも高くなっています(それだけリスクが大きいということ)。

これだけなら、単にカードの引きを競うだけのランダムゲームに過ぎないのですが、面白いのはリスクチットとスタック制限、それに天候の影響です。リスクチットとは、そのTurnに一番大きい移動力消費を宣言したプレイヤーに課せられるペナルティのこと。単にカードの能力が若干下がるだけなのですが、ここで緻密な計画が瓦解してしまうこともあるので面白い。かと思えば、最高コストを宣言したプレイヤーが2人以上居たらリスクは回避できるので、リスク覚悟で大移動を宣言した時に思わずリスクに遭遇しないで済むこともあったりします。

スタック制限はマップ上のスペース毎に指定されていますが、標高が上がるにつれて厳しくなるように設定されており、山頂付近ではスタック制限1名です。従って山頂付近で自陣営のパーティが粘っていると、他チームのパーティはいつまで経っても山頂に立てません。また山頂に立っていざ下山の段になって、最終キャンプ地を見ると、すでにそこには後続のプレイヤーがキャンプを張っていたためキャンプに戻れなくなり、そのままあえなく遭難・・・・、という喜悲劇も発生します。

天候は体力消費と移動力コストの増大で表現されています。天気予報によって向こう4~6日間の天気はわかっています。また天候の影響は特定の高度帯だけが影響を受けるので、例えば悪天候が来る前に一気に標高を稼いでおくとか、あるいは嵐が収まるまで比較的安全な低標高域に留まるのか、プレイヤーの性格が見えてきて面白い所です。

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今回早速5名でプレイしてみました。ルールをさっとインストして、では早速プレイ。嵐を前にして標高を一気に稼ぐプレイヤー。2名が常に仲良く一緒に登っていくパーティ等様々です。結果は、プレイヤー5名、登山家10名のうち、登頂に成功したのは計5名。そのうち登山家1名(w登山チーム)の登山家は、帰路悪天候に巻き込まれて遭難し、あえない最期を遂げました。もりつち登山隊は1名が登頂に成功。もう1名も8000m地点までは到達できました。合計得点18点で5名中2位。悪天候を物ともせず(あるいは悪天候の来る前に標高を稼いだ)K登山隊が見事2名登頂を果たして堂々1位となりました。悔しいです。冬山登山では見ておれ、で、ございます。

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見事に登頂を果たした緑チームのパーティ。しかしその直後に悲劇が・・・。

K2は難易度に応じて夏山と冬山の2種類があります。今回は比較的難易度の低い夏山でチャレンジしました。冬山だと地形コストや体力消費、さらには悪天候の影響が厳しくなり、登頂がより困難になることが予想されます。次回は冬山にも挑戦してみたいです。

ウォーゲームとはやや趣が異なりますが、3~5人程度で手軽に楽しめ、皆でワイワイやりながらプレイできるゲームだと思いました。